今日はゆっくり起きよう、そう決めていた。
一度、目が覚めて、読経の声も聞いたのだが、二度寝することにした。
部屋は肌寒い。壁際に通気口が見えるので、空調完備なのかもしれない。
相変わらず、時どき停電するのに、冷房効きすぎ。
ジャンバーを持ち出して、掛け布団代わりにする。こんなとこで役に立つとは。
それでも、10時には起きた。
トイレに行く、正常ではあるんだが、へばってる時にパキ飯は堪える。
油、濃い味、スパイス。あまりお腹に優しくない。
遺伝子的に食ってきたものが違うと実感する。これは東南アジアでは感じないこと。
スープ、粥、麺、お腹に優しいものが食べたい。東南アジアなら困らない。
今日は中華屋に行くぞと決心をする。
電気は来てるので、充電がてらPCを立ち上げ、原稿整理など。
WIFIは来てないが、それもまた良しと思う。
充電完了するまでは部屋に居よう。それまで作戦会議だ。
チャイを飲む。出来ればヨーグルト食べる。
新市街と言われるこの辺を炎天下でも構わず歩く。多分休憩するところはある。
PTDCに行き、北方ないし西方への行き方と5日くらいの日程でのオススメを聞く。
中華屋で水分の多いオーダーをする。
行く先が決まったら、もう一度両替しよう。外国人価格で宿は安くないだろう。
モヘンジョダロの経験からも、
多少出費しても、貴重な場所には行っておくべきと思う。
ラワルピンディは普通の街だし。1週間は長すぎる。
正午に突然、PCの充電が出来なくなる。
機械の方の問題かと思ったがそうではないらしい。
どうやら、整理すると、
以下の様な電力事情らしい、このホテルは。
空調の為かどうかわからないが24時間涼しい。
部屋奥側の照明は夜中は止まる。
ファンは夜中は止まる。
手前の照明は日中は点かない。
他の電源は正午から夕方まで止まる。
いや規則性は無く、ランダム発生するのかもしれない。
仕方が無いので出掛けることにする。
まずは、TDPCというツーリストインフォメーションセンターへ。
昨日の両替屋と同じモール通り沿いの建物の中にある。
内側に入りにくいのだが、入り口見つけた。あった。
オフィスにはマネージャらしき人がいるが、携帯に忙しく、
あまり熱心に対応はしてもらえなかった。
パキスタンでは、そういうこと多い気がする。
「歩き方」にもあるとおり、最初ロータスフォートを勧められた。
でもそれ、1日だけでしょ。4泊くらいはしたい。
スワートがイイという。ミンゴーラとか良いという。
ツアーを提案してくれた、
スワート周遊3泊4日の旅、コミコミで38,000ルピー。
途中、タキシラに寄っても良いという。
内容聞いてると妥当な価格だと思うけど、5泊で1万くらいが予算なもんで。
一旦保留して、オフィスを辞する。
PTDCのオフィスがフラッシュマンズホテルの敷地内にあると「歩き方」に書いてある。
ミンゴーラ、タキシラ、そんなところを候補に考えながら。
ホテルのゲートの前まで、守衛さんにPTDCオフィスに行きたいと伝えると、
真っ直ぐ行って、奥を右と教えてくれる。
オフィスには数人のスタッフが働いている。
マネージャらしき人は、ここでも携帯に忙しく、熱心に対応してくれない。
が、あるオジサンは親切だった。
ミンゴーラに行くのなら、まずペシャワールに行って、NOCを取らなければならない。
(NOCとは恐らく入境許可証であろう。)
北西辺境地域に行くなら必要だ。逆にギルギットなら必要ない。
ペシャワールへバスで行って、まず博物館まで行く。
そこで、ホームデパートメントの場所を聞いて、NOCを申請すること。
丁寧に教えてくれる。
ペシャワールは危険じゃないの? 安全だよ。問題ない。
タキシラを経由してペシャワールに行くことも可能? もちろん。
バスは何処から? ジェネラル・バス・スタンドまで行けば何処でも。
タキシラでもペシャワールでもギルギットでも、
全ての行き先のバスはジェネラルバススタンドから出てるそうだ。
タキシラからペシャワールまでで限界かな。1週間じゃ、
2週間あれば、
ミンゴーラからカラコロムハイウエイへ抜けるルートも可能だけど。
タキシラから西か、北へギルギット一直線か、の二択だな。
どちらも行ってみたいが、ペシャワール行けるなら行ってみたい。
日本大使館には危険なトコロにはゆくなと釘刺されているが、
PTDCのオジサンが安全だと言うんだもん。
オジサンはタキシラに宿が2軒あるという、「歩き方」にもそう書いてある。
が、PTDCとYMCAだ、どちらも終わってる可能性がある。
宿が無ければ、ペシャワール直行だ。
いずれにしても、同じ轍は踏めない。両替しておこう。
PTDCを辞する。ありがとう。
道みち、チャイの容器ある食堂発見。
陽気な店主である。
パキスタンに来てからというもの、人が陽気だと心底ホッとする。
ヘリコが飛んでて、珍しいのでカメラに収めようとしたが、
あ、これヤバイやつと思いとどまった。
何でこんなもんが写ってるんだと問い詰められたら、弁解できない。
2杯で60ルピー。ピンディは若干高めか。
相席のオジサンが話し掛けてくる。
外国人の労働をサポートしてる公務員らしい。
いろんな国の人をサポートしたという。日本人も韓国人も中国人も。
奥さんはタイ人だという。
奥さんはタイの仕事を引退した後、パキスタンに移り住んだという。
そのとき、仏教からイスラム教に改宗。
(パキスタンよりタイが暮らしやすいと思うが)とは言わなかった。
電話番号とか交換、オレはメールアドレスのみ。
スパイに疑われてるから、連絡とって良いものかどうか、
オジサンは困ったら連絡しろと言ってくれるが。
明日は、出発だから、今のうち中華食っトコ。
奥さんがタイ人のオジサンと分かれ、
「歩き方」にあるキムファーという中華屋を目指す。
ワンタン麺があるらしい。
悔いを残さず、中華食ってから、両替しよう。
チャイニーズティとオムレツとワンタン麺を頼む。
豚肉はさすがに無い。野菜炒め食いたいが野菜だけはない。
牛肉の欄に、牛のスライスとバンブーシュートと野菜というのがある。
青椒肉絲と覚しきメニュー。迷ったが炒めもんはパスした。
一品500程度。高いが相変わらずのボリューム2人前くらいある。
二人で行って、客単価700くらいの店じゃないかな。酒無いし。
お茶はジャスミンだった。食前にも楽しむ。
オムレツは普通。折角なので醤油で食べる。
醤油じゃなくて、餃子のタレだな。黒酢に味ついてる感じ。
でも、こんな味は久しぶりだ。カレーでない慣れ親しんだ味。
ワンタン麺は野菜は無い。ボリュームはさすがだ。
麺は少し茹で過ぎじゃないか。消化にはいいけど。
ワンタンの中は牛肉のチャーシューかハム。
スープはちゃんと中華の味。鳥をガラごと煮たのかな。
満腹になって、ポットにお湯足してもらう。
全部で16%のTAX込みで、1260。
店の神棚にパキスタンと中国の国旗が飾ってあった。
この時ほど、パ中友好をありがたいと思ったことはなかった。
オレはタイの友人からは、中国と韓国が嫌いだと思われている。
おなじくらい、日本の悪口も言ってるんだけどなぁ。
千円札はあと4枚。14千円をあとルピーに替えよう。
昨日の両替と合わせ、これくらいで何とか足りるだろう。
余ったら、最後は高級目のホテル泊まろう。
門番のオジサンにチップ要求されて20ルピー札渡す。
まいいけど、なら言われなくても扇風機回してくれよ。
親切はあるけどホスピタリティとは違うパキスタン。
いや、東南アジアでホスピタリティがダメな国は幾らでもあるけどさ。
昨日とおなじ場所で両替済ます。
13790受け取る。14で割ると985。
円高進んでるのか。
ネット接続出来ないので分からない。イエレンショックは来るかな。
ラワルピンディはWIFIFreeなカフェの無い、ちょっと不便な、
でも普通の街だとつくづく思う。女装な方々も見かけた。
中華屋の隣には24hのドラッグストアもある。
今までのような得たいの知れない感じが無いし、必要なものがアルところにアル。
ネット屋も無いけど、、
国内需要だけなら、まだまだ携帯だけで十分ってこともあるんだろう。
道みち、建設中のショッピングモール見つける。
その先に、HSBCとBodyShopの店舗も見つける。
この通りは外資が入るのかもしれないね。
イスラマバードからここまで、メトロ計画が完成すれば、
もう少し、都会になるかも。
それはさておき、今大事なことは、
ここなら、VISAカードでのキャッシングはなんとかなりそう。ということ。
で、BodyShopは需要あんのかな。
宿に戻ると電気が全部来てる。
充電とシャワー浴びるのが火急だ。
もう出歩かない。後やることは。
後は今日のホテルの支払い済ますこと、
夜はホテル脇の食堂で水買って、チャイ飲んで、あればヨーグルト食べよう。
そのくらい。
夕方、宿の支払いをオーナーへ。
明日朝早く、チェックアウトするよ。タキシラにゆく。
それからまた、戻ってくるよ。
タキシラから出来れば、ペシャワールにゆこうと思う。。
危ないからやめとけと言われる。
どうやら、
一般的なパンジャブ州の人にとってはペシャワールは危ないトコ。らしい。
うーん、タキシラまで行ってみて、そこでの感触で決めるしかないな。
ダメなら、ピンディに戻り、ギルギット行きを計画しよう。
仮眠とったりして部屋で過ごす。夜9時頃。
食堂でチャイ2杯。40ルピー。
チャイを飲むと、お腹に優しい為か、精神的にも落ち着く気がする。
酒飲まないので尚更か。
明日は朝早くチェックアウトして、ジェネラル・バス・スタンドを目指す。
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。