最新の世論調査では、離脱派優勢という英国。
ポンド捨てない限り、国民レベルではEUのメリット実感できないかも。
リスク回避に反転しないで、勢いづくかもなぁ。。
キャメロン首相慌ててますね。2週間前の世論調査でこれでは。
離脱派が残留派を大きく上回る 06/12 06:53
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00327399.html
まさか負けはしないだろうと思ってたんじゃないでしょうか。
私もそう思ってました。FXな方々はしばらく眠れませんね。
イギリスの説明は笠原敏彦さんに聞く。基本からおさらい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48655?page=2
ポーランドやルーマニアなどEU域内からイギリスへの移民は、
2004年~2015年までの11年間で100万人から300万人へと3倍に増えた。
EUには国境を越えた自由移動の原則があるから、
イギリスはこうした欧州移民を制限することができない。
そして、欧州移民は自国民と平等に扱う義務がある。
だから、移民と雇用や公共住宅の確保などで競合する労働者、低所得者階層を中心に、
イギリスでは急速に反EU感情が高まってきたのである。
ま、負担が重いわりにメリット実感が無い。
金融の中心地としての地位とか、
EUの玄関口としての投資とか、
自由貿易とか言われても。
ドイツのような一強多弱構造しかメリットないかな。国民実感としては。
強くても、安い労働力と安い通貨という。
イギリスの場合、ポンド持ってるうちは、
メリット感じられないんじゃないかな。
でも、そこまでEUに与することは、心理的にないだろうな。
笠原先生曰く。
欧州統合の本質は、二度と戦争を繰り返さないという不戦の理念から生まれた政治的プロジェクトである。
その根幹にあるのは「主権国家は問題の解決に失敗した」という反省だ。
一方で、イギリスにとって二つの大戦は売られた戦争であり、
「正しい戦争」に勝利して欧州を救ったことへのプライドはあっても、負い目などない。
1973年にEC(欧州共同体、EUの前身)に途中参加したイギリスにとって、
統合は経済的なメリットを得るためのプロジェクトでしかない。
で、ガス抜きのつもりで採用した国民投票だったそうだ、
キャメロン首相の国民投票実施の決断には、
事態がコントロール不能になる前に反欧州感情のガス抜きを図り、
保守党内の欧州懐疑派と国内ポピュリズムの増殖の芽を摘むという狙いがあったのである。
そこに、シリア難民とパナマ文書が直撃ですか。
イギリス政府関係者はこれまで「有権者はEU問題を感情的に考えていても、投票では現実主義的になり残留を選ぶだろう」と異口同音に話していたが、
世論調査の結果を見る限り、全く予断を許さない情勢となっている。
投票日までに大規模テロや難民危機が再燃すれば、有権者が一気に離脱に傾く可能性も排除されない。
経済的損失はいかほど。それと日本。
一概には、言えないのか、、
著名な実業家のジェームズ・ダイソン氏、イギリスのEU離脱に賛成の意見表明
http://business.newsln.jp/news/201606111605220000.html
イギリスはEUに残留したよりも離脱した方が多くの雇用を創出することができると述べ、
現状のままEUに残留を続けた場合には、
域内貿易における貿易赤字が更に拡大することでイギリス経済にとってはマイナス効果を与えることになるだろうとした。
うーん、そう単純ではないらしい。
ま、日本はそれなりに影響必至っぽいけど。
EU離脱? どうなる日本企業
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0530.html
財務省と日銀によりますと、2014年末時点の日本からイギリスへの対外直接投資の残高は9兆2626億円で、
アメリカ、中国、オランダに次ぐ4番目となっています。
業種別でみますと、金融・保険業による投資が全体の3分の1を占めていますが、
最近では高速鉄道や原子力発電などインフラ関連の投資も増えています。
この結果、去年(2015年)1年間に限れば、対外投資額は2兆1351億円で、
前の年(8121億円)の2.6倍です。中国を上回り、日本にとってイギリスはアメリカに次ぐ2番目の投資先なのです。
大手メーカーへの影響厳しいという指摘ですね。
仮に、イギリスがEUから離脱することになれば、
短期的にはイギリスで通貨安や株安の進行、それに成長率の鈍化などが懸念され、
こうした悪影響がヨーロッパ経済、あるいは世界経済に波及する可能性がある。
日本では円高や株安が進む懸念もある。
ま、円高株安は必至でしょう。
しばらく、FXな方も眠れませんね。
離脱してもイギリスうまく立ち回るかも、ユーロ売られ、円買われ。
まったく見通し立ちませんが、個人的な予想敢えて書いてみます。
残留派が勝利したスコットランドとの違い
http://toyokeizai.net/articles/-/106232?page=2
(1)既に英国は独自の通貨を採用している、
(2)域内での査証なし渡航を認めるシェンゲン協定を締結していない、
(3)スイスやノルウェーなどのように他のEU諸国との間で自由貿易協定を結び、関税面でのメリットを享受し続ける可能性が高い、
(4)金融業の国外移転が懸念されるが、EU内にシティに代わるだけの金融センターがない
ことなどを理由に、離脱後もこれまでと同等の経済的な地位やメリットを享受できる可能性がある。
これに乗るかな。ボクは。
投票間近になれば、現実的にリスク回避に動くという説にやや懐疑的です。
EUの方がダメージ大きくて、日本もまた打撃受けそう。
ポジション持つならポンドやユーロの売りに賭けたいですね。むしろユーロ売りでしょうか。
株でも売りでしょうね。持つなら。
ロスカットラインは無論ちゃんと設定して。
まあ、当日は寝れないでしょうね持ってたら。
とにかく、買いをやるなら、
6月は見送ってもいいんじゃね。落ち着くまで。
ユーロ使わずにEUに留まるのいずれ無理筋ですもの。つまみ食いは不可能。
混乱は大きいかもしれませんが、島国にとっては、いい潮時かもしれません。
日本では、影響の大きさに比べ、関心が低いようなので、
引用ばかりの記事ですが、書いてみました。
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