月別アーカイブ: 2023年7月

二周目「君たちはどう生きるか」客観的に見て対象年齢8歳→18歳くらいのリテラシー要。岡田斗司夫は視聴者迎合過ぎ、若い内に刺激受けないと手遅れ。「見取り図じゃん」きたがわ翔回の言う通り。絶望を越えて創造する人間讃歌を持てる気がしない私。

二周目は感情移入を抑えて、アニメ制作寄りの視点強めで観ることにした。 「見取り図じゃん」きたがわ翔回の影響かもしれない。 子供にも分かる大衆娯楽と、それ以外の違いはもうちょっと整理したい。     岡田斗司夫は再生数に忖度し過ぎで、 ドストエフスキー的知性必要な作品鑑賞は、脳の柔らかい内でないと、 手遅れだと思う。感動は多感なうちにしておくもの。    大衆娯楽は大衆のモノでも、そうでないなら大衆のモノでない。  他人のものを自分のモノ … 続きを読む

カテゴリー: 書評、映画評など | コメントする

普通に良作「君たちはどう生きるか」宮崎駿の魂に震えて泣いた。この程度で分からないとか騒ぐなら想像の余地を残す作品の鑑賞はムリ。一生、流動食だけ飲んでいればいい。

絶賛って程でもないけど、とても爽やかな良作。 説教でなく、肩の力が抜けた巨匠からの次世代へのエール。   退屈はなく、上品な満足は広がる。 スーラの点描みたい。 勧善懲悪とも違う、こんな優しい味わいを提供する人だったんだ。 つい、癒やされてしまう。 アメリカンな味覚だと味わえないかもしれない。 オレは毎食マクドナルドはキツいけどね。   前衛作品ではない。 昔がウェルメイドすぎるだけで、普通の表現の飛躍の範囲。    ムリにストーリーに … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | コメントする

予習「ファウスト」「8 1/2」

「君たちはどう生きるか」を観る前に若干の予習。 手塚治虫の絶筆にもなった「ファウスト」は絶対やるはず。 さらに、茶一郎さんの動画から、 監督は直前にフェリーニを観ているという情報を得た。   ファウストとグイドの共通点は女癖が悪いくせに、女性に救われるとこ。 で宮崎駿はロリかつマザコンらしいので、 まあ、女性の描き方は想像を外さないだろう。      流石に、いまからゲーテの一部二部読み直すのきついっす。 そこでファストに理解する。 現 … 続きを読む

カテゴリー: 書評、映画評など | コメントする

TVはどう死んでゆくのか 褒めねば「バカリズムと欲望喫茶」「水ダウ」。 阿刀田高「魚の小骨」教養が無いのは哀しいことか。 

ちょっと前のことですが、 「バカリズムと欲望喫茶」と「水ダウ」津軽選挙回が衝撃的でした。 褒め忘れていたので褒めます。   【バカリズムと欲望喫茶】 TVerで未公開含む完全版を無料配信中☕️ ぜひ第2弾に繋げたいのでオンエア見て下さった方もまだの方もTVerで☕️何度でも☕️#バカリズム#ロバート #秋山竜次#松本まりか#アルピー #平子祐希#勝地涼#キスマイ #玉森裕太#欲望喫茶 🍎https://t.co/LwYs … 続きを読む

カテゴリー: 書評、映画評など | コメントする

単純な話を複雑に撮る「アフターサン」前提を疑う訓練をサトマイから学ぶ

絶賛とはいかない。「アフターサン」 ”子別れ”は王道でベタ、素材のままでも感動する人はする。 ごちゃごちゃ技工を凝らす必然性が見当たらない。 もうちょっと前評判を疑えばよかったか?   わたくし達は、前提を疑わない洗脳を幼いころから受けて、 日々それが継続されている社会で生きている。 だからこそ、”ぬけがけ”の効果も大きいので、悪いことばかりでもない。 タッキーみたいに。     遅れ馳せながら、劇場で「アフターサン」観ました。 ストー … 続きを読む

カテゴリー: 書評、映画評など | コメントする

ゆるし方を間違えない「どうしても「許せない」人」。松尾潔vs山下達郎 なぜ個人事務所に留めなかったのかな?

他人のマネジメントにまで踏み込むには覚悟がいる。痛感させられます。   開き直るなら、自己保身的なことは無駄に言わなきゃいいのに。  性被害の実態を自分で特定できないので言及しない。  個人的に恩義があるので関係は何があっても切らない。  松尾氏とはスタンスが違うため契約終了と社長から報告受け了承。 だけの方が良かったんじゃないかな。   ”罪人だったとしても身内は庇う”という態度だけ表明しておけばよかったのに。 結果、 ジャニーズにそ … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | コメントする

無関心の肯定イルセ・サン「身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち」浅井リョウ「正欲」は逆「怪物」的意欲作。生きづらいソサイエティとコミュニティの居場所を描く、映画化は難度高そう。しがらみから解かれるyoutuber渡部健、TKO木本。「少女は卒業しない」もついでに。

高い技術に、技術だけでない本人の強さって大事。 TVに出れなくなったyoutuberにそれを発見。 しがらみ無い方が生き生きしてる。   無関心の肯定が痛快、この閉塞空間に生きて。 「怪物」も意欲作なんですが、少し前の話題作「正欲」はカンヌ脚本賞と真逆。 読後感も爽やかな良作で、その意欲は買い。構成も巧いのにテーマ性強い。 弱点も目立つけど、それもまた良しという気になります。 映画は今週公開で、説明セリフ合戦にならないか、期待より心配が … 続きを読む

カテゴリー: 書評、映画評など | コメントする