家族」カテゴリーアーカイブ

地獄は何処にでも、現代の家族の肖像「どうすればよかったか?」「悩みのるつぼ」「親といるとなぜか苦しい」「動じないで生きる」「家系図カッター」

満室をかい潜る一列目の予約を取り、 ようやくテアトル新宿で観てきました。凄いね。 映像作品として世に残すことで、我と我が家族に決着を着ける。 その静かなる気概が胸に迫ります。 家族を記録するために、早い時期に職業を選び、 カメラという距離感と客観性を手に入れて、 殺しも殺されもせず、賢明に生き延びた。    大抵の人の感想は3層あるものと思われます。 ①映画作品としての感想や評価 ②藤野家のケースに観客として問いに答える ③我が事として … 続きを読む

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専門家(を名乗る人)でもダメなアドバイスは数多く存在する。映画「どうすればよかったか?」の予習と回答。岡田斗司夫「悩みのるつぼ」

昔、宇多丸師匠が批判していた。 学生が撮った短編映画を堤幸彦監督が手直しするという企画。 たしか、  その演出は相変わらず奇を衒ったものばかりで、  むしろ劣化してるし、後付の演出が寒い。クドい。 ラジオスターはマシンガントーク全開でご立腹。 そんなんで客は喜ばない。いい加減、勘違いやめろ!と。 更に、TVドラマ「Trick」で当てた映画監督の演出への批判は続く、、  そんな、ぼんやりとした記憶が蘇る。 自己満足なのか、客目線での計算な … 続きを読む

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”努力を無駄にする” と ”無駄な努力”「あなたの性格がキャリアを台無しにする時」「自己愛性 理解と克服法」「子供がつまずかない教師の教え方 10の原理・原則」「自己愛から慈しみへ」

都知事選は現職の圧勝からの2位、3位の自滅炎上。 日経平均は4万2千円への新高値ブレイクと日銀為替介入。 個人的に痛い目に遭いながら、話題に事欠かない先週でした。   ”努力を無駄にする” と ”無駄な努力” は別ものであったと、気づきつつ、 その違いを調べ、失敗をこれからの人生に活かそうと試みる。 そんな今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。      2位でも3位では駄目な、1人を選ぶ都知事選に、 ヤル前から負けると分かっていて出 … 続きを読む

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生命の営みを描く「かぐや姫の物語」「こちらあみ子」完成度に不満あれど、ライトな肯定も心地好し。

宿命と生存戦略。ふと考えざるを得ないこともあります。 自分に適さないものは、要らない。  もっと歯を食いしばって、断ればよかった。  種が違うので、交わっても無駄だった。 宿題に取り組んで、ようやく意味が分かった今日このごろです。   今週はかつて、見逃してしまった映画を選択。 ちょっと似てる2本。どちらも丁寧に生命の営みを描いていました。 宿命がテーマの重たい作品かと思いきや、 予想よりは深くなく、ライトな生き物バンザイでした。   … 続きを読む

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恐怖演出の浅深。「女神の継承」「裁かるゝジャンヌ」 人間は本来怖い存在だから。

最近、北川先生にハマってます。 ↓今読んでます。   他者に対する恐怖心を克服したいなと、思うに至った次第。 ダメージくらう可能性はもともとある存在と関わるのだから、怖いのは当然。 ただ、怖さの正体が分析出来てないと、怖さが増幅して、パニックになってしまう。 数年前は、無能な人と関わって、慌ててしまった苦い思い出があります。    今は、  最悪の被害を想定しつつ、  呼吸を整えること。 くらいは出来るかな。 他者が怖いのは当たり前、怒 … 続きを読む

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清々しくお構いなしに生きる。「トップガン マーヴェリック」「流浪の月」ハリウッドの良いところ、邦画の良いところ。

働くとまだ、ストレスもあるようで、 水曜と休日は映画観て、サウナ入って、中華のルーティーン確立しつつあります。   流浪の月 目下、今年のマイナンバーワンです。  映像はこだわり素晴らしく、揺れながら顔面にとにかく寄る作家性。  李監督の粘着というか、フェティシズム爆発。オシャレなのに。  たぶん原作のセリフ活かしつつ、顔で演技しろと、  納得の表情が撮れるまで、妥協しない。  音楽も邪魔せず、押し付けず、オシャレな原摩利彦。    い … 続きを読む

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退屈だけど泣く映画「カモン カモン」課題の分離ができない大人と孤立無援な子供

予想どおりのA24らしい映画。完璧なキャスティングでした。 エンディングにかけては、ちょっと冗長かとも思いましたけど、 泣かせます。 子供の孤立無援に静かに寄り添おうとしてます。    主演の男の子ウディ・ノーマンも、ホアキンも、 そんなに、幸せな子供時代じゃなさそうだし、 子役は家庭環境も大変って私の偏見でしょうか。      まあ、マイク・ミルズ監督のお説教は個人的には鼻につきます。 他人のことはいいから、自分の頭のハエを追えよ。と … 続きを読む

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下馬評は信頼に足るのか? (ネタバレあり)「エターナルズ」「サイコ・ゴアマン」 鵜呑みにせず活用するのがリテラシーだけど外した結果、期待より平凡。

最近観た2作品とも、ユーザーレビューやネットの批評を元に、内容を予想。 どちらも外した。  「エターナルズ」  中間管理職の悲哀みたいな話。  「サイコ・ゴアマン」特撮オタクなのにアクションに興味なし。 事前の期待を下回ると、どうしても満足度は下がる。 期待は感情の借金で、ユーザーレビューの分析を誤った私の問題かな。   分析の答え合わせを記します。ネタバレありでゆきます。     「エターナルズ」 荘厳で、雄大な物語を期待してましたが … 続きを読む

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「かそけきサンカヨウ」水彩画のような映像と説明セリフのハイブリッド 機械のような人とアタッチメント・タイプ

ミニシアター系の映画に、その大衆性は必要か? 敢えての実験なのか、ただの妥協なのか、 私には、少し黙ってろよとセリフはノイズでした。映像だけでいい。   サンカヨウは水に触れると透明になる、6月に咲く高山植物だそうです。 清らかな背景に溶け込んでしまう、その水彩画がモチーフの原作。   映像へのこだわりは、さすが。 「愛がなんだ」の今泉監督、スクリーンで観れてよかった。 場面転換も上手い。   一方、脚本は典型的な日本映画。 セリフで説 … 続きを読む

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「ミナリ」映画は特に、楽しめるかどうか教養にも依る。

遅ればせながら、韓国初アカデミー助演賞の「ミナリ」観ました。 途中単調に感じるとこもありましたが、最後はグッと来ましたね。 人生はアウェイゲーム。でも頑張っていこう。 生まれる場所は選べなくても、死ぬ場所はせめて選びたいな私も。   キリスト教のことは、そんなに分かんなくても、異教徒でも楽しめると思うのですが、  ひどい環境のエジプトを捨て、艱難辛苦の末に、約束の地にたどり着く物語。  (それで今でも異民族、異教徒とは揉めてるのはまた別 … 続きを読む

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