ども、ホーチミンは今日はいい天気。
たまには、経済ネタやります。
沢先生が５月講演されるそうです。
今後の経済環境変化ストーリーと不動産投資の可能性
アベノミクス以降の経済情勢を見据えて、
不動産投資家にとって、
それがどんな意味を持つのか、どう立ち振る舞うべきなのか、
という内容。らしいです。
別に、利害関係はないんですよ。
まあ、飲み会でいつも、へべれけになってしまい、お手数掛けてはおりますが、
そういう個人的な話でなくて、、
投資する人にとって、アベノミクスはどういう意味があるのか、
それは、
重要なテーマと思われますので、ここに紹介します。
で、ワタクシも景気刺激策について、なんか、書きます。
アベノミクスに関わらず、
お金の価値を下げることによって、経済を回そうとする施策について。
なんで、お金の価値を下げると経済が回るんだろう。
モノやサービスの価値がほっとくと、どんどん安くなっちゃうから。
世界がフラット化してるから、それは抗えない。
まあ、大抵のモノはコモディティ化してくし。
モノは原価に近づき、コンテンツはフリーに近づく。
お金を安くしないと、お金で払いにくい。
で、人為的にお金の価値をさげる。
それに、選挙というプロセスを経て、ヤルって合意した。
まあ、どこまで波及効果が及ぶかは、不明。
副作用も既に、議論されている。
成熟した経済では、もう効かないから、
「コンクリートからヒトへ」って支持して、
期待はずれだった。
そしてまた、今がある。
その経緯は覚えておこうよ。
期待してもダメなのだとしたら、
それは、期待すること自体が間違いだということ。
でさ、波及効果の話で、
一部にしか恩恵が行かない、格差拡大する。って話あるでしょ。
万人がハッピーになる景気刺激策なんて無いよ。
そして、
経営判断として、一時的な増収増益程度では、内部留保に向かう。
それも、織り込んどかないいけない。
でもさ、
生活者への給付型の政策やろうとして、ダメだった。
のも既に出た結果だ。
（まあもうちょっとマシな政権ならって話はあるが）
もし低所得層な人が承知の上でアベノミクス支持するなら、
それはそれで、故あることだと思う。
で、一方。
お金の価値を下げる政策なんだから、
もともとの富裕層は、その減価以上のパフォーマンスを上げねばプラスは無い。
だから、投資家的な人達が、アベノミクス歓迎しないのも当然。
お金の価値が高い方が私達はメリット大きいって、おおっぴらに言い難い。
うーん、
富裕層の人が、格差拡大を理由に反対するのは、やめようよ。
それは、ズルくねって、思う。
お金の価値を下げることは、
結局、誰にとっても、巡り巡って、特になんないよ。
って、言った方が、Reasonable、理由があると思うんだが。
逆に、
お金の価値を下げるだから、ヘリコプターな施策ってのは、
基本、格差は是正する方向に向かう気はする。
デフレ下で、格差縮まったかな。
むしろ強い円で、キャッシュリッチは更に資産拡大しただろう。
海外投資、これだけ人気なんだよ。
世間が暗い顔してるときに、いい思いしたから黙ってるだけだよ。
自民党的なスタイルの方が計画経済的で、
子供手当ての方が資本主義的な考え方だと思ってるよ。
ま、計画経済的と癒着はワンセットなことが多い、
そういう国もあります。
本当は、配って終わりって、小さな政府志向なんだけど、
左派的なモンとクッツイちゃうのが、残念だなぁ。
雑に言うけどさ、
お金の価値を下げる刺激策か、直接配るか、
全体に対してできる手段なんて、そのくらい。
まあ、規制緩和と雇用の話は、別途として、
結果よりも、意思決定プロセス。
これまでの経緯があって、今がある。
オレは、お金の価値を下げてゆく施策は、
結局あんまりよくないとは思う。体に悪い劇薬だと。
それでも、承知の上で今ヤルべしというならね。
ただ、自民党の景気対策支持しなくて、
政権交代して、そしてまた今なんだから。
アベノミクスの弊害が大きかったときに、
手のひら返しは、有権者の学習能力が問われる。
マスコミは、状況しだいで、迎合するだろうけど、
それに乗るかどうかは、学習という言葉しか浮かばない。
で、実際のところ、
アベノミクスの行方も、数字見ながらだと思う。
今の政権は、前失敗してるから、
ことを進めるに、慎重ではあると想像してる。
それが学習というもの。
本音を言えば、
この世は適者生存の世の中だから、
環境の変化に適応できる者とそうでない者の、
二種類があるだけだと思っている。
お金はヒトの認知よりも、ただのデジット。
指の間をすり抜けてゆく、幻想だから。
ワタクシの学習とは、そんなことではある。
