皆さんはこの人物をご存知でしょうか?
知名度はまだ、さほどじゃないけど、結構凄い人です。
評価経済で食べてイケてます。21世紀の生き方の体現者。
一仕事50円+交通費で、飲みの相手してもらいました。上野で。(飲食代は当然私持ち)
きっかけは岡田斗司夫のカリスマ論。
ここでのカリスマとは、要するにファンを持つ人です。
詳しいことは本編読んでください。
で、そんなに有名でなくても、ファンがつけば、
評価経済的(貨幣経済に依存せず)に、生業を得ることが出来る。
その体現者として、ホームレス小谷さんは文中登場します。
「じゃあ、どうやって食っていけばいいんですか?」と小谷さん。「そうだなぁ。どんな依頼でも1件50円で受けろ。簡単なことも、大変なことも関係なく、全部受けろ。値段は一律50円」と西野さんの友人であるヤンさん。
わけがわからなかったけれど、小谷くんは素直に西野さんたちの言うことを信じて公園に寝るというホームレス生活を始めました。
で、その結果、もう3年も続けてるそうですが、、
なぜ50円仕事で、太るほどの余裕があるんでしょう?
半日仕事ともなれば、依頼した人もご飯くらいは出してくれます。仕事が夜までかかるような時は、結局昼食と夕食の両方をご馳走になって、さらに飲みにまでにまで連れて行ってもらえることも多いそうです。
さらに、手間賃が50円ともなると、本当にいろんな人が気軽に依頼してくるため、いつも新しい出会いがあります。その結果、知り合った女性と、結婚までこぎ着けて
人との繋がりだけで、生きてて、
お金が掛かることは、全てクラウドファンディングで解決。
「僕に結婚式をあげさせてください」と訴え、お金を集めることに成功しました。
実は小谷くん、クラウドファンディングの成功率が100%で、必ず目標額を達成しています。彼がうまいのは、目標の設定条件をかなり低くしていることでしょう。
が結婚式場に選んだのは、遊園地の「浅草花やしき」でした。浅草花やしきは、平日の昼間なら安く貸切にできます。浅草駅のすぐ近くだからアクセスもよいし、遊園地だからどんなにたくさんお客さんが来ても大丈夫。
ラウドファンディングのキモは、出資者に共感してもらうことですが、ここでも小谷くんは優秀です。
読んだときは、ホントにスゲエ人が居たもんだと思いましたよ。
ついにそこまで来たんだ時代はって、感じで。
反面、
オレにはその才能は無さそうなので、
まず、自給自足頑張ろって、思いました。
で、東京遠征で飲みのお誘いフラれたので、「ホームレス小谷」依頼してみるか
面識は全くありません、
「ホームレス小谷」で検索して、
http://yugamigachi.thebase.in/
「住所不定」のページから「Conntact」クリックして、
名前と連絡先と要件書いただけです。
私の東京滞在中に、夜、東京近辺で飲み会付き合ってくれないかと。
で、今日の夜なら大丈夫と返信来まして、
上野で7時から飲みとなりました。
(実際は前の仕事と交通の都合で40分くらい遅れました。)
赤いニットキャップでスグ分かるので、待ち合わせには困りません。
あ、ホントに来た。って感じでした。
スゲエ、今会えるカリスマ。
で、肉より魚がイイってことで、サシ飲みスタート。
(ホームレス生活始めてから痛風になったらしい)
この日はワタクシだいぶ酔っぱらいましたね。
小谷さん、清潔な人。
第一印象はとにかく、清潔感ですね。
いや、単に外見だけでなく、
粗、野、卑、という要素を消してるんですよ。
芸人さんだからかもしれないけど、
人を不快にさせる要素を一切見せない。
食べ物とか、もっと注文するかと想像してたら、
普通に程々、逆に過度に遠慮することもなく、普通。
なんというか、彼にとって、この時間も仕事だから自制効いてるのか、
「逆キンコン西野」という感じで、嫌われない要素だけで構成されてる。
(そこが、芸人として弾けなった要因なのかなぁ)
ああ、この人サービス業向きだなぁ。
タイやベトナムならアリだけど、フィリピンで製造業は違う的な。
で、もっと上品。
「カリスマ論」によると、
生産性を必要とする仕事では概ねポンコツだそうです。彼は。
今の方が、
生き方と持って生まれたタレントがマッチングしてるんではないか。
有吉弘行、バカリズム、オードリー若林、
そういうタイプだったら、絶対無理だな、
良かった、下手に売れないでくれて、
お陰で、こんな凄い生き方見せてくれるんだもん。
ああ、こんな凄い人、時代のトップランナーとサシ飲みしてるのにオレ、
周りは誰も気づかない。
思わず、ニヤニヤしちゃいました。
いくつか聞いてみた。
結婚後はどうしてるのか?
週一くらいのペースで会いに行くそうです。
保険とかは?
ナシ、病気したら治療費はクラウドファンディングで。
芸人としての未練は?(それとなく聞いてみた)
自分はもう芸人じゃない、
って、言ってました。
芸人であるかどうかより、
今、面白いこと出来てるかどうかのほうが、大事そうです。
(そこは、西野さんと一緒なんでしょうね。)
有名になったら、このモデル成立しないんじゃないか?
そんときはそんとき。
西野さんと一緒に自分通貨発行とか、
有名になったらなったで、自己資金の会社が上場しちゃうみたいな。
もうワンランク上のクラウドファンディングになっちゃうでしょうね。
子供は?
欲しい。
そこまでトライして欲しいなぁ。
新しい家族は小谷さんなら、出来るかも。
大体、こういう自由な生き方してる人は単身者がほとんど。
そうだな、たとえばphaさんとか。
そもそも僕は小さい頃から家族というものがあまりピンと来なかった。
虐待とかされるようなひどい家で育ったわけじゃないけど、
家族とはあんまり気が合わなかったし、
そういうタイプが多いんじゃないかな。
小谷さんなら、出産とか養育費とかお金の面は、
クラウドで解決しちゃうだろう、
だけど。
「週一で会う」で家族というものはどうなるのだろう?
結婚してる人は大抵一緒に暮らすし、
「拡張型家族」とか言っても、ホントに子供産んで育てるとこ、
そういうコミュニティ的な育て方で成立させてる訳じゃない。
まあ、そんときは、
無理にホームレスである必要は無いけど、
固定費余分に掛かるし、
フットワーク悪くなるし、
家族とのプライベートな時間欲しくなるんじゃなかろうか、
カリスマはカリスマな分、パブリックな存在だから、
今会えるカリスマの場合、特にプライベートは制限されてるはず、
シェアでパブリックな、子育てってあり得るのだろうか。
その答えはボクには分からない、
子供作る予定なんて、全くないし、
正解がまるで想像つかない。
カリスマは社会実験だから。
もう既に有るやり方で、「成功」した人にボクは余り興味ない。
カリスマ投資家に会ってもツマラナイ。
いや、つまらなくなってしまった。
そっちでどんだけ資産積み上げても、同じことの繰り返しじゃん。
刺激を受けないし、魅力感じない。
彼らは確かにカリスマで、ファンや弟子が居るんだけど。
ただ、金持ちになりたいだけの人だったり、
全然つまらない。
ま、カリスマは人に影響与える存在。
どういう内容であれ、
ありふれてないから、これまでと違うから魅力ある。
カリスマ論/岡田斗司夫によると、
自己成長か社会変革か、どっちかに振れるもの、らしい。
で、小谷さんは、中道無色だ。
知らないうちに、人に影響与え、社会変えてっちゃう気がする。
むしろこういう人だからこそ、
無自覚に成し遂げちゃったりするんじゃないか。
サシで飲んでて、そんな気がした。
今度本を出すというので、
ぜひ、家族について答え出したところで、まとめて欲しいものだ。
ワタクシ、ホッピーおかわりした。
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
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