ども、いやー暑いっす。バンコクってこの時期こんなに晴れるんだっけ。
で、今日はまったり過ごしました。
今話題の、半沢直樹動画見ようかと、ダメでした。
第一話の最初の方でもう無理でした。
ベタ過ぎて、
いっくらなんでも、そんなに白黒はっきりしてるワケ無いじゃん。
そこまで、分かりやすく類型的なの、見ててちょっとキツイ。
ワタクシ、ついて行けませんでした。
「そんなとこなら、辞めてとっとと起業したら」なんてとこまで、行きませんでした。
井筒監督の痛快毒舌「半沢直樹?銀行なんて元々悪知恵だけ!何が『倍返し』や」
この人のこと、そんなに共感しない、
悪を切りたけりゃ、マスコミをまず切って欲しいものである。
が、
「少年ジャンプと一緒で、一目で悪いヤツ、仕事のできないヤツがわかる」
オレもその時点でダメだった。
現実の悪を切ろうとすると、悪が悪で、善が善なんて、単純な話し転がってないよ。
でもね、
だから架空の悪を切るってことて、物語は成立してるんでしょ。
時代劇のフォーマットを現代に再生させた企画の勝利なんでしょ。
ディテールまで徹底して、
良いものは良い、清いものは清く、悪いものは悪く、ダメなものはダメ。
エリートはエリート、市井の人は市井の人。
農民は善人、代官は悪人。
弱者は善で、いずれウルトラマンが助けてくれる。
そんな時代劇フォーマットを徹底的に踏襲した勝利だし、
大衆芸能って、少年ジャンブってことだよ。
ゲージツでエンターテイメントが全て成り立ってる訳じゃなし。
でもねぇ。
こういうドラマが流行るってことは、世相はあんまり明るくは無いんだろうなぁ。
現実は理不尽だとしてもさ、
整理整頓行き届いてて、社員の対応も良く、
特許申請して、熟練の職人も抱え、F1チームから仕事の引きもあり、
経営方針も一貫している。
そんな会社が倒産寸前で、懇意の地銀も信金も見放すなら、
よっぽど、なんかあるんじゃないの、
資本の理屈で、技術力ある下請けが翻弄されてしまうことは、現実にあるけど、
経営傾いてるとこは、それなりにモラルも低いよ。経験上は。
ソレ指摘すると嫌われるけど、
弱者だから善とは限らないよ。
おかしな会社はおかしな噂が出るし、
長期的には、意外と理不尽じゃなかったりする。
ちょっとしたところで、アレ?
コレなんか変だぞって、
そういうときは、蓋を開けてみると酷かったって、ケースの方が普通。
まあ、現実には組織の中でも、取引先でも、
分かりやすく悪役って訳じゃなくて、
100%ダメってわけじゃないんだけど、普通じゃない。
なんとか、仕事としては成立してるけど、精神の正常を保つのも一仕事。
そんな環境なんじゃないのかな。
現実には、自分の方が悪役かもしれないし。
そりゃもちろん、誰にだって、自分を正当化する程度の理由はある。
ま、いずれにしても、
それがあんまり、実質的な営利活動と関係無さそうなのが、
働くことの虚しいところ。
本来の目的とするべきこととは、違うところに目的がある人が居て、
それが裁量握ってるってことも多いし。
お金貰わなければ、働くの楽しいかと想像してみたが、
実際はそんなことなくて、
仕事は何をするか、よりも、誰とするか、だね。
目的を同じくする人でないと、辛い。
で、目的を同じくして人が集まって働くなんて、実は奇跡的なこと。
ま、それはさておき、
理不尽なところからは、逃げろよ。
現実は理不尽だけど、
長期的に見れば、それなりに報われるような法則も働くところ。
健全な世界を見つけることは、不可能じゃない。
水戸黄門とか、支配される自立心の無い人への洗脳って言うけど、
悪く解釈すれば、
理不尽な環境でも、そこで戦えって洗脳とも見える。
でもそれ、政策じゃなくて、自らが欲してるものだよね。
視聴率悪ければ、続かないんだから。
努力は報われないと言ううけれど、
正確には、
努力が報われる環境や仕組みから考えなければ、
努力が報われる確率が低くなる。
大衆は常に怠惰だと言う。
「努力が報われる為の努力」をしない人達には、痛快だと思う。
で、報われるためには、
「そんなとことっとと辞めて、起業しろよ。」って、
効果的な努力してきた人から不評なんだと思う。
ワタクシいい上司にも、ダメな上司にも恵まれた。
ダメな周りは、ここに居ちゃダメって、シグナル送ってくれてんだから、
人生の味方。マトモな人より人生の味方。
痛快を求めて頑張るよりも、
キャッチしたシグナル信じて、報われる道、探すほうが幸せ。
現実はひとつじゃないから。