元パラ選手が安楽死 素晴らしきかな人生。「書評」<諦める力> 見切り千両っすね。

見切り千両。見極めは人を自由にしますね。
現実を受け入れ、人生の残り時間を悔いなく運用したいものです。
凄い人生があるものですね。↓
「元パラ選手が安楽死 リオ、ロンドンで金銀銅」
https://www.sanspo.com/sports/news/20191023/spo19102308420002-n1.html

「(安楽死の)許可証がなければ自殺していた」
「安楽死は殺人ではない。より長く生きるためのものだ」
鎮痛剤を打つなどの治療を2週間に1回程度行うことで
1カ月のうち10日ほど比較的良い状態で過ごせてきたが「最近は困難になってきた」と話した。
9月にはランボルギーニのスーパーカーに試乗するなど夢をほぼ実現し
「もうしたいことはなくなった」とも漏らしていた。(共同)

こんな壮絶な出口戦略を私は知らない。
   
  
  
想像ですけどね、

10代半ばで下半身不随になったときには、絶望したでしょう。
治る可能性もなく、いずれは激痛に耐えかねて死んでゆく。
それでも、現実を受け入れた。

 
安楽死のおかげで、出口戦略を描けたのはホントに大きいと思います。
これで生に対する自己決定権を取り戻したことで、
命というリソースの運用計画を策定できた。
 
マーケティング以外はからっきしな会社の兵隊さん達の、
俯瞰力なき、思考停止な洗脳っぷりみた後なので、コントラスト強く、
 
これぞ自己決定権という自由、畏怖の念をいだきます。
 
 
  
リソースを運用するにあたっては、出口から描くって、ホントに大事。
トレードだと、エントリの時点で、
どこで利確、どこで損切り、あるいはどこで、つなぎ打って様子みるのか、

不動産産なら、買付入れる前に、
何年で回収か、最後は売却か、それも更地にするのか、
あるいは、土地を担保に建て替えるか。ああやっぱ区分はよく分からない。

あらあら想定はします。
終活といいますが、命だってリソースですから、運用スキルは必要ですね。
 
「年金がー」とか、メンテナンス費用不安がる前に、
雇われ講師しながら「自由な時間」とかさえずる前に、
命というリソースどう使い切るか、より重要なこと、思考停止していいわけはないと思うが、

リソース運用のトータルな設計が先にあってこその、
維持費であり、余力じゃん。
 
正直、運用スキルに長けた人と付き合い学び、それ以外は避けたいです。

不安も欲、煩悩ですけど、
見極め、諦めがないから、中途半端な欲に溺れるんだろ。
ほんと、ダセェと思う。賢愚以前に。
 
ああ、まあ他人の課題は他人のもの、自分の課題に取り組め、でした。
 
 
 
それはさておき、書評。

適正の見極め、
リソースが最大限のパフォーマンスを発揮するための戦略。
そのためには、やらないこと、捨てることが重要。
まるで、要らないインジケータをチャートから消すように。
 
アスリートの世界じゃより残酷に結果が明確だもの。
 
現実を受け入れるためには、自分の客観視が大事とメダリストは説くが、
アスリートの世界に限ったことじゃない。
  
  

先日、あるセミナーで若手弁護士に出会った。
テストでいい成績を取るのは得意だし、
その競技で勝ってきたし、今後も勝ちにこだわりたい。らしい。
 
うーん、司法試験じゃなく、国家一種じゃないかなぁ。
客観視、俯瞰力のなさが、資質にマッチしないチョイスをさせたか。。 

言わずもがだが、  
出題者が予め設定した「解答」に、早く正確に到達するという競技のスペシャリストだ。
ただ、現実には正解の設定された競技はレアである。
 
そして、正解の数で点数という評価は明確で勝敗が分かりやすい。
簿価と時価、価格と価値とか、評価の精度は目利き次第なんてこともない。
  
  
法廷で判決はあるけど、何が正解かは別の問題だしねぇ。
勝ち負けはあるけど、法の専門家以前に、利害調整の代理人だもの。
勝っても長引いたら負けってことある。
 
  
分相応のところに住み直していただければそれでいい。
金額はいいから、いや、引っ越し代は持つから。
強制執行までゆくのは、しんどい。
 
杓子定規より、
譲れないところは死守しつつ、融通きかせて交渉まとめて欲しい。
そのための代理人なのだから、
  
 
本人の資質と、選んだ職業の本質がマッチしてるようには見えなかった。
しかも、レッドオーシャンな職種。
指示されたことを、そつなく正確にこなすことが重宝される仕事は他であるのに、、
判断が表面的過ぎないかなぁ。
傍目には、才能の無駄遣いに見えてしまう。
 
 
為末大は100mは向かないと資質を見極めて、400mハードルに絞った。
カールルイスを見て、こうは成れないと悟ったそうだ。
ま、彼はコーチにも恵まれていて、100m断念して、400mハードル勧められてたそうだけど。
あの青年は、弁護士向いてないって、言ってくれる人居なかったのかな。 
 
人生やっぱ、賢さが必要なんだぁな。
人のことは言えない、
組織に関わって働くことの資質が無いことを納得するのに、
白髪三千丈のような時間を費やしてしまった。愚かである。 
 
 
日本では、諦めない努力の方が、戦略性を無視して尊ばれるのは、
自由なくても安定してて、もう遅くとも徳川幕府頃には正解があったんじゃないかな。
戦国時代なら、戦略で劣れば鉄砲隊と騎馬軍団の如きだが。
 
逆に、右肩上がりが終わったあと正解が分からない時代で、
官僚に意思決定させると、間違いやすそう。
昔も、世界大戦始まった混沌とした時代では、やっぱ官僚は、いや日本人は判断誤ったし。
 
勤勉さが尊ばれるのは、春に苗植えて、よく世話すれば、秋には稲穂が垂れるから。
生存戦略間違えたら死という環境なら、尊ぶべきものはまた違う。
 
この世は適者生存の世の中。
と教わってから、ようやくボクの人生は変わり始めた。
 
 
 
あと著者の投資も得意なアスリートは、
出口(=引退)のオプションを持つことも説く。
つなぎ売買は選択肢を増やすというのと似てる。
 
そして、師弟関係ではなく、自分を客観視するための相談役としてコーチを雇う。
お山の大将じゃなきゃ気がすまないなら、参謀役は無理だよってケースは日本固有なのか、
資質とのミスマッチは多いよね。
まあ、ホントに人のことは言えないけどさ。 
 
そして、スポートにおいても、英国の交渉上手を褒めている。
オレはいつか天罰が当たるんじゃないかと思うけど、
曰く、
「イギリス人はそもそも勝つということがどういうことなのか、執念深く考えてる。」
テストの成績が良いというレベルでは多分死んでる。
いや流石に、その認識じゃ、オレでも死んでるけど。

で、measurable(測定可能)に言及して、評価とは何かという思弁に及ぶ。
頼りなくても、優先順位を決め、その取捨選択の繰り返しが、人生を決める。
 
マリーケ・フェルフールトさんは、
おそらく、後悔のない選択を重ねた上で出口の選択もしたと思う。
  
 
この世は適者生存。指原莉乃って、ほんとすげー。 

では。
 
動画で公開

 
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