大株主「日銀」、17年末に日経平均4分の1で筆頭-ETF増功罪https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-14/OBMQHN6KLVRU01
こんな記事が出る今日このごろ、
金利が下がっても株価上がらないのは、リスクプレミアムの増大でないか?
第二章はそんな話から始まります。
この本の続きを。
リスクプレミアム = 1/ PER(益利回り)- 10年物国債利回り
だそうです。
実際に計算してみると、
アベノミクス相場で株価上昇があったが、
2015年4月の5.2%を底に、リスクプレミアムは上昇を続ける。
で、リーマンショック前年の頃と今は似たような状態。
金利下げても、株価上がらない。
これ衰退への道ではないかと、著者は警告してる。
それから、物価と為替の話をしてるのだが、着地は、
アベノミクスの結果、一旦は株高円安を演出するが、
循環的に、株安円高も起こる。
そので中、為替ヘッジ付き日本株投資を外資が続け、
日本株は大変ボラタリティが高くなった。
結論はそこで終わらず、
今は適者生存という市場原理が働かず、
敗者が撤退しないから、成長もまた生まない。
また、崩壊からのスクラップアンドビルドが起こるよりないのではないか、
と締めている。
大株主「日銀」、17年末に日経平均4分の1で筆頭-ETF増功罪https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-14/OBMQHN6KLVRU01
追加の金融緩和策として上場投資信託(ETF)の買い入れ額を増やした日本銀行が、
日本株市場への影響力を強めている。
ETFの保有額から試算した結果、既に主要企業の実質的な大株主となっており、
7月会合の方針に沿って今後買い進めば、筆頭株主・日銀の銘柄が急増する。
まあ、確かに、機能不全と観られる材料は多く、
低調な中、ボラタリティは高いのかもしれない。
何かの拍子に敏感に動く感じはある。
アベノミクの終わりは近いなぁ。
って、数字の上げての検証は説得力あった。