10時頃、チェックアウトのつもりで受付に行く。
アリさんともう一度会いたいと言うと電話してくれる。
11時にホテルに来ることに。
その間、マネージャなら何か言われるのだが、良く分からない。
両替の話しらしいが、いや、両替は昨日済んだし、もういいよ。
小一時間ばかり待っていると、アリさんが来た。
アリさんに説明してもらった、
どうやらラルカナではドルなら何とかなるが、日本円は両替出来ない。
そのためサッカルまで行かなければならない。
その旅費500ルピーを負担してくれということらしい。
あー、カラチで両替しておけば、と後悔するが後の祭り。
ATMもあることを後で知るが、独りで出歩けないし、どうにもならない。
地方都市まで行くときは、
1万ルピーくらい余力を持って行かないとダメだ。
また、いざという時のため、ドルは用意しておいた方が無難だ。
余るかもしれないが、最後出国前に数日大都市で過ごして、
そこでルピー使い切るよう調整するしかない。
それから、帰りの相談をすると、
事情をマネージャにも説明してくれた。
バスはホテルで予約してくれる。カラチまで料金は変わらず800。午後8時の便。
出発まで部屋を追加料金無しで使っていいことに。
アリさんファインプレー!!
そして、
街を見て周りたいというと、ホテルが警官を呼んでくれた。
アリさんは、
この街を案内したいのだが、用があるからと帰っていった。
カラチのPTDCのオフィスで貰ったアリさんの名刺を引き取っていったので、
これ以上は、面倒くさいと思ったのかもしれない。
それでも十分助かりました。ありがとう。
で、警官に護衛されながら、街を歩く、
どうやら、選挙が近いらしく、政党の行進を見かける。
カラチのバリケード封鎖も選挙絡みだったんだろう。
想像よりずっと広い街で、経済が活発である。
目貫き通りから、路地が複雑に伸び、広範にマーケットが形成されている。
多くは仕立屋などの衣料品、それからジュエル。
ジュエルは外国の紙幣、アラビヤかイランかの札が張ってあるので、
外貨で買う人もいるのだろう。
女性の衣装が想像よりずっと鮮やかな色使いで驚いた。
そしてバイクが多い、やや大型目。
規模は当然、カラチが何倍も大きいが、作っては捨てという感があるのに対し、
ラルカナは都市が順調に発展してるという印象。
警官のペースで1時間ほと歩いてホテルに戻ると、
ちょっと雰囲気が違う。
マネージャに私のことを尋ねる人がいる。
その二人組は私服であった。広い意味では同じ公務員でも、
護衛のポリスマンとは明らかに違う組織に所属していると知れた。
やはりスパイの嫌疑が掛かってるか。
マネージャが対応してるのだが、部屋で待ってろという。
気を使ってくれてるみたい。また聞かせたくないのだろう。
(どうせ何言ってるか、分かんないけど)
滅多に外人のいない地域だからか、スパイの嫌疑か区別は私にはつかない。
分るのは、捜査官の口調は厳しいということだけだ。
部屋で寛いでいると、ノックの音が、
マネージャと捜査官二人が入ってくる。
カメラやパソコンにある写真を見せる。削除しろと言わた写真もある。
モヘンジョダロの写真は何処か訊かれる。
本当に観光したのかどうか確認したいらしい。
ラルカナ、モヘンジョダロ、ラルカナと、私の足取りの裏付けを取る。
それで納得したらしく、捜査官は部屋を後にしたが、
マネージャは対応がまだ必要なのかもしれない。
なんか申し訳ないなぁ。さすがにそう思った。いたたまれない気分。
ホテルには良くしてもらっている。こんな形で迷惑が及ぶとは。
来るんじゃなかったかなぁ。
モヘンジョダロは完全に発掘し、整備すれば、
世界遺産の認定だって可能だろうし、観光客も呼べる。
そこから近いラルカナはもっと外国人観光客が沢山居て、
様々なランクの宿が沢山あっていいはず。
シェムリアップほどでないにせよ、
当時のミャンマーでバガンですら沢山の外国人観光客は居た。
そんなこと考えてたりもしたのだが、
大きなお世話である、それどころじゃないのである。
国家には国家の大事があるのである。
facebookでの更新は少し休もう。
写真は大丈夫だと思うけど、
アップして、そこからお咎めが来たら宿に影響ありそう。
国外に出た後なら、足取りを追う程度で問題ないかなぁ、
まあ、身の危険を考えて自粛って、何か負けた気がするのだが、
これはやむなしで、タイに戻ってから発表しよう。
それに、情報発信を続けることは、
ケイ氏に対決姿勢で臨むという意味もあったのだが、
東京の旅行代理店の担当者とのやりとりで、
彼は以来出社せず、連絡も取れないと知った。
そうなっては、前提条件が崩れてしまった。対決する意欲も失せた。
日本でちゃんと働くなら、ちゃんとしろ、という必要が今はもう無い。
彼がどういう人物か警鐘の意味で知らせる必要はあるものの、
それ以上は、関わるだけの価値の無い存在である。
日本大使館へのクレームも後でいいや、
優先順位低いし、無理にパキスタンで煩わしいこと増やすべきじゃないな。
我ながら言い訳がましい。
しかし、現状では妥当な決断とも思った。
その旨、メルマガで伝えることに決めた。
捜査受けた緊張もあり、
望まれない来訪者であるという現実を突きつけられショックも受け、
精神的にメゲてちょっと寝る。
この時、
絶妙なタイミングで空気の読めないメッセージが来ていたのだが、
その話題はいずれ。
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メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。