新しいものに触れたとき、学習する人と老害化する人。総括はソリューションフォーカストから始める。

反面教師からも学ぶことはあるので、サッカー日本代表の総括から学ぼう。
批判が的外れだったのに、他人には求めて、自分の総括はしない人々からも学ぼう。
 
新しいもの、特に新しい概念に触れたときに、
その進化を察知する人と、旧来のコンテクストでしか解釈できない人がいる。
後者は、いわゆる ”老害” 
表面的な年齢ではなく、思考が柔軟さを失っているかどうか、
 
批判だけしてると、脳がその楽に慣れるので、老害化しやすい。
観測者と行為者の差は開くばかり。
責任を負うとは経済的損失を被ること、
どっかで、リスクテイクしてないと衰える。
  
 
ま、それは他山の石として、
航空事故の善後策などは、原因究明でなければだけど、
正解が無い、勝ちに挑むケースでは、ソリューションフォーカストも有効かと。
予選と本戦では戦い方も変わり、数ヶ月の準備で成果を上げる仕事だし。

うまくいっているのなら、変えようとするな。
もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
もしうまくいっていないのであれば、違うことをせよ。

うまく行ってることを変えようするのは、私もお薦めしない。
で、
うまく行ったこととは?
・批判は全スルー
・移動など、コンディションへの配慮
・マネジャーの人格、人的マネジメントの優秀
・戦術スタッフの優秀
・可変型トータルフットボール的戦略
・アメフトや野球により近い発想
・多様な選手の戦術経験を活用
・26人全員サッカー、チームの団結、コミュニケーション
・90分トータルで勝つ視点、途中で一喜一憂しない

戦術と戦略の違いは、とても大きくて、
ドイツのハンジ・フリック監督は戦術家だけど、戦略家ではない。
戦略の劣勢は大抵戦術では補えないとしたもので、
試合直前に政治的主張をするかどうかで、1時間も選手が議論してる時点でお察し。
牌効率だけを追うコメランズのよう。
チームとしての優先すべきテーマ設定とか、してないんだろうな。
個人的には戦術家に大枚はたくのは狂気の沙汰と思う。
そこはもうAIでカバーしたい。
 
逆に、フランスはデシャン監督のときはごたつかない。
内実はわからないけと、チームビルディングはマネジャーの手腕そのもの。
 
森保監督は、戦略家で、戦術家ではない。
戦術に対してこだわりもない、勝つ確率を高める現実的な選択をするだけ、
だからこそ近視眼な人からは叩かれやすい。
自分が見えない人は、
 あなたが思いつく程度のことは、少なくともスタッフが分析してる、
という想像力が無い。 
 
戦術はもっと、アメフトや野球みたいに、
セイバーメトリクスでAI分析で充実させて、こだわらない。
カウンターVSポゼッションみたいなレベルの議論に落ちない。
野球なら、
前進バックホームなのかゲッツー狙いか、は高校生でも使い分ける。
逆にメジャーではAI活用での守備シフトは禁止されそう。

26人フルで戦いつつ、
選手には運動量と俯瞰的賢さと対人の強さは過酷に要求される。
だからこそ、試合中も含めいかに休むかはより重要。
  
その辺の方針は踏襲した方が良いでしょうね。
 戦術家に大金積むよりは、AIに力入れて、
 人がやることなので、マネジメントそのものの方が比重は高く。
 戦術は常に柔軟に、かつ自律的に。固執しない。
 
 
もし、外国人監督呼ぶのなら、足りない部分を補うのなら、
のらりくらりとでもトーナメント勝ち上がる、
勝負に辛いメンタリティでしょう。
ワールドカップで成功体験ある勝負師タイプは、
それこそクロアチアの監督とか、モロッコの監督とか、
昔のイタリアにも居たのだろうけど、候補は難しい。
一方で、
ロシア大会のポーランド戦批判してるような精神で、
中堅国がトーナメント勝ち上がろうとは、お花畑が過ぎる。
日本はブラジルじゃない。 
  
 
競技が過酷過ぎて、交代枠が増える。そうでないと死人が出る。
この方向でレギュレーションが変われば、
アメフトっぽいゲーム性に、パラダイムシフトは自ずと起こる。
その転換期でドイツと日本はとても対照的。
 
うまく行ってることを変えて、古いものに染まるのは、
時間も労力ももったいない。
 

成長を買うのであれば、成長の質の違いを見極めたい。
一旦値上がった後、更に買えるかどうか、
どんな成長の余地があるのか、見極めんと。

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