[2015.03.23]
Majid Sarani通りにクルナ州立の博物館があることは、
最初にこの通りを歩いたときから知っていた。
その時は開いてなかったが、開いてるタイミングを見計らって、見学。
クルナ固有のコレクションかと期待したが、意外にバングラ全国のもので、
バゲルハットからの出土品は少なく、印刷物ばかり、
世界遺産へは、ここから近いんだから、行って直に見て来いってことかな。
貴重な仏像や神像もあり、
仏教→ヒンズー教→イスラム教という変遷を、これまでと同じように確認した。
ダッカの国立博物観行って来たのだもの、それで充分という気がしないでもない。
うーん、
バゲルハットは壮観かもしれないけど、
新しい情報や発見は特にないかもしれない。
宿このままに、日帰りでバスで行けるけど、
博物館での資料を見る限り、さほど心惹かれず。
この街を最後に、来たときと逆のルートでコルカタまで抜けて、
コルカタからバンコクへ戻ろう。
と、気持ちが傾いていった。
と書いただけで、博物館の話題が終わってしまった。
散歩してて開発以外に気づいたこと書こう。
サービスを提供するという概念が無い。役人だけかな。
バングラデシュは役人天国で、かつ行政の仕事ぶりは非効率だという。
役人天国なんだろうな、とは思う。
ベナポールから入国したときも、 イミグレの一番エラい人から尋問を受けたのだけど、
その部屋だけエアコンが効いていた。
ヒエラルキーが強烈なところって、権限が大きくかつ硬直化してるもの。
まあ、非効率そうだな。
ただ、腐敗してる感じは受けなかった、
職務には忠実なのではないかな。
タイの警察とかの方がよっぽどヤル気を感じない。
で、役人だけなのか、民間企業でも似たようなものなのか、
そこはなんとも言えないのだが、
職務にはマジメだが、サービスを提供しようという概念は希薄。いや無い。
この看板を見えれば、博物館の開館時間が分かる。
サマータイムの違いまで丁寧に書いてある。
ところが、この看板を開演時間中に出して、閉館と同時に仕舞う。
だから、
閉まってるときに来ると、いつなら開いているのか、知らない人は分からない。
ああ、バングラデシュらしいな。
営業中だけ、営業時間を表示するとこって、今まで見たことが無かった。
ま、これがお役所仕事というものなのか、
民間でも似たようなものなのかは分からない。
前者でも、手続きごとはとっても手間掛かりそうだけど。
6:4で、後者じゃないかと予想している。
人はフレンドリーなんだけど、
サービスの提供とか、効率的な仕事の仕方とか、
そういうことはあんまり、気にしていないのではないか。
それがお役所だと、輪を掛けて酷くなる。
どんな国でも、お役所仕事の壁はあるけれど、
バングラデシュ人そのものの特徴が、色濃く反映して、
特に非効率ということがあるんじゃなかろうか、
だって、ダッカのレジ打ちだって、スローだったし。
勘だけど、博物館の看板みたいなこと、
バングラデシュ人は疑問に思わないんじゃないかな。
閉まってるときに来てしまった人に営業時間を知らせる必要があると、
想像しないんじゃないか。
ま、日本人だって、そんな人は幾らでも居そうだけど。
これだけ人間が居れば、成長率は高いだろうけど、
生産性は民間だからといって、油断しないほうが安全か。
それでも新興国としては、ポテンシャルは高い。
日本に伝わってるバングラデシュのイメージで、
最貧というだけでなく、
治安が悪いとか、民度が低いとか、
そういう面はないだろうか?
どれも違うと思う。
新興国という段階においてどうか、という視点でなく、
既に高度成長を終えた国の人間の基準ありきだから、
という問題もあるし、
NPO系の人が、ことさらそういう面を強調したがる。
って、こともあり、
あまり感心しないことだとは思うんだけど、
壁新聞を読む市井の人々に出くわす。
識字率がそれほど低いとは想像しがたい。
普通の人が普通に新聞読んで、ニュースに関心がある。
これって、それなりにレベル高いこと。
壁新聞だから貧しい国って言う人も居るかもしれんけど、
人材のポテンシャルは高くて、
カンボジアやフィリピンの方が大変なんじゃないかな。
イスラム一色とは言い切れない。
あと、クルナでもキリスト教の教会見つけた。
以前も書いたけど、バングラデシュにはそれなりにいろんな宗教の人もいる。
これは留意しておきたいこと。
関係ないけど、こんな看板も見つけた、
ダルビッシュってスーフィーの家系って意味か。って話し思い出すが、
そういう学校って理解でいいのだろうか。
で、ブラブラと、KDA通りの昼下がり。
東武ワールドスクエア的なレプリカ発見。
これでヨシとして、明日の朝、コルカタへ向け出発することにした。
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。