「高木ちえこ」に学ぶ、自給自足は都会でも可能、「田舎暮らし」は本質ではない。

自給自足生活というと、「田舎暮らし」のとこだと短絡されることがしばしばある。
お金の経済の外で直接的に、自然の力を利用して、生活を循環させること。
これは都会だって出来ることは多い。
逆に、田舎暮らしが循環的だとは一概には言えない。
 
さらに今後は、10年ほどすれば、耕作放棄地の増加と人口減少相まって。
平地でも自給自足生活はよりやりやすくなる。
 
 
 
「とりあえず畑で暮らしてみる/高木ちえこ」の紹介から。

あらすじ
 住処を失ったシングルマザーが、関東の近郊(都心まで1時間半)の、
 畑の一角コンテナハウスで暮らす「某さん」と出会う。
 エコでお金を使わない生活を目の当たりにしながら、
 自身も「半自給自足の物なし生活」を体験するという、
 実話をベースにしたフィクション。
 
内容も面白く、ノウハウ凝縮されているので、二度美味しい。
あ、続編も紹介しておきます。
「そこそこエコ、はじめました。」

こちらは、食べ物の、採取、栽培、加工が中心に描かれてます。
 
 
まあ、四の五の言うより、読んでもらうほうが早いのですが、
兎に角、素晴らしいです。
バイブルとしてます。

ワタクシ、とりあえず、チャレンジするのは、
 ダンボールコンポストを更に進化させバイオトイレ。
 重曹+グリセリンで洗剤、石鹸使わない。
 加工食品、特にドライ。野菜を干して保存。
 
あと、
畑はより自然農に近いやり方します。師匠も居ますから。
食べられる雑草は別途、勉強しないとイカンですね。
 
でも、
最低限のインフラは文明の利器に頼ります。
 
あ、それと、
お米(玄米)は近所の農家さんから直接買います。
ハイクオリティを驚きの安さで、なのですが、
それはまた、別のお話。
 
 
ま、それはさておき、そこそこエコは誰にでも出来る。
都会に住んでても。
 
 
 
愛知県豊川市あたりなら、同じこと出来ると思ったよ。
実は佐賀を逃げ出したとき、
大阪から東京の間で、愛知県に立ち寄っている。視察で。
 
友人のツテで畑が借りられるという。
近所にショッピングモールあるような平地。
畑自体は充分に広く申し分なかった。
 
昔は農業盛んな地域だったらしい、
今は新興住宅地に変わり、まばらに農地が残っている。
ボクが育ったとこもそんな感じだったな。昔は。
 
 
今耕作放棄地で、草もそこそこ生えてるし、
自然農でやってもそんな文句言われ無さそう。
 
高木ちえこみたいに、コンテナハウス建てて住めたらいいんだけど。
それはちょっと、難しそうなので断念した。
別にアパート借りるんじゃ、農具も置けないし、金銭的にも負担。
 
 
たださ、
大都市からちょっと離れた、郊外の都市で、車で1時間も行けば、
こういうところは、日本中もう結構あるんじゃないの。
 
あそこは、風強いので冬は無理だが、
平地で温暖、生活には何不自由なく便利。
セントレアにもそんなに遠くない。
 
そこで、自給自足生活出来るって、魅力的ではあった。
 
 
恐らく、今後、全部宅地で埋まっちゃうんじゃなくて、
まだらに耕作放棄地残ってる平野部はどんどん増えると思うよ。全国で。
 
これから、自給自足のハードルはより低くなる。
 
 
 
昔の「田舎暮らし」と今の「自給自足」の違いは、コンセプトの違い。
まあ、コンセプトって言葉も古いですが、敢えて。
 
せっかくなので、宮崎の例、また登場してもらいましょう。
膨大な精神的苦痛を対価に得た貴重な悪データですから、シェアします。
 
 
セルフなリフォーム、というより増築かな。
その手際、年季入ってて澱みない。
 
うーん、自然との闘いだ。
そして、地元との戦いでもあったのだろう。開拓。
 
なんでこんなに戸締まりきっちりするんだろ、田舎なのに。
成田は結構空き巣出るから注意って言われたけど、、
 
とても違和感あった、
キーロックする日本の田舎なんて。
 
ああ、ここは彼の城で戦っているんだなぁ。移住者だもの。
確かに、田舎では暮らしている。
ジョン・ウエインな田舎暮らし。
 
 
清流のほとりにて、彼はゴミを燃やす、ペットボトル含む。
田舎暮らしそのものは、循環ではない。
 
食糧は全て、お金で購入しているようだ。
収入源はペンション経営で。
 
収入を得て、消費。その繰り返し。
 
やっぱ、思想がインダストリアルだよね。
今っぽくない、20世紀的。
 
 
自然と循環できるものはその力を借り、
システムがあるものは産業に還元する。
人間関係だけでなく、その円環のコトワリが、根幹でしょ。
 
彼は本当の意味では、相手のWINが分からない。
交換というDealがとてもヘタだ。
 
 
「田舎ぐらし」は「自給自足」とは違う。
カネ稼いで、消費するのとは決定的に違う。
場所は田舎でも都会でも関係がない。
 
 
大工仕事や釣りは学べるかもしれないが、、
時差が20年はある。
 

 
 
山都と自給自足。
ではなんで、オレは山都なのか?

 空き家は即住める。
 リフォームしなくても住もうと思えば住める。

 家の周りの狭い元畑から始めれば、最初は充分。

 自然農の先生も居る。 
 
やりたいことがやれる条件は満たしている。
さらに、

 駅まで歩いて行けて、途中一応スーパーもある。
 
 ネット含め、インフラは繋がる。
 
不便過ぎるとまではいかない、車ナシでもギリ大丈夫かも。
そして、他との決定的な違いは、
 
 移住者のコミュニティがあり、かつ地元から受け入れられている。
 
 
これ、他では感じなかった。
移住するなら、移住者のコミュニティからアプローチするのが王道。
そのコミュニティが良い感じで、自分にとって心地よいかどうか。
さらに、地元が移住者の受け入れをどう思っているのか、本音で。
 
ああ、ここは関係、円滑に築けているんだな。
やっぱり、成功した先例があるのは大きいねぇ。
 
 
5月でもまだ、ストープ使ってるって気候は厳しいけど、
寒くなれば、帰りゃいいよ。
八重山諸島でなけりゃ、越冬できない体質なんだから。
 
他にいい候補地なければ、ここにしよう。
いいとこだし、(写真のUPはネット環境整ってから) 
 
 
もう日本に一年も居ます。
山都では、この季節にカメムシが大量発生する。
 
それ手で摘むと、
タイやベトナム思い出して、
ふと泣きそうになります。
 
 さつきまつ、虫パクチーの香を匂げば、
 昔の人の袖の香ぞする。
 
 
冬寒くて、丁度いいかもしれないね。
半年定住に成功したら、自分にご褒美をあげよう。
沖縄、台北、ホーチミン、バンコク、テヘラン、
そんなルートを思い描いてます。
 
 
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