サラリーマンの人が目指す独立と、私の目指す独立。
別かと言えば、そんなことはない、
いつも、なにがしかの依存から脱出したいと願っていた。願っている。
バスに乗ってから気付いた。
何年も忘れてたことを不意に思い出した。同じことを結局はしてる。
ども、秋田に戻ってきました。
遠征中は皆さんお世話になりました。次回は出国間際、稲刈り後に伺います。
出る前に採ったこともあり、思ったほど取り残しは無かったか。
モロヘイヤ、ツルムラサキは少々。
トウモロコシは早い、トマトはもう少しいける。
陸稲にようやく穂がつきました。エダマメはまだ待ちます。
どれだけ手を抜いて、省力省コストで出来るか、多収は目的じゃない。
遠征で、再認識しました。
金沢からバスで上野駅には朝6時半に着く、7時から開催の朝会に参加してみる。
参加者は主催者の方と、私ともう一人。
主催者は起業経験もあり、事業を閉めたこともあり、
その豊富な経験からのアドバイスが多いのかな。
主催者曰く、
この朝会に参加する人は「独立したい」っていう人が多い。
あなたのような人は珍しい。
いや、私だって独立したい。
エネルギーはちょっとハードル高いから、まずは食料から。
自然農では、トマトは上手く行ったけど、ジャガイモは収量が上がらない。
「買った方が安い」が最大の敵で、心が折れないように手間を掛け過ぎてはイケない。
そんな話もして、かれこれ90分くらい。
次の予定があるので、新宿に向かった。
オレだって、サラリーマンからの独立だってしたんだった。
Eクアドラントからの脱出を目指した。
最後に勤めた会社は、大手メーカの子会社SIerで、
まあ、年功序列、終身雇用の中、工場のシステムの保守がメインで。
工場はいろんな国になるので、日本出てみたいって魅力感じて、就職しちゃった。
それが大失敗で、
その会社に勤めるデメリットがメリットを上回っていた。
ITの技術にキャッチアップして、口を糊して行くともう決めてたのに、
その会社の経営方針では、人材価値を失って行く。向上心ない職場。
その会社が提供する安定なんて、信じちゃいない。一生居る気はない。
過去にリストラだってしてるじゃん。
福利厚生どーでもいいから、稼いだ分全部頂戴。
変動してもその方がお金残るし。
ただ問題は、
解決の手段として、独立が適切なのか、その見極めだった。
自分に好ましい経営方針の会社に転職すればいいんじゃね?
経営方針が100%自己決定であることにどれだけ意味があるのか?
でも、
方針が咬み合わない場合、毎度転職するのコスト高すぎないか。
で、独立を決めたが、ココでは一つ判断ミスをした。
それは会社を起こそうとしたこと。
この仕事は、資本も在庫もない、おのがスキル次第。
だから、自分でパッケージソフトを作ってかつ売るモデルでなく、
スキルと労力を売るのであれば、組織化されてる必要は無かった。
営業についていえば、
自分を売るのであれば、スキル次第という時代だった。
経歴次第であり会社の看板は関係無い。
しかし、これフリーランスとの比較であり、
会社を起こして、会社としてメンバー込みで仕事を取るとなると、
会社の信用力が関係してくる。
自分一人、どっかのプロジェクトに参加するのは簡単でも、
部分的でもプロジェクト自体を受注するのは、ゲームのルールが違った。
この点で、独立してから軌道修正が必要で、
高い授業料を払ってしまった。
多分あの朝会、
独立起業という手段が問題解決に適切であるかどうか、
そういうことが、いつもは話題のメインなのかもしれない。
何年も忘れてたけど、思い出した。
それでまあ、結局は、同じことを形変えて繰り返してる、
と気付いた。
転職⇒フリーランスへ⇒大家へ⇒日本国外へ⇒自給自足へ(準備中)
転進を時系列に並べると、そんな感じ。
いわゆる独立、
サラリーマン(Eクアドラント)からフリーランスのSE(Sクアドラント)へ、
この移行だけが特別ということもなく、
旧の状態から、新の状態へ移るという決断をするときには、
共通のパターンがあるよ。
a)旧の状態に留まるデメリットがメリットを上回る、と明らかに体感。
b)それを新の状態が解決してくれるかは未知数。見極めが大事。
最初の転職は分かりやすい。
会社がダメなのは明らかで、
倒産かリストラか自主退職かはチョイス出来ても、続かないのは時間の問題。
あの人が社長じゃそりゃ無理。子会社はこれだから。
株主は本気で再建する気がない。と今なら分かる。
a)デメリット>メリット
まだ新人でスキルアップを図らねば市場価値がないのに、
ここに居ては時間をムダにしてしまう。悪い体質に染まるのも問題。
安定した給与というメリットは長く続かないだろう。
b)解決の見極め
転職してやっていけるだろうか不安。
とにかく、スキルが身につき、会社がダメでも次がある仕事を選ぼう。
IT業界ならその条件に叶うのではないか、
自分の特性との親和も高いかもしれない。続くかも。
まあ、インターネット黎明期でもあり、調度良いタイミングで、
幸運にも判断は正解だった。
大家になったのは、
労働からの脱出と、IT業界からの脱出、二重の意味があって。
a)デメリット>メリット
新技術が打ち止めになれば、人材のコモディティ化が進む。
エクセレントな上位数パーセントに成れなければ逃れられん。
いずれ、コレまでのようには稼げなくなる。
仕事に喜びもない中、労働で時間とお金の交換だけしててもね。
体にも精神にも悪いから辞めた方がいい。
b)解決の見極め
会社員に戻る気にはならない。
なら、他の業界の仕事で独立となるが、何の経験も勝算もない。
あるのは、使う暇も無かったら貯まった小金。
いっそ労働から自由になる方法を考える、少なくとも時間を稼ぐ。
働くのを辞めれば、働く虚しさから解放されるだろう。
元手は、あるのだし。
今と違ってまだ、割安な物件も出たし当時は。
今なら不動産以外のチョイスをしたかもしれない。
いずれにせよ、見極めと幸運。転進には両方必要。
国外脱出はもっと簡単で、
a)デメリット>メリット
日本で物件増やす活動に魅力を感じない。必要以上のムダな欲は愚。
ベトナムで暮らした方が日本円の有効な使い方。
場所の制約がないのなら、別に日本に居たい訳じゃない。
b)解決の見極め
為替や物価の格差は確認した。このトレンドはまだ暫く続くだろう。
ツテを辿ってベトナムに。まあダメなら戻ればいい。
実際のところ、日本より気楽に暮らせそう。
その後、80円を超えるような円高来たからね。
新興国の物価上昇より加速してたもの。
まあ、日本で暮らさない方がラクってのは当分変わらないとは思う。
(田舎であまり人に会わないなら関係ないかも。寒さ以外は。)
それから、「日本から」でなく「定住から」も脱出する。
だって、一箇所に居る意味もないんだもん。
自給自足に挑戦中の今は、
貨幣経済からの脱出までは無理でも、依存度をも少し下げたい。
やはり、自給が貨幣の必要を下げると考えている。
直接的には円安が続いたこともあるけど、
本当のところ、一番の理由は、
お金で頑張っても、労力の割に喜びが少ないこと。
便利は安いし。
人間の欲望に向き合わねばならないのがお金の辛いところで、
過剰に労力投入してはその煩わしさに耐えない。
それよりは、
デメリットを上回るメリットがある領域ってどこかに存在するのではないか?
「買った方が安い」に負けない範囲で、煩わしさからフリーになる方法が。
どうやらそれは、影響力は弱いが、よりシンプルなもの。
転進を繰り返すにあたり、回を重ねるほど、
精神的ハードルは低くなっている。
最初の転職のときは勇気を振り絞った。
少しは経験積んでるのかな、とも思う。
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