書評「年収6割でも週休4日という生き方」ビル・トッテンは縮む日本に本気で備える経営者

実体とバーチャルの区別をお金につけてる人は、2014年現在ではもう絶滅したか。
ただ儲かるかどうかに踊る人達を見ることは容易だが、その逆は難しい。
実体経済の中で、健全な経営を守りながら、来るべき縮む日本に備える。
主張の方向性は人によって多種多様でも、
ビジョンあって、行動伴う人と付き合って行かなきゃと思う今日このごろ。
 
 
ども、ベトジェットでホーチミンからバンコクへ移動しました。
LCCなのでドンムアンと思いがちですが、スワンナプームでした。
途中、エアポートリンクで車両トラブルあったり、
バス降りるとこ間違えたり、
心が折れて、高めの部屋に泊まってしまいました。
その分部屋広いので、店で飲まず部屋飲みしてます。
ビールコンビニで買って。
まあ、それでトントンな感じで過ごしてます。

ところで、
イケダハヤト氏の紹介で、
http://www.ikedahayato.com/20140916/12685036.html

この本知りました。

で、読了しました。

言ってる事自体は、今の時代ではごく普通かもしれない。
が、経営者がそれを実践しようとしてるところはレアだ。

ビル・トッテン氏の思想信条に全面的に賛成というわけではない。ボクは。
ただ、来るべき日本経済の縮小に備えて、
「年収6割でも週休4日」その代わりレイオフはしません。
と言える経営者を私は知らない。
オーナー経営者でも、まず見当たらない。

トッテン氏は、アメリカ発の市場原理主義を信用していない。
まあ、資本主義の実体を伴わない、バーチャルな側面、総てを、
アメリカ発の市場原理主義と言ってます。
 
サブプライムが破綻したときも、
結局、政府の救済があったからねぇ。
あれが、救済無しで、生き残るものだけが生き残るんなら、
もっと信用してもいいんだけどなぁ。
政府の信用というのが信用の限界なら、いずれ限界は来るんだろう。
 
 
それはさておき、
実体経済を無視して、無理にバーチャルに経済を成長させても、
実体の方がむしろ傷むだけ、
という主張は、普通といえば普通だけど、
株式の上場を拒否した、オーナー経営者の言葉だもの重みはある。
このまま続けてたら、ブラック企業を生む社会という予見はあったんだろう。
健全経営を続ける実業者であり続けようとする意志を強く感じる。
 
 
で、
低成長省消費時代に向けて、 
週休3日や在宅勤務の取り組みと並行して、
社員に自給自足を推奨する。
休日農業や日曜大工には年間2万円の補助金が出るらしい。

そしてなにより、本人がそういう生活を実践してる。
 
 
ここまでが前半。

社会的にある程度成功した人で、未来へのビジョンがある人は珍しい。
さらにそれを、具体的行動と一致させてる人はレアである。

まあ、世の中にはそういう人もいるってことだね。
目の前の現実ただ追ってるだけの人ばかり見かけるのは、
オレ自身の問題なのだろう。
 
 
で。後半は、金融システムと金融政策の話。
 
必ずしも、全面的に賛成ともいかないんだが、
このでの肝は。

経済成長が必要とされる訳は、

社会に流通するお金の80%~90%が貸付を通じて作られたお金であり、
そのお金を借りた人(または企業)は利子を付けて返済しなければなりません。
そのため経済は利子分だけつねに成長し続けなければならないのです。
そしてこの利子分は実体経済における製品やサービスとは関係のないお金であり、
国民の健康や幸福を増やすわけではありません。

 
で、政府紙幣の発行で、金利というワダチから脱出すべきだと、彼は説きます。
 
オレは政府紙幣が一番いいかどうかは分かんない。が、
マネー経済用と実体経済用の通貨をもう分けた方がいんじゃないか。
という疑問は当然出てくるもんと思う。
 
それを言う経営者がいるとは思わなんだ。
 
ビジョンある人と関わる時間を増やさないとな、
そう思う今日このごろ。

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