「３０分以内に届かないから無料」その気になれば、ピザーラでもシェイキーズでも出来たこと。
そんなことでも独自のウリになる。
でも競合は真似しなかった、マネできるのに。
だから、USP（Unique Selling Proposition)として成立した。
ボクが思い出すのは4967 小林製薬なんだけど、
それはさておき、
真似したくないんでしょ。理念が違うから、経営はそんな勇気は持てない。
他人と違うことは、嫌われる勇気。
Only One の勇気に讃歌を。
昨日の続きで、為末大は「もともと特別なオンリーワン」に異論がある。
競技者として競合を避けることの違和感もあり、
そこよりワタクシ、「もともと特別な」の方に問題あると思う。
均質化の教育を受け、そのまま受け入れ、
同調することで嫌われを避けてきた生存戦略を採用してきておいて、
同化することに寄せておいて、「もともと特別なオンリーワン」はちょっと虫が良すぎる。
オンリーワンは独自性で、独自性は他と異なること。それは勇気の讃歌じゃん。
で、さらに、
ドミノ・ピザのように、オンリーワンは「もともと特別」ですらない。
無料にすることくらい、経営者に勇気さえあれば、どの企業でもできる。
勇気さえあれば。
味も価格も競合と似たりよったりだが、
必ずアツアツを届ける。それが顧客との約束。
ま、だけど、
「大衆は常に愚かで怠惰」と見切って、
同調圧力の中で生きるマスの層に、「もともと特別なオンリーワン」と自己承認欲求を届け、
ミリオンヒットを狙うというマーケティングは凄いとは思う。
が、それはまた別のお話。
独自性で競合を避ける、弱者の戦略で思い出したのは、「あ、小林製薬」でした。
最近だと、鼻うがいで、モデルさんが鼻から水流してるやつ、
見た目が斬新なので、ちょっと話題になった。
攻めてるなって思ったし、常にらしさはあるよねって。
「あったらいいなをカタチに」とは、
今までに無いを含むので、1999年4月にthink different的な経営理念あったようです。
ボクは日経レバでテクニカルと、小型成長株のファンダの二本立てなので、
大型株の現物はやらないけど、
「経営者」というのは最重要なファクターと見ているので、
あくまで、参考まで。
4967 を日足で見ると、今、押し目買い入れそうです。
四季報で見ても、同社のIRで見ても、
ファンダで買うなら、充分過ぎる内容と思われ。
ま、直近の決算見ないでも買いたい感じですけどね。
やっぱ、景気敏感株より、内需がええわー。小型株でこういうの探そう。
ただ、もっと驚いたのは月足で見ると、
2013年4月から、沸騰始めて、右肩上がりのチャート。
小型成長株の理想みたいなカタチ。
アベノミクスの恩恵というだけでは、説明できないと思うのですよ。
2013年に六代目の現社長小林章浩氏が就任。
これ、偶然なら、右肩上がりこんなには続かない。
同族経営で、サラリーマン社長じゃないから、決断できるっての大きいですよね。
ワタクシが子供の頃から、ブルーレットはありましたが、
とんがった商品を出す会社というイメージありませんでした。
やっぱ、経営が勇気を持って独自性に舵を切ったんでしょ。
大型株はやってないけど、
勇気に現物買いという讃歌を贈れる投資家になりたいものです。
変わる勇気ない経営者いくつも見てきましたから。
真似されない差別化は、真似したくない差別化。
まさに、裏に道あり花の山。
アドラー心理学は勇気の心理学。
人間讃歌は勇気の讃歌。
今は、最初勤めた会社とその駄目経営陣に感謝してる。
ずいぶん、憎みましたし、悩みましたけどね。
子会社もグループ自体もやばくなって、
有効な社員はグループに引き上げ、
掃き溜めのように親会社から人送り込まれるようになります。
そんな中、就任したサラリーマン社長は経営陣の中でも特に最悪で、
他責の人、社内評論家として生き抜いています。まあ掃き溜めですからね。
理念やビジョンを経営トップとして示さず、
「何者になるのか？」って問いかけてる始末でした。
新人ごころに、なんで株主はこの人達クビにしないのか疑問でした。
ま、株主は親会社で、グループ全体が崩壊の最中でしたから。
それどころじゃ、なかったね。
でもね、
今は感謝してる。ありがとう。あの駄目組織。
それしか言葉が見つからない。
あの原体験がなくて、そこそこ居心地良い組織で成果出せてたら、
今の人生歩んでないもの。
別の世界線で、どんな人生なんだか、想像つかないけど、
今の学びに適切な人生だと、この世界線で生きてる。
やっぱ、トップは、使命背負うもの。
大統領はエゲツなく、国益ファースト。
では。
お問い合わせはsampome.net@gmail.comまで。
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