フリーランスのメリット・デメリットの嘘<ITの仕事>

ITエンジニアがフリーランスになるなんて、
ただの転職程度のリスクです。
 
よく生活が不安定になる。その一方で自由が増える。
みたいなこと言われますが、ウソです。
 
 
巷にあふれる情報検索してみたら、あまりにデタラメなので憤慨しました。
独立支援、本気で始めようかな。
 
こう見えても、
サラリーマンから独立して、8年くらいフリーランスやってから、引退してますし、
最近復帰しましたが、職場で技術で遅れを取ることはありません。
最近のIT産業の状況も分かって来ましたし。
 
 
気になってしまったので、フリーランスの要諦まとめます。
 
 
 
 
1.ウソについて
 
1.1.根本的なウソ
 フリーランスからサラリーマンに戻ったって別にいいでしょ。
 ITエンジニアなら、シームレスに可能です。結局技量次第です。
 
 東芝やシャープのようにならず、
 リストラもなく、
 終身雇用が保証される就職先を確保した人以外は、
 
 むしろ、
 次の就職先決まるまでのつなぎ程度の気持ちで、フリーランス出来ます。
 手当的に、どっちがトクかは状況次第ですが、
 
 自分に合わなければ、戻ればいいんですから、
 リスク自体は転職と代わりません。
 
 
 
1.2.メリットのウソ
 ・自由のウソ
  生活は自由になりません。
  収入がそれ一本なら、思い切って休めません。
  有給という概念はありませんので、
  サラリーマンほど気楽に休めません。病気になれません。
  常駐ならカレンダー通り、受託なら土日も忘れます。
 
 ・ストレスフリーのウソ
  ITの仕事のストレスは変わりません。
  自分でパッケージソフト開発して売るなら別ですが、
  誰かの指示に従って仕事するなら、一緒です。
  そもそも、
  契約の形態が違うだけで、仕事は同じなんですから、大した変化じゃありません。
 
 
 
1.3.デメリットのウソ
 ・エンジニアとしての将来の不安は一緒
  サラリーマンでも同じ悩みを悩みます。エンジニアなら。
  三択です。
   気休め程度の安定を目的に、その会社で管理職目指すか、
   生涯現役続けるか(場合によっては転職かフリーになる)、
   あるいは(私のように)エンジニア辞めるか、
  
  将来の岐路に悩まないエンジニアは居ないでしょう。
  キャリアの根本的問題は、契約形態の問題じゃないので、
  フリーか会社員か、関係ないです。それはただの手段です。
  
  ほとんどの場合、
  転職でも、フリーランスでも、
  生涯現役はその気になれば可能です。
  歳とっても、受け入れてくれる職場は探せばあります。
 
 
 
 ・フリーの煩雑さは、たかが知れてる
  税務などが代表的でしょうか、雇用先が代行しててくれたことがあります。
  しかし、青色申告会への入会は安くて、
  エクセスに経費さえ記録ておけば、ほぼやってくれます。
  むしろ、
  どんなことが経費で落とせるのか知っておくのは、人生のメリットでしょう。
  年末調整という国策の結果、
  サラリーマンに納税者意識無い方がよっぽど問題です。
  
  仕事なんですから、
  交渉ごとも申告も、自分でやるのが本来です。
  しかも、想像より安い金額で代行してもらえます。
  
  
  
 ・お金の不安はサラリーマンなら消えますか?
  お金の不安は、お金の勉強して、お金に強くなって始めて解消できます。
  働き方では解消しません。病気になれば一緒です。
  
  福利厚生なんて要らないから、そのまま報酬くれ!
  私はサラリーマン時代そう思ってました。
  会社なんて簡単に潰れますからね。
  年金や退職金ってそんなに安心なんでしょうか。
  個人的には貰えるものは、早めに貰って、
  私は自分で運用した方が安心ですけどね。
  
  
 
 
2.大した安定でない会社にエンジニアが雇用される意味
 メリットは以下の二点だけでしょう。
  職場環境に変化が少ないこと、
  管理職へのキャリアパスの可能性があること、
 
 常駐や派遣で働いてるなら、雇用される意味はほぼない。
 今働けてるなら、フリーでも仕事はあります、一緒です。
 
 会社の職場が居心地良いか(悪くなるまでは居る)、
 管理職への意欲も能力もあってチャンスがある会社か、
 それくらいしか、
 大した安定でない会社で勤め上げる理由はないです。
 
 
 
 
3.フリーランスは毎回転職のようなもの、それがメリット
 転職は、
 職場を変えたい理由があって決心します。
 私もそうでした。
 
  やりたい仕事に就く為か、
  能力に応じて給与アップするか、
  
 最低限、どちらかは叶えたいですね。
 
 お金か、スキルアップか、
 少なくともどちらかを叶える為に職場を毎回選びます。
 金額の交渉しながら、いろんな経験ができること、
  
 それがフリーランスの最大のメリットです。
 自己選択権だけは被雇用者に無いメリット。
 
 
 
 
4.良い営業さん(複数形)と繋がることは生命線
 他の起業と違って、ITエンジニアの良いところは、
 営業が苦手でも、代行して貰えるところです。
 エージェント登録できるサイト沢山あります。
  
 私の場合、昔は3人くらい懇意のエージェントさんが居て、
 ローテーションで紹介頼んでいました。
 
 技術と営業の両方が得意という人はあまり居ないでしょう、
 当時の私もそうでした。
 
 なので、
 良い営業さんを選んで、代行してもらうことは大切です。
 粗悪な営業は粗悪な案件を紹介します。
 
 復帰にあたり、良い営業さん見つけるの苦労しました。
 契約が事前の交渉と違って酷く、関係を断ったこともあります。
 契約後、最初の出社で、
 約束の時間をすっぽかす営業も居ました。
 
 マッチング能力ない営業も多いです。
 「Oracle出来ますか」程度の質問横行してます。
 
 良い営業さんも居ますので、諦めず、妥協せず探すのが大事です。
 
 
 
 
5.エンジニア引退するなら
 お金の技術か、売る技術。
 
 引退を視野に入れるなら、
 どちらかの技術を新たに学ぶべし。
 すくなくとも、どちらか。
 
 学ばない人は生き残れない。
 それは、仕事によらず、契約形態によらず、変わらない。
 
 
 
 
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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