企画意図に興味惹かれてしまった。作品の出来には期待せず。
精神科医で俳優としても活動する楠部知子が、自身のがん闘病体験を通して「前向きに生きることの大切さを伝えたい」との想いから企画・製作を手がけた。
劇場公開に漕ぎ着けるにも、大変なので。
関心無いテーマで映画作って、
その上、
映画館に大規模なダメージ与えるような事は、
避けて貰いたい。
そういう人には、
社会や映画産業を憂わなくていいから、
己の才能の枯渇に意識を向けて欲しい。
そこで、
カンヌ酷評と、巷で話題の是枝監督よりも、
本作を応援したい。
巨匠には、興味無い題材選ぶくらいなら、
自ら経済的リスクを取ってのプロデュースや、
後進の指導に、
舵を切って頂きたい。
「万引き家族」でピーク迎えた後、
刺激受けようとコラボ様々試したけれど、、
もう情熱も無いんだよ。きっと。
情熱だけは有りそうな手弁当を選び、
日本列島を台風直撃の水曜の昼、シネマ・ロサへ。
小雨を見計らって出掛けたところ、早すぎ、
ファミレスの日替わりランチで、時間潰して丁度良い。
《 開演 》
※ネタバレは、きっとしてないはずです。
マジか!! それは無いでしょう。
がん闘病がメインじゃないのかよ。。。
途中、そう気付いて、退席しようかと思いましたが、
止んでから帰宅したかったので、最後まで観てしまいました。
シネスコの映像は丁寧に作られ、
松本動監督は抜かり無く。それが逆に悔しい。
↑シネマ・ロサで掛かっていたが、タイミング逃した。
演技は、端から目を瞑るつもりでしたが、
父役の上杉逸平さん孤軍奮闘。
ちょっと惜しい。
そんなことよりも、
アラサー主人公の物語がメインで、がん患者の話は付け合せ。
主役兼共同プロデュースのドラマがハンバーグなら、
目当ての題材は、じゃがいも人参ブロッコリー。
もし人情物として完成度高めるなら、
親子の問題にフォーカスして、がん設定がノイズなくらい。
それでいいのか? 制作の想いは何処へ。。
まあ、
トリッキーな脚本、撮り方もして、
主役が高校の制服姿とシュールも描いたり、
笑わそうとしてるのか、
真面目なのか、
判断に困ったりもしたのですが、
そんなことより、この企画意図で、
がん闘病のドラマが添え物とは、奇抜過ぎます。
唖然としました。
がん闘病ドキュメンタリも既に公開され、
「ケアを紡いで」
名作の誉れ高き創作も、在るとは言え、、
もっとドキュメンタリ寄りに、
実際の闘病のケースを忠実に模してゆけば充分のはず。
あの脚本で良しとした経緯が謎過ぎます。
作ってる間に、あさっての方向で情熱が結実してしまったのか。
これでは、
迷走した大規模公開作品を観るのと一緒じゃん!!
そぼ降るターミナルをトボトボと後にしました。
(映像が、とにかく端正なので、不快ではないのですが)
今年は、作り手の情熱や企画意図を計りかねる事、しばしば。
「ブゴニア」はランティモス監督の資金繰りの為か?
「恋愛裁判」は深田監督はカンヌ挑戦用の予算確保?
そろそろ、報われて欲しい。
残念。
私は、是枝作品をもう観る気は無いですけれど、
興味の無いテーマを選ぶのは、いくら何でも不可思議です。
そこで、
本作から、がん治療やターミナルケアを話題にしても仕方無いし、
残りのスペースでは、
話題作を例に、
作り手の情熱やテーマ設定について、考えてみたい。
私の目からは、的外れと思える批判はスルーし、
酷評に対し、監督を擁護してみます。
1.酷評は妥当か?(ちょっとネタバレかも)
2.近未来が描けない理由 予算のせいではない
3.情熱が無い事も認めましょうよ
1.酷評は妥当か?(ちょっとネタバレかも)
youtube中心に探したのですが、
案件と思われるものは、千鳥大悟の擁護に躍起。
yahooの書きぶりでは、さもありなん。
「ゴッドタン」にノブが頻繁に出演していた頃から、
相方の役者としての活躍を、私は知ってましたので、
実力発揮しても驚きは無く。
今さらの褒めは、逆に奇異に感じましたが。
”彼が戦犯は濡れ衣”と、主張する理由は想像できます。
コチラ↓忖度無し、妥当な評価と思われ。
政治の暗躍は有れど、
カンヌ最終選考に残るのは、力作揃いでしょう。
単に、その中では、見劣りするという事。
特別、酷評された訳でも無いでしょう。
ピノキオ以来、散々コスられた題材で、
アトム最終回のエコ風味添えのストーリーラインで、
それ相応に突出した魅力無ければ、
人間ドラマとしても評価されるのは、困難でしょう。
高評価の感想でも、
既存に対し抜きん出た魅力を語るものは、見つけられませんでした。
普通の作品なので、候補作の中で見劣りしてしまっただけ、
”酷評”は、yohoo記事の煽り。
それだけのこと。
2.近未来が描けない理由 予算のせいではない
監督というより、どちらかと言えば、”邦画は~”への反駁ですけどね。
例えば、
山崎貴に潤沢な予算与え、「PLUTO」作らせたら、
観客を納得させる近未来描くと、私は信じます。
カンヌ候補作で、
ヒューマノイドが量産される近未来を描けないのは、別の理由です。
松本大洋に魚眼レンズの絵が見えてるのと逆で、
是枝裕和にその近未来が想像出来ないからです。
イメージ出来ないものは可視化出来ない。
それだけのこと。
監督による、
AIがシンギュラリティ迎えた近未来へ予見、
納得出来る発言が有りましたか?
そこまで興味無い対象に、人間は想像力が及びません。
阿部監督の娘さん批判と同程度の関心としか、私には見えません。
勝手な想像ですけど、
出資者からタイムリーに、このテーマ持ち込まれたと思うんですよ。
別に悪い事じゃない。
家族が得意な脚本に、
フォーマットは幸いにも、
スピルバーグもエドワード・ヤンも、既に用意してくれて、
それに乗っただけ。
別に悪い事じゃない。
ただ、是枝監督は、
手塚治虫とも、リドリー・スコットとも、別人。
それは承知の上で、
数多の名作を連想せず、
映画祭の候補作と比較すること無く、
人間ドラマが魅力的なら、褒めたらいいし、
陳腐なら、不評で良いじゃないですか。
わたしゃ、観ませんけど。
それだけの事ですよ。
ネット記事に踊ること不要。
3.情熱が無い事も認めましょうよ
映画制作は、
情熱も無く、映画館に迷惑掛けてまでヤることじゃない。
それだけ。
言い訳無用。
キンコン西野は懲りて、
西野村の劇場を建て、
そこで手作りの作品を、上映することでしょう。
それなら、価値の有る教訓ですよ。
クリエータ憧れを捨て、得意のプロデュースに徹するなら善し。
それでも、承認欲求が満たされないなら、
パフォーマーとして前面に立てば、良いだけ。
是枝監督も、
身銭を切ってのプロデュース業や、
後進の育成に、
シフトチェンジすべき時期で、
今回の上映期間が終われば、自覚するかと。
お役御免に、気付いた作品と思われます。
私たち40・50代こそ「自分は何もできない」と知るべき理由
自分の世界を広げるには、自分が無力であることを身をもって知ることが大事なのではないだろうか?
-中略-
「自分って無力だなって思いました。だから楽しい」その言葉で私は思い出した。始めたときに同じことを思ったと。
40代になるとそれなりの経験も自負もあって、積み上げてきたものが自分を支えている。得意な分野には少なからず自信もある。若い人に説いて聞かせるくらいの人生訓めいたものもあるかもしれない。実際にそれらを言うかどうかは別にしても「自分は〇〇だ」くらいはあるだろう。
実のところ、その考えが自分の世界を狭めている、それに気づかない。43歳までの私はそうだった。何かができている気になっていた。
同意同感。身につまされます。
そんな年頃は、
なおさら、
自らの体験と知見を元に、
がん治療の内容を期待していたのですけどね。
デキは、不細工でも全然構わないのに、
情熱の所在が見つけられない結果となりました。
当時の高校生も、今では立派なママさんに。
グルーブ生まない無機質で均一なリズムが、日本語ラップの唯一無二。
渋谷系から時代が2周して、世界的に再評価受ける。
Cool! カバーするなら斯く在りたい。
散々コスられを引っ張り出すなら、それなりに新機軸は必要なのですね。
2026.06.03 23:00現在
AIバブル到来。ただついて行く。
