投稿者「sanpome」のアーカイブ

ネタバレ全開「パワー・オブ・ザ・ドッグ」ちょっと眠くなるが見応えあり! ようこそ男の世界へ。

絶版になった原作が近年復刻され、 それを読んだジェーン・カンピオンが映画化を自ら企画。 で、復刻版の解説を書いたのが、「ブロークバック・マウンテン」の原作者だった。   この時点でどんなお話か? 「ピアノレッスン」+「ブロークバック・マウンテン」 だろうと大体想像つきます。 文句いう人は、毎度思うのだが、  ベネチア銀獅子賞で、  ジェーン・カンピオン監督脚本で、  しかもベネディクト・カンバーバッチ主演。 分かりやすい娯楽作なはず無い … 続きを読む

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「エターナルズ」アメリカ酷評でも動員まずますの理由は? アメコミvs日本漫画か、アメリカの正義vs人類愛 

アメリカの、特に批評家の酷評はさすがに不当です。 私も想像とは違いましたが、充分楽しめました。養護します。    これまでのMCU作品で、もっと問題合っても高評価だったじゃん。 ダブルスタンダードな疑念を抱くのは、私だけでしょうか?   原因は2つで、  アメコミ→日本漫画  アメリカの正義→人類愛 へのシフトだと見てます。   イスラム教圏からも、中国共産党からも上映禁止食らっても、 全ツッパなので、安全なとこから石投げてるポリコレは … 続きを読む

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下馬評は信頼に足るのか? (ネタバレあり)「エターナルズ」「サイコ・ゴアマン」 鵜呑みにせず活用するのがリテラシーだけど外した結果、期待より平凡。

最近観た2作品とも、ユーザーレビューやネットの批評を元に、内容を予想。 どちらも外した。  「エターナルズ」  中間管理職の悲哀みたいな話。  「サイコ・ゴアマン」特撮オタクなのにアクションに興味なし。 事前の期待を下回ると、どうしても満足度は下がる。 期待は感情の借金で、ユーザーレビューの分析を誤った私の問題かな。   分析の答え合わせを記します。ネタバレありでゆきます。     「エターナルズ」 荘厳で、雄大な物語を期待してましたが … 続きを読む

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「ひらいて」に充たされる。首藤凛脚本・監督の高い志と完璧なキャスト。 成長物語にみせて幸福について。

「かそけきサンカヨウ」の欲求不満をすべて「ひらいて」で解消しました。 まあ、とにかくスッキリしましたよ。 人間の心理なんて、 そんなになんでもかんでも明確に言語化出来るもんじゃない。   綿矢りさ先生の原作では、もっと明確に心理も説明されるのですが、 この原作を映画化するために生きてきたという首藤凛監督。 説明セリフはできるだけ排除し、映像で表現しています。苦心のあとが伺われます。 撮影は今泉監督御用達の岩永洋。「サマーフィルムにのって … 続きを読む

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「かそけきサンカヨウ」水彩画のような映像と説明セリフのハイブリッド 機械のような人とアタッチメント・タイプ

ミニシアター系の映画に、その大衆性は必要か? 敢えての実験なのか、ただの妥協なのか、 私には、少し黙ってろよとセリフはノイズでした。映像だけでいい。   サンカヨウは水に触れると透明になる、6月に咲く高山植物だそうです。 清らかな背景に溶け込んでしまう、その水彩画がモチーフの原作。   映像へのこだわりは、さすが。 「愛がなんだ」の今泉監督、スクリーンで観れてよかった。 場面転換も上手い。   一方、脚本は典型的な日本映画。 セリフで説 … 続きを読む

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2021秋アニメ 能力モノ3作「プラチナエンド」「王様ランキング」、「見える子ちゃん」は深くて策士。鈍感な世界に生きる敏感な人たち

夏過ぎて、アニメファンをターゲットにした作品が大量に。 苦手の多い中、今秋は、 原作評価確定してる2本と、ハマった一本を選びました。 俯瞰して見ると、どれも能力モノですね。   人とは違う能力で生きる。 自分では選べない宿命を、それぞれのジャンルで描く。 なかなか乙なラインナップだなと悦。       最近働いてみて、組織に関わったいろんなこと思い出します。  無能だけどいい人や単なる悪人との出会いと別れ、  腐って見込みない組織の見極 … 続きを読む

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「ミナリ」映画は特に、楽しめるかどうか教養にも依る。

遅ればせながら、韓国初アカデミー助演賞の「ミナリ」観ました。 途中単調に感じるとこもありましたが、最後はグッと来ましたね。 人生はアウェイゲーム。でも頑張っていこう。 生まれる場所は選べなくても、死ぬ場所はせめて選びたいな私も。   キリスト教のことは、そんなに分かんなくても、異教徒でも楽しめると思うのですが、  ひどい環境のエジプトを捨て、艱難辛苦の末に、約束の地にたどり着く物語。  (それで今でも異民族、異教徒とは揉めてるのはまた別 … 続きを読む

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”解らないけどなんか凄い”「2001年宇宙の旅」を久々に鑑賞。 

昔、テレビで放送された。 退屈で辛くてザッピングした。   その後「2010年」も放送された、 今度は全部説明されてて、まったく面白くない。   昭和生まれの多くにとって、 ”なんか解らないもの”を観た最初の体験はこれではないか。   個人的には、 安部公房の小説だったり、フェリーニの映画だったかも。   ま、それはさておき、 敢えて説明しない。アンチ大衆性とも言える演出。 娯楽産業でそれもアリと示したのは、やはりこの作品。しかもSF。 … 続きを読む

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青春モノの王道「Sonny Boy」最終回の希望はアニメ製作の希望。そこは言及しておきたい。 あと若干の考察。

2021年夏アニメを三作選んで、全て無事に団円。 どれも挫折することなく堪能しました。  「迷宮ブラックカンパニー」は最後駆け足で畳みました。  「平穏世代の韋駄天達」は丁度いいところで原作枯渇。 続編あるかな、あったら観たい。   今クールはなんといっても「Sonny Boy」に熱狂しました。 作り手が何を投影してるのか、語る人あまりいないかもしれないので、 書いておきたい。     何でも説明や、予定調和が求められる。 そんな市場で … 続きを読む

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「Sonny Boy」は難解じゃない。ガッツリの考察が無いようなので最終回前に整理。

第1話見返すとホッシーが、 ”君はほんとに馬鹿だな、全く想像力がない。  わかり易く示さないと、何にも理解できないんだから。” 最初からアニメファンに宣戦布告してました。 マニュアル人間養成機関である中学校を舞台に。   わかり易い説明が無いから分からないというのは、一旦置いて、 解りにくい要素を分解してみます。 ・SF設定として、量子論や相対論などの物理学の理論の引用 ・寓話、メタファーで社会や関係性を表現 ・ストレートな青春モノだが … 続きを読む

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