昨日のつづき、銘柄で分散は意味あるのか?
考えるべきはロジックごとの分散じゃないかなぁ。
その話題が次の章で語られます。
ロジックの組み合わせ、ポートフォリオという章で説明されます。
ロジックを選別して→優先順位付け→重み付け、
という順番で考える。とのこと。
前提として、ロジックは多いほど良い。
で、
使うロジックをピックアップして、
同じタイミングでシグナル出たら、どちらのロジック優先するか決めとく。
ロジックごとに最大投入する資金を決めとく。
ということ。
本書では5種類のルールを組み合わせて運用する例が示されます。
バックテストの成績で順位決めてめて、
資金枠の範囲で、同時にシグナル出たら、順位上から枠を使う。
そんなやり方してます。
例えば、
運用資産が現在100万円で、保有しているポジションがないとしましょう。
このとき、順張り買いルールで80万円分の銘柄に仕掛けのシグナルが出て、
同時に逆張り買い・急落型ルールで100万円分の銘柄に仕掛けのシグナルが出たとします。
この場合、順張り買いの優先順位のほうが逆張り買い・急落型よりも高いので、
運用資産100万円のうち80万円分が、順張り買いによる仕掛けに回され、
残った20万円分が、逆張り買い・急落型で仕掛けのシグナルが出た銘柄に回されます。
このとき、優先順位の低いデイトレ空売りルールで仕掛けのシグナルが出ていたとしても、
運用資産は残っていないので、仕掛けることはできません。
それだけでも効果があるという結果が示されます。
総額で枠があって、それとは別に銘柄単位でも枠が決まってる。
だから資金管理の章では、銘柄ごとの管理しか言及なかったのか、、
ま、理由は分かるのですが、
どんな理由でシステムトレードの場合銘柄決めてるのでしょう。
やっぱりそれが分かりません。
「ロジックのバックテストの結果で成績よい銘柄を選ぶ」では、
堂々巡りしちゃう。
東証一部の銘柄対象にしてロジックテストしてんなら、
銘柄気にしないで、
同時に持つポジションの総額と、
個々のロジックの資金の枠と、
ロジック間の優先順位、
それだけで十分ではないかな。
それと、優先順位はあまり有効じゃないんじゃないかな。
先にシグナル出てそれポジション取っちゃったら、
より優先順位高いシグナル出ても、前の解消するわけじゃないでしょ。
前日のシグナルで翌日寄り付きに仕掛けるって決まりに限り、
選べるから優先順位が有効な気がする。
でもそれって、ロジック以前に時間管理で縛りがあるってことじゃね。
やっぱり、時間管理とロジックでの資金管理で充分だし、
それでしか管理しようがない気がどうしてもする。
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