「パキスタン紀行2014春」#25 20140512 5つ星ホテル最上階のフジヤマ

さすがに、空腹である。
空港を出てマクドナルド以来、30時間以上が経過している。
 
しかし、まだ油とスパイスのパキスタン料理はキツい。
意を決して、夜8時頃外出。和食を目指すことにした。
 
最寄りのレストランは、アバリタワーホテルという5つ星だ。
「歩き方」でマップ確認したところ、歩いてゆける。
 


ああ、ココは電気街でもあったんだ。
宿を出て、見渡せば家電屋さん。夜外出すると街の景色が違う。
物騒ではないか、と思われる諸氏もございましょう。
しかし日のある内は暑くて、歩けない。
この時間だからこそ、歩けるのである。
 
途中までは、YMCAからここまでの道を逆にゆく。
ロータリを北上すれば、目立つ塔がある。ああこれか。
右折し、500mほど歩いて狭い入り口へ。
宿泊客ではないが、レストランに行きたいというと入れてくれた。
セキュリティは銃装備してる。

エントランスでも、荷物チェックを受ける。
レストランはどちら? と尋ねると、
屋上が日本食、一階が中華、どちらか。
 
しばし迷う。冬瓜のスープとかいいなあ。
まあでも、日本人だからというだけの理由で日本食にした。
エレベータで屋上まで。さすがに高級。 
 
客はまばら、日本人と覚しき人も居た。
窓際のテーブルに通される。夜景は綺麗。
隣は、地元パキスタン人と中国人のお金持ちとの商談のようだ。
中国人は箸を使うが、パキスタン人は箸が使えないらしい。当たり前か。
 
飲み物は水(有料)、ビールは無い。
それからメニューを眺め、思案投げ首。
 
今の体調では、刺し身と天ぷらは勘弁願いたい。
中華が正解だったか。
 
豆腐も揚げ出しだけだ、
冷奴とか野菜の炊合せとか、ないのかな。
麺類と雑炊はあるが、もうちょっとおかずが欲しい。

結局、
SUKIYAKIというやつと、ご飯セット(味噌汁、香の物付)をオーダー。
結構待ったら、出てきた。
 
SUKIYAKIぬるくないかな。
生卵可能は嬉しいが、この容器では受けにくいなぁ。 
香の物は量多過ぎ。
 
 
なにはともあれ、頂きます。ワイ(合掌)。

味噌汁は、ちょっとピンぼけ。
私の体調のせいで味覚バカなのかもしれないが、
もっとダシを効かせて欲しい。具材はこんなに要らない。
それと味噌の風味が立たない。
煮立ったあと火を止めてから、味噌を溶いてるかな。
 
SUKIYAKIのスープも同じ感想。平面的なのである。
 
 
暑いとこだから、熱いものは出さないってことも影響してるようだ。
また常に強いスパイスということもあるだろう。
風味が立たない。
 
で山盛りの香の物から、
 
 
梅干し、、旨いなぁ。
 
沢庵も茄子の柴漬けも、旨い。
全部空輸である。日本の味そのまま。
 
ジャポニカ米に梅干し。まあ二千円の価値はあるなあ。。
 
出されたものは完食してしまうのが、悪いクセ。
SUKIYAKIには最初からシメのうどんも入ってたが、それもまたよし。
 
香の物でご飯二杯目をおかわりした。最後は残った卵をかけた。
これは東南アジアでもなかなか出来ない芸当である。
 
最後に日本茶で締める。生き返った。
合計1955ルピー。高いとは思わない。梅干しに日本のご飯だけでも二千円払うよ。
カードはAMEXもVISAも使えるとは、さすがの5つ星。
中華の方も試してみるかなぁ。今度は。 
 
 
帰りは大渋滞。もう10時頃。
やはり、夕方からこの辺のマーケットに出掛け、10時頃帰宅。
昼間は厳しいからどうしてもそういうリズムになるわな。
 
あとは、朝早めに起きられて、日が昇ったら昼寝。
それが一番効率いいんだが、朝はウダウダしちゃう。
 
 
シャワーを浴びて寝たのだが、夜中暑くて起きてしまった。
ファンの風が熱風に感じる。手足だけシャワーしあまり拭かない。
裸のまま、ファンに吹かれると、気化熱が奪われるので涼しい。
 
水を飲みきってしまった。ルームサービスボタンを押すが来ない。
仕方なく、フロントまで行こうとすると途中でスタッフにばったり。
水をください。快諾されて、一件落着。 
 
水分補給とシャワーで夜を凌ぐ。
昨日はエアコン付きの部屋で正解だったのかもしれない。
 
 
体調は万全とは言い難いが、快方に向かう手応えは感じる。
明日はネット屋行かなくちゃ。 

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