紀行文書くなら、かくありたし。

ども、
今日は奮発してアーバンライナー特急に乗ったのに、
名越駅で止まってしまった。人身事故があったそうだ。
払い戻しを受け、やもなく途中下車。

で、一時間くらい、最寄りの図書館で時間潰した。
江戸川乱歩の資料が若干あった。

で、折角なので、高野秀行にハマってみる。

 
残念ながら、厚いので、途中までで、駅に戻る。
程なく急行が動き出すというアナウンス。
鶴橋まで買う。JRで新今宮まで。
アーバンで難波までなら、地下鉄で動物園前までなのだが。
折角だから、鶴橋らしく、遅いランチにプルコギ食べる。

鶴橋のブックオフで↓を買う。
パキスタンの実例が出てくるので、参考になるかと思ったが、
2006年じゃあ、参考にはならんなぁ。

まあ、100円だし、仕方ないかなぁ。
 
 
岡田斗司夫の4タイプでいうと、私は職人型だ。
で、職人型は学者型を軽視する傾向にある。らしい。
 
ああ、なるほどなぁ。
高野秀行を好み、下川裕治を嫌悪する理由がよく分かった。
 
 
同じ温度の風呂に入るって、言葉があるけど、
下川裕治には、その熱がないんだよ。
 
最適な解を求めるだけなら、完璧なプログラム組めばいい。
もうこの時代に、それは人間のやること必要はない。
 
 
ミャンマーに対する態度が分かりやすい。
 
下川裕治は、
ラングーン(ヤンゴン)と呼び、コルカタ(カルカッタ)と書く。
彼の判断基準は、イギリスの呼び方より現地の、ではなく。
それを要請したのが、軍事政権だからか、どうからしい。
 
そんな単純な話なのか?
アウンサンスーチー氏ないし、西側の見方を支持したいなら、
ちゃんと表明すべきだろう。
 
しかし、政治的な内容には踏み込まないで、ウヤムヤにする。
他の国でも、政治状況に対する言及は通り一遍で浅い。
 
はっきりいってこの男、そういうことに本当は興味ない、
旅さえできれば、それでいい。あからさまな態度である。 
 
旅をしてもロバはウマにならないとは、
そういうことだと思ってるオレは。 
 
 
上記の本でもタイ・ビルマ編というのがある。
何のことはない、陸路でミャンマーを横断できるかと試みたが、
やっぱりダメで、メーソットからミャワディに日帰りで行くだけ。
誰でもできるだろ、そんなこと。
タイトルにビルマ編などとつけるなら、本気でやれよ。
 
 
密入国を前提として横断する高野秀行とは雲泥の差である。
一連のミャンマーものを読めば、その分析の綿密さと説明のうまさ、
そして、同じ温度の風呂に入るが如く、
相手の気持ちに寄り添うことができる。
 
ソマリランドは隣国の海賊行為に悩み、取り締まりを強化した。
取材で、捕まった海賊にインタビューできる、となった。
 
捕まった男は、
オレは海賊じゃない。出張してきたビジネスマンだ。
ホテルで寝てたら、いきなり捕まった。
と、弁明を始める。
 
高野秀行は、海賊がいるのも事実だが、杜撰な裁判も事実だろう。
と想像するが、
見たとおりを書くよりないと言い、事実そうする。
 
気持を組みながら、より正確に現実を把握しようとする。
逆、下川裕治的態度が心に迫るのである。
 
 
ジャーナリストでも一流になれたのに、
あえて、体験型のライターとして生きるところが価値だよね。

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