#1「バンコク滞在2014.06」バンコクは拍子抜けするほど普段どおり。悔しくて中華三昧 0530

明日はビクトリーモニュメントに行ってみよう。
バンコク滞在中の友人出会い、昨日そんな話しをしていた。
 
で、今朝10時出発。
59番や503番でダイレクトに行くのが正解だが、
2番(6.5baht)に乗って、パヤタイ駅からスカイトレイン(15baht)に乗った。
もし道路封鎖とかされてると厄介だし、BTSなら確実と思った。
 
着いてみたら、全くの普通。平日のお昼の光景が唯広がる。
緊張した空気は何処にもない。
夕方から通行止めるらしいが、早すぎたのか。
普段と全く変わらない。
 
 
仕方無いので遅めの朝食。
コーラとかいろいろ飲んで180バーツくらいだから、値段は普通。
美味しゅうございました。麺類が自在に選べる。素晴らしいなタイ。
 
それはさておき、あまりに普通過ぎて、やることが無い。
折角、出てきたのに、悔しいので友人をヤワラーに誘う。
帰ったら、中華食べよう。そう誓って、彼の地を後にしたのだから。
 
ビクトリーモニュメントからサイアムで乗り換え、サラデーンで降りる。(31baht)
MRTでシーロムからファランポーン(18baht)。地下鉄の荷物検査も、特に緊張感は無い。
全く普通。むしろ黄色組のデモが無い分、スムーズである。
 
ヤワラーではいつも行くお茶屋さんが閉鎖されてる。
仕方ないので、オシャレ目なお茶屋さんに。
どうやら、ヤワラーでもオシャレな店が増えている。
タイはこのまま、変わらないのか。
順調に地下鉄も拡張されてるようだし、デベロップメントが停滞する様子は無い。
 
ま、それはさておき。 
お茶二種とお茶受け菓子。二人で380bahtならまあまあだろうか。
鉄観音とプーアルを頼んだ。上質なお茶だった。
ちゃんと飲茶してると、デトックス効果があるような気がする。
心ゆくまで堪能していると、
友人はビールでなくて、紹興酒が飲みたいという。
ヤワラーでビールばかりで、飲んだことないと言い切る。
 
フカヒレ屋なら無いことはないと思う。
そう答えて、お茶が出がらしになったところで、出発。
 
ある店で、チャイニーズリカーあるか?訊く。
友人は「紹興酒」書いて見せる。シャオヒンチューと言ってる。
店主が頷いて、ここに座れと店に招き入れる。
決して高級な店では無いが、こういう店の方が可能性がある気がした。
 
まごうことなき紹興酒のビン。
一安心である。
 
ワタクシはロックで、ちょい砂糖プラス。
旨い。ビールとは違う味わい。必ず中華に合う。油を洗い流してくれる。
 
二人とも気が大きくなって、高いモン頼む。
フカヒレを当然の如く。
ここのフカヒレはチョイ歯ごたえが残る。
スープを飲むと、カレーの国ではこの味は味わえまい。
生きて帰ってきてよかった。そんな味がする。
 
気が大きくなったワタクシは、ナマコを所望す。
中華の高級食材というと、ゼラチン系で、スープに味を吸わせるものが多い。
中でも、ナマコの食感が好きだ。
弾力があるのに、噛むとはらりと、ほどける。
見た目の似てるシイタケと交互に食べて、食感の違いを楽しんでいる。
 
友人は更に気が大きくなったらしく、最高峰のアワビを指さした。
味は一見、貝柱なんだが、弾力と反発力と凝縮が、やっぱアワビだな。
ただ、バックダンサーであるシイタケの力量も忘れてはいけない。
肉厚で、力負けしてない。アスパラのような菜の花もよき調和。
 
一本空けたし、満足したので、最後にデザート。
銀杏とツバメの巣を。ツバメの巣は雪のように溶けてく。
充分堪能して、二人で3600バーツ。紹興酒は高いのかな。
  
トイレに行きたくなって、病院の観音様の裏手で用をたす。
タイでの息災を祈願して、53番のバス(6.5baht)でカオサンに帰る。
インド通り、花屋、王宮の脇を抜ける。
 
デモが無いと移動もラクだな。
パキから戻ると50年くらいの時差を感じる。
利便性もさることながら、飯のチョイスが幅広く、困らない。
そして今、もうやって、カフェで悠然とネット接続も出来る。 
 
 
江戸の仇を長崎で討つように、ヤワラーで溜まってたストレスを解消してしあった。
美味しくても、毎日カレーはキツイもの。
 
 
バンコクって、便利で、ラクで、コスパ良し。
休憩するには、もってこいの場所。
 
友人とは、一滴の血も流れない、クーデターのコスパの話をしてた。
デモやテロの経済的損失は、選挙費用を上回るが、
タイは常に、こういうやり方で政権交代を実現してきた国だ。
 
 
明治の時は。
西郷隆盛は天皇制を中心にした徳治を理想とした。
劉備玄徳もそうだし、儒教に色濃い考え方。
敬天愛人の人だもの。
 
一方、大久保利通たちは、近代的な立憲君主国をデザインした。
法治国家を目指した。
この対立は決定的で、結果、日本のシステムは今日に至る。
戦後、象徴という折り合いのつけたかをしたけど、基本設計はそのまま。
 
 
タイは徳によるガバナンスが機能してる国だ。
近代化にあたり、経済や工業はキャッチアップしたが、
法治という問題は、スキップした。
そのショートカットは有効だったとも言える。
 
徳治が効いてる間は、選挙よりコスパ良い手段は常に有効かもしれない。
だからこそ、このタイミングしかもう無かった。
徳治が終わる前に。
 
 
どうやら、そう遠くない将来、徳治が終わると皆んな思っている。
そのときに、法治導入をスキップしたツケを払うことになるのか、どうか。
 
徳治が終わり、法治が効かないとなれば、外資はどう反応するものだろう。
タイがどこに落ち着くのか、数年は様子見ではないか。
 
そんな話をしていた。
 
 
徳治の終わりに備えて、今から法治の準備を進めればいいのに。
ヨソから来たワタクシはそう思う。
こういう考え方を「後楽」という。タイ人はあまり好まない考え方だ。
 
きっとそのときは、そのときで、なんとかなるんだろう。
だって、ここはタイなのだから。
   
 

 
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html

質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。



メルマガ登録三歩目の不動産投資で海外移住。



無料メルマガ インフォマグ


社会・経済ニュース ブログランキングへ

カテゴリー: バンコク滞在2014.06 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*