中田vs松本から垣間見えるのは、
高齢化社会で衰退してゆく産業。その中での後継者問題。
日本経済の縮図のようで、大変興味深い。
大崎会長退任のタイミングで、この喧嘩仕掛けた策士なのかどうか?
youtubeで二の矢を放たないので、判別つきません。
前回の続き、
霜降り明星の対応は見事でしたが、それ以外の煽りパートの反応は、どうでもいい。
感情を消費するだけの大勢の中にも、見る価値ある動画あり。
漫才賞レースについて、ユウキロック氏の解説は明快。
審査員が松本人志でなければ駄目な理由はTHE MANZAIの失敗で分かる。
高齢化している審査員、代謝がない。
THE SECONDの構造的欠陥を見抜いている。
パーフェクトな説明。
衰退してゆく企業にありがちな弛緩した空気感がよく分かります。
感度の良い、優秀な人から辞めてゆき、
仕方ない人達はしがみつき、自分に大丈夫だと言い聞かせる。
よく見る風景です。
将棋界みたいに、厳しい制限も必要なんじゃないかと、
10年の縛りは大事だったんじゃないかなと、
ぬるいと圧倒的スターも生まれない。
余計なお世話が頭をよぎります。
ギャロップが大ブレイクするなら、私の見込み違いなのですが。
一方で中田のあっちゃん側としては、
結局、自分で賞レース起こしなよ。とひろゆき氏の助言に尽きる。
そこに言及する動画も数少ないのですが、
まっちゃん引退したら吉本は、
大山倍達亡き後の極真空手みたいに分裂してくんだろうな。
という予感に共感させてくれた動画はこれ↓だけです。
他には、松本人志の後継者問題に触れてくれない。
ソフトバンク、ユニクロ、日本電産、そんな銘柄が頭に浮かびます。
まあ、名は一代限りのもの。諸行無常。
大崎会長が身を引くので、ダウンタウン松本さんも引退しても不思議はない。
興味深く対談を観ました。
もうちょっと長く回して欲しかったですが、
行く末を、老舗の店舗がシャッター通りに立っているイメージ持ってるとは、
優秀な方なんですよね。
昔「カンブリア宮殿」で、
駄目になった新喜劇の血の入れ替えで立て直したこと語ってましたね。
創業者一族の影響を排除する上場廃止。
その後も、綻ぶ組織をなんとか耐える。という印象があります。
ただ経営としては、
新しいジャンルに手を出しては失敗するイメージがあります。
よく揶揄される映画は典型ですね。
(「洗骨」は良作だと思いますが、)ノウハウないのに資本でゴリ押しで通じない。
それとも、
行政への食い込みで、うまくチューチュー吸えているのでしょうか、
非上場なので、経営の実態は分かりませんが、
儲かってるという噂は聞きません。
大崎さん辞めたら、株主が優秀な経営者を連れてくるのでしょうか、
それとも、松本傀儡チームで継続するのでしょうか、
しかし株主も、TV局と電通などで負け組連合の様相。
大崎会長の居ない松本傀儡チームが経営者として優秀にはまったく見えない。
ダウンタウンの後継者として、
圧倒的なスターを擁立するより打開策はないような気もする。
が、それまで辛抱できる体力はもう無い。
という指摘を師匠筋のキングコングがしてました。
霜降りなら、ポテンシャル充分なので価値を上げてしまう戦略もありだけど、
スターを作る体力は制作側にない。
なんか、THE JAPAN って感じですね。
でもねぇ、肥大化し過ぎたものが、時代に合わなくなって滅ぶなら健全な証拠ですよね。
私も今、東京に住んで、いい勉強させてもらってるなと感じます。
まあでも、暗い話題ばかりだと、滅入るので、
継承の成功例を、テレ東BIZのカンブリア宮殿で観ます。ジャパネットの回。
創業者一族はサラリーマン経営者とは本気度が違います。
四季報めくっては、チェックする項目ですね。
息子さんが優秀で良かったですね。
それまでは髙田明がスターだった。これからは商品をスターに。
商品を絞り、一品目を大量に買取り。結果メーカーの商品開発にまで介入できる。
クレーム対応もアフターフォローも、徹底的に商品へのコミットを深める。
二代目が入社するのは、顧客情報流出のピンチのときであり、
一日でエアコン1機種を1万台の売り切るチャレンジが、方針転換のきっかけ。
買った人に損はさせないという気概。
翻って、大崎会長は、町おこし的なことに興味で、引き際も適切ですね。
ただ、
ホントに顧客志向な企業はわざわざ顧客志向と言わないし、
赤字になってからコストカットするのは、そもそも放漫で先のない経営。
美談でもなんでもない。そういう勘違いはやめようよ。
目は付けてたんだけど、
安値で仕込みきれず。最近の上昇相場でイッテしまった。
下手だなあオレ。
そんなこともありますが、良い経営に乗れるよう、精進してゆきたい。
レキシ聴いて、冷静を取り戻します。