日本代表惨敗を語るなら、「自分達のサッカー」の意味と4年前との違いで、

ども、
オランダ対メヒコの試合の後で、書いてます。
ネット回線悪いので、カクカク、よく静止画になります。
故に細かいことまでは、把握できてません。
 
把握できたことは、
「西村判定後でも、大会No1キーパー居れば、60分で10番下げて守りきれるのか?」
という、命題(テーマ)に対して、60分は早過ぎるという結果が出たということ。

残り15分から動き、追いつけるかどうかという勝負でしたが、
なんとかこじ開けましたね。
かたや、追いつかれては、苦しい。取り返すなら、もう一度交代しなきゃ。
10番が1点づつ取りましたが、時間帯とその意味は、天国と地獄でした。
 
 
それはさておき、
凹んだココロも回復したので、日本代表惨敗の総括やりたいと思います。
いろんなヒトがいろんなこと言ってますが、ボクは不満です。
テーマがあったハズなのですが、忘れ過ぎではないでしょうか。
 
a.「自分達のサッカー」は、どんな意味があったの?
b.4年前と何が違ったて、何が劣ったの?
 
 
この二点を切り口として、評価してゆきたい。

a.「自分達のサッカー」は、どんな意味があったの?
ですが、
勝つことと、自分達のサッカーを貫くこととは別ものです。
どちらかの優先度が高いはずです。
両方というのは、二兎を追う者は一兎をも得ずで、
あるいは今回そうだったかもしれません。
 
私は、戦前から、自分達のサッカーを貫くこと優先してたと見てました。
だから、勝つときは、4-3とか派手な試合。
負けるときは1-3,4-2とかで、チャンスを決めきれなくて負ける。

つまり、
・自分達のサッカーを貫いて、かつ、勝てればベスト。
・自分達のサッカーを貫いて、負けでも仕方ない。更に磨くよりない。

と楽観してました。
しかし、悪い結果というものがあり、

・自分達のサッカーを貫けず、勝つ。なら最初から勝利中心に考えろよ。
・自分達のサッカーを貫けず、負ける。ま、全否定だな。

で、今回は全否定のパターンでした。
現場の指揮官がパニクったのも痛かったですが、
パニクった原因は自分達のサッカーが出来ないからで、

「自分達のサッカーを貫く」ことが目的である以上、
それが通用しなかったときの、オプションは端から存在しません。
ひたすら、貫くのみです。
それすら、許して貰えなかったということ。

ここは潔く、全否定という結果を受け入れざるを得ない。
私はそう、判断しています。
 
 
W杯本戦では、勝つために最善を尽くす。
で、もういいんじゃないでしょうか。4年前のように。
必ずしも、守備的が最善とは限らないですよ。
ただ、こちらのリソース、相手の状況、展開。などから、
勝つために出来る最善を選択し、
スタイルに固執し過ぎるのは、辞めましょうよ。
 
攻撃的か守備的かって、分類にそこまでコダワリますか。
今回ブラジルだって、PK戦でしたよ。
前回パラグアイ戦で点取れなくても、失点したら終わりですから、
PK戦は最悪の選択ではないですよ。一点負けてるなら、別ですけど。
 
リスクを犯しても取りに行くときもあれば、このままをキープの時もある。
様々なオプションあって当然で、
スタイルにコダワリ過ぎるの辞めましょう。
 
 
今回の壮大な実験を今後もまだ続けるのかどうなのか、
原委員長の総括を待ちたいところです。
 
 
次に、
b.4年前と何が違ったて、何が劣ったの?

4年前は運が良くて、今回は問題が多かったという評論家が居ますが、
それはアンフェアです。
だったら、今回は運が悪かったで済ませろよ。
 
勝利追求が最優先でなかったこと以外にも、
違いをもたらす違いはあったでしょう。
思いつくままに挙げます。

1)コンディショニング
 南アフリカにスポンサーの関連施設ありましたか?
 キャンプ地とスポンサーの関係が噂になってますが、
 本番のパフォーマンスがシガラミで犠牲になってないか。
 確認したいですね。
 
2)調子悪い10番の起用
 戦犯探しは好みませんが、短期決戦では調子の良い選手起用は重要。
 非情な4年前とは対象的です。スタメン外しても中途半端でした。
 これも、スポンサー絡みが噂されてますが、
 単純に監督采配の問題なのか、気にはなります。
 
3)本番は違う戦術
 準備さえ間に合えば、直前に変えてもいい。むしろその方が効果あるくらい。
 4年前の直前の戦術変更は、
 韓国が直前にフース・ヒディング呼んで成功したのに似てると見てました。
 直前に、我彼の分析して、最善を見つける。それでいいよ。
 本番で、育成も考える余裕あるほど、甘い舞台じゃない。
 また予選と違う戦い方でいい。アジアと世界のギャップを考えたら。
 どうしても、育成やりたいなら、最初の2年間は、望ましい方向性を示すとか。
 メリハリと割り切り必要。
 
4)日本人監督、選手に慕われる監督
 ザッケローニを評して、日本を理解してくれて、と選手達は言います。
 だけど、なら日本人でいいじゃん、って思います。
 ザックは日本的、岡田監督はドライでした。
 大久保も遠藤も、結果出たけど、4年前はモヤモヤって言ってます。
 チームの統率を途中で長谷部に変えてます。
 管理職は部下に嫌われることも大事な仕事ってこともあります。
 監督に求めるものをもう一度明確にしないと。
 また、
 チーム立ち上げ、アジア予選、W杯本戦、それぞれ違って普通です。
 
5)統率者
 特にディフェンスですね。4年前、中澤から長谷部にキャプテン変えたの。
 守備の統率という意味もあったのでは。
 中澤、闘莉王、強いけど、全体の統率は長谷部で、ってことあったと思います。
 日本人は本番での精神力ガーって今回言われますけど、
 じゃあ4年前はなんで枠抜けできたの?
 ピッチ上で全体のバランスもって統率出来る人の有無大きい。
 8年前は前と後ろで分解してました。今回は長谷部45分しか保ちません。
 いざって時は大きい存在ですね。

6)4年という歳月
 主力が体力ピークアウトしたのも大きかったですね。
 岡田監督はオシム倒れて、本番は長谷部、本田を軸に変えました。
 4年はやっぱり長いんでしょうね。
 本田の病気もイタいですが、
 今サイクル短いので、4年間一つのチームは長過ぎるのでしょう。
 
7)経験
 岡田監督は本戦の経験あり、ザックは無い。
 準備してないことが通用するような場所じゃない。
 経験の有無って、そんなところに如実に出てました。
 大枚はたいて外国人雇うなら、せめて経験ある人を。
 そうじゃなきゃ、日本人監督に経験積ませた方がマシ。
 関塚監督とか、若手なら森保監督とかでもいいと思うけどな。
 
8)セットプレー
 今回は点が入る予感しませんでした。4年前は取ってました。
 遠藤いなくて、清武ベンチで右のオプション無いの辛かったですね。
 本田が以前の状態でないだけに尚更。
 仕方ない面もありますが、
 自分達のサッカーの弊害もあったんじゃないですか。
 
 
思いつくまま挙げるとそんなとこです。
戦術に関わることや、選手個々に関わることは出来るだけ避けました。

  
プロデューサーの4年間計画、前回と今回の違いから、進化させないと、
また、無駄な4年って話が繰り返されるでしょうね。

代表で、大まかな方向性示すのはいいけど、
育成に期待し過ぎるのも、もう辞めたら? 限界だと思うよ。
ザックが攻撃の仕方、4年じゃ足りないってんなら、
誰なら、4年で足りるんでしょう。
 
間違った夢をみてたんじゃないかなぁ。
 
 
どういう人材が望ましいか、その方向性は最初の二年で。
育成そのものは、代表に求め過ぎない。
本番は現有のリソース(人材)から組み立てる、理想を追いすぎない。

代表というチームづくりのコンセプトから、プロデューサーが変えたなら、
今回の失敗が財産になるから、無駄じゃ無かったと後で言える。

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