楢葉町役場前に「ここなら商店街」が7月31日にオープンした。
そのことは全く知らなかったが、
オープン二日目のランチタイムに偶然出くわした。
意志と言葉の重さと軽さについて、思いは巡る。
国道沿いを歩く、下り坂をゆるやかに下る。
ローサイドなエリアだったのだろう、店舗が見える。
平地の広い交差点に出ると、
向かいに花輪？
なにごとだろう、撮影クルーもいる。
とりあえず、信号渡ってみる。
仮設で飲食店が営業してる。
２店舗はそば屋と中華屋（どちらも庶民的な店）。
そのとなりはコンビニ。
どこも大盛況だった、ああ今、昼飯どきか。
土木系の業者の方が多数。それから役場の職員と思しき方々。
自家用車で、見物しにきた人もいるみたい。
花輪が飾ってあるということは、最近開業したのだろう。
※昨日オープンした「ここなら商店街」と後で知る。
http://www.town.naraha.lg.jp/information/info/000739.html
更に、周りをよく見ると、
ああ、町役場の前だったのか、
役場にも、公民館にも、いろんな仕事があるらしい。
街は生きてる。帰還する気まんまんだね。
農業はじめ、産業がどこまで復興するものか、オレには見当もつかないけど、
ココで暮らそうという意志が存在することは確かだ。
除染というものをどれくらい信用してよいものなのか、オレには判断できない。
想像したよりも、ずっと山林が多い。
遊猟禁止と河川に看板あるが、その水での稲作の是非も、分からない。
危険だと言う人はへっぴり腰で、危険だとしか言わないけれど、
廃棄物も中心地に封じ込めて、避難地域を拡大して、
除染の費用分で、補償に充てる。
というプランもそれなりに妥当性はあると思う。
チェルノブイリはむしろ、そっちの方向ではなかったか。
正解は分からないし、正しいは無いと思ってる。
それでも、一つオレにも決定できることはあった。
意志があり、行動を伴う人を信用しようと。
東京は（日本は）危険だという意見を、これまでネットで沢山見かけた。
しかし、その多くは危険と言いながら逃げもしない。
疎開を支援するわけでもない。
言葉と行動が一致しないのは、脳に悪いと思うが。。
なにはともあれ、
言葉の軽さと意志の重さが対比する光景ではあった。
食べていきたかったのだけど、地元の実務ある方の迷惑になってもね。
仕事ある人待たしちゃ悪い。
様子だけ見て、早々に立ち去ることにした。
2014.08.01 楢葉町役場周辺
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