月別アーカイブ: 2025年8月

中国大河「さらば、わが愛/覇王別姫」を「国宝」批判に使わず。文革への怨念の結実と知る「 私の紅衛兵時代」。 項羽の運命は性格「優しすぎる店長が劉邦から学んだ人材マネジメント術」「侏儒の言葉」

「国宝」大ヒットのおかげで、八月驟雨の如き短期再上映と聞き。 4Kリマスター↑をスクリーンで鑑賞すべきと、中央をポチッと陣取る。 カンヌ最高賞と、評判良く招待されただけの違いも有り、 本作と比較して、「国宝」の評価を落とすのは、可能と思う。 が、その手段に全く同意出来ず、この目で確かめて判断することにした。         174分は全く退屈しません。身動きも憚られ、 大河ドラマはかくあるべし。とグッタリ。  京劇の演目をモチーフに、  … 続きを読む

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情熱は有るが才能は無い! 爆死アニメ「ChaO」は配信を待つ。才能は漫画からで充分。 インディは”弱者の戦略”で生きるべし。 参考 「多田翼:差別化戦略 と ニッチ戦略」 「伊藤あおい脱力系テニスの正体とは?」 

大爆死と話題のChaO、キャラデザ以外が普通過ぎて語れない↓。らしい。   映画館で予告編↓を観て、これは厳しいだろうと予想した。 理由は以下。  1.物語が致命的にダメ。キャラの感情と観客の感情の違いを知らない  2.松本大洋&「One piece 魚人島編」&「ポニョ」独自の才能が無い  3.絵に労力掛けても、演出には真剣に取り組んでなさそう    予想が当たったかどうか、気にしていた。 評価が落ち着くのを待っていたら、 もう打ち切 … 続きを読む

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ムンバイのウォン・カーウァイです「私たちが光と想うすべて」無駄な予習「真夜中のカーボーイ」、美味しい復習「南インドのイワシカレー」

今回もタイトルは英訳のまま、 カタカナでは意味不明だから、と直訳の作品。   カンヌでも、ポリコレが評価される昨今。 狙い通り、置きに行って賞獲ったのかと懸念し、 本作↓避けてました。 まだ掛かっているなら、本当に良作かもしれない。 確かに映像は美しい。 と考えを改め、ミニシアターの中央付近予約。118分。 Eより前の席を選ぶべきだった(頭が邪魔、スクリーン小)と若干後悔。 ガラガラかと思いきや、6割程度埋まってました。        … 続きを読む

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終戦80年企画「ジョニーは戦場へ行った」反戦がテーマか? 現実の恐怖は何か? 延命治療vs尊厳死「平穏死できる人、できない人」

折角の8月なので、記念の映画を観ようと探したところ、 手近なのは気乗りぜず、角川の企画を選ぶ。 「野火」は原作からして、エリートの観念的な作り話で、お話にならないと却下。 本作も、”実話を基に”とは言い難いが、反戦映画の名作として誉れ高い。 果たして反戦映画と呼んでいいのか? という懸念(後述)もあれど、 折角の機会なので鑑賞。小さいスクリーンを選んでしまった。        凄い映画でした。 世間の評では、  ”戦争の悲惨さを訴える” … 続きを読む

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難度高い「 アイム・スティル・ヒア」物語に関係なく、いつも笑顔で。自分を犠牲者にも迫害者にも救済者にも、しないポジティブ心理学を知る「人間関係逆転の法則」

原題は英語でもないのに、なんでこんなタイトルなのだろうか? 広報のヤル気を疑ってしまう。  米アカデミー賞で評価され、巡り巡って日本で漸くシブい配給が実現したから。 と、正解を予想。 ↑この配給の予告編が、作品の内容を一番良く伝えている、と今は思う。(後述)     微妙な褒め方しかされていない様子。作品の質がアレだとしても、  鬼滅の猛威が吹き荒れる夏休みならではの、逆に希少な体験かも、と予約。 南米の映画は、なかなか掛らない。   … 続きを読む

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青春映画「水の中で深呼吸」はオシャレなアート系か、竿姉妹のキラキラ若草物語か? 男前な長女に惚れてまう「ハーバード・ビジネス・レビュー 儀式の効果」

予告編↑でセンスありそうに感じた。かつ主演の顔がいい。 何とも言えない高校生の実存を感じさせる。    暫くタイミングが合わず、  日本のインディーも観てないし、オシャレ青春ものもご無沙汰。 ならばと、中央寄りの席を予約。上映時間74分。       予想とは若干違ったかな。 個人的には、これはこれで楽しめました。疑問も残りましたけどね。 映像は、  美しく、誤魔化し無し。素材を殺さない。   演者がちゃんと泳ぎ、水泳部の体つきしてる。 … 続きを読む

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緊張MAXのあるある「入国審査」スペイン新鋭の鑑賞はソロスの恩恵。竹中平蔵嫌いだった左翼は何処でグローバリズムに乗っ取られたのか?「ジョージ・ソロスにUSAIDの裏金が流れていた」

実感が無いと退屈するタイプの映画↑と想像。世間の評を見ても、やはり。 ま、私は楽しめるだろう。 スペイン新進気鋭の低予算インディーズとは貴重。 ところが、 何故か大手松竹が配給する。 しかも、 日本版の公式サイトには、 リベラル系のお馴染みの方々による、トランプ政権の不法移民政策への批判が並ぶ。 いくらなんでも、強引が過ぎねえか。 メキシコの壁に殺到する人達は、そもそも飛行機に乗らない。 ここは、丸山ゴンザレスとか高野秀行にコメント取る … 続きを読む

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