有能な善人「鶴見五郎追悼」、無能な人格人「オーバーロードⅣ 第8話」、天才の人格破綻「スティーブ・ジョブズ」。 無能な意思決定者から逃げる

先週は用あって自室で籠もり切り、そそられる映画もなく、
株価は年初来高値までは届かも、前の高値は抜け、
そこからパウエル議長の発言で反落。
-2σタッチまではまだ行きません。

コロナ感染者が増えても、
重症者増えず、自粛生活に戻ることがなければ、
-2σタッチ後反転して、年初来高値また目指すような気がしてます。
 まだ出遅れて、買えるものは買い、
 値上がったものは我慢のホールド、
そんなイメージで居ます。
 

長時間部屋に居る分、動画も長く観てしまいました。
特に、今週は鶴見五郎の生前の勇姿をよく観ています。

レスリング技術に裏打ちされた、
こういう職人系のレスラーはもう出て来ないかもしれませんね。

個人的には、
マミーだかがダイビングヘッドバットを失敗して失神したのを、
庇いつつ無難に終わらせた試合が印象に強く残ってます。
実力はあるのに、目立つことより試合を組み立てることを優先していた。
  
見つからないので、ブロディとのタッグマッチ載せます。

外国人選手からの信頼も厚かったそうです。
 

不器用な選手もよく引き立ててます。
 
子供の目には分かりませんでしたが、
こういう人材居ると現場は重宝しますね。大切にしたい。 
 
昭和の名脇役でした。合掌。
手柄を求めず、実力つける姿は真似したい。
 
 
 
「オーバーロードⅣ」今期観てます。
「信長の野望」とか「三国志」とか「蒼き狼と白き牝鹿」とか、
異世界モノに、戦略系ゲームの面白さに惹かれます。

世界征服のシナリオどおりプレイヤーが動くこと決まっていて、
すれ違いムーブで単調さを補う物語の回しも試合巧者。
お約束で引張り、 
有能と無能なトップの対比が見事で、感心しきりです。
 
特に、
”トップがこれじゃ、滅びるよな” と納得させる王の無能っぷり。
 実質なく、メンツのみ言葉のみ。
 情報戦で劣る、内実と乖離。
 意思決定が遅い。ポイントがズレてる。
人格者なら通用するほど、組織運営は甘くないなぁ。
  
もっとスマートに見限ることが出来てたら、
人生はもう少しイージーモードだったと思う。

昔は、賈詡や司馬懿がカッコいいと思ってましたが、
今は徐庶のスマートさに憧れます。

断れない理由を用意し辞職しますが、
この人に天下取らせることはできても、無駄に戦災が広がると、
ヤル気無くしたように見えます。幸いにも自分の代わりは居るし。
その後も野心持たず、武功を上げず、治世にのみ尽力したようで、
望まないことを避けるスマートさは見習いたい。
 
アニメの愚王より、劉禅の方がよっぽど優秀で、
殲滅される国、生き延びる国を対比的に描いてます。
蜀にとっては、関羽戦死はミッドウェイ敗戦。詰んでます。

撤退戦でメンツの人に与してはいけない。
降伏するなら形で示さなきゃ、被害を拡大してしまう。
 
私も、
滅びゆく組織を体験出来たのは、いい経験だったのかな。

ところで、主人公側は、 
新興勢力は強くても、人材不足。
拡大すればするほど問題噴出しますが、
そこ乗り切れるかどうかが創業者の器。

ビジョンの共有が出来ない責任者と仕事はしない。断わることにしています。
高い授業料を払って、ようやく私は学びました。
  
永守さんの社長室を見学し、観葉植物置いては、水やりに人的コスト掛かる。
それでは、一生京セラは越えられないと諭した逸話に痺れます。
合掌。 

アニメも、
チンギス・ハンと耶律楚材(複数)みたいな構成ですが、
イノベーションと幹部のビジョンの不一致がリスク要因で、
展開が楽しみです。
 
 
 
ついでに、人格は破綻してても覇王なケースも観たくなり、
スティーブ・ジョブズ
 
ダニー・ボイル版の方が史実に近く、美化されてないとのことで、こちらを観ました。
確かに、人格のクソさは生々しい描写。
映画評は宇多丸さんのを聞けば過不足なし。
 
 
経営トップ人格者でなくても構わないけど、ビジョンない人はダメだよね。
日本で経験するのは、
 ジョブズの真逆か、
 ビジョンもショボく人格も疑問、
そんなのばっかかな。
そろそろ卒業しなくちゃ。
 
人格者かどうかと、魅力あるかは、関係ないね。
日本では、それ勘違いされ過ぎだし、私も洗脳されてしまってた。
助けたいと思えない人を助けてはいけない。
 
助けたいと思えるかどうかは、人格とは関係ないことの方が多い。
が、下世話なニンジンだけでも、人は動かず。
 
ま、あと、ジョブズは常にチャレンジャーだったし、
市場でのリーダーはマイクロソフトだったから。
 
 
まあ、魅力あると思ったら付き合う、
そうじゃなければ去る。
凡事徹底だな。

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