シャケ弁と法の能力

ども、西日刺す金沢。冬の北陸は日が短い。
晴れてても寒いです。部屋から出るの躊躇してしまいます。
 
天候の影響で、思うように修行が進みません。
 

それはさておき、  
日本人は自分でルールづくりすることはヘタ。
一方、ルールを守ることや、臨機応変に現実にアジャストした運用することは得意。

なんてことも、よく書きます。
多分、法というものを、本当はあんまり信用してないんだと思います。
解釈論でそこまで変えられるなら、まあそうなるわな。

いや、政治ネタじゃなくて、
何が悪いのか、何を取り締まりたいのか、が良く分からない話。

「シャケ弁」が「ニジマス弁」に?
 食材偽装の余波 消費者庁ガイドライン案に業界大混乱
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140219/wlf14021910460005-n1.htm

シャケ弁のような通称と、原材料や原産地の表示とはちょっと違うんじゃない?
そう思うワタクシ。一般的な感覚だと思うんだが。そうでもないのかな。

その法規制によって何を得たいのか、良くわからない。
その根底には、
何が悪いのかの断定が不十分なまま、騒ぎを法規制で沈静化させようという、
適切で無い手段の選択があるように見受けられる。

まあ、悪い例として登場願おう。

マスを使っていても、「サケ弁当」でいいと言う人々の味覚を疑う!
http://blogos.com/article/80197/

この記事が炎上狙いで敢えて書いているかどうかは、この際おいとく。

偽装によって不当な利益を上げることと、
味の違いが分かるかどうか、
では、まったく別の問題である。

味の違いに原材料が比例するなら、それは名称よりむしろ価格がより問題であろう。
安くてそこそこのもの、シシャモとか回転寿司の縁側とか、
そこで気にしてるのは、価格に見合う満足度かどうかで、名称はそれほど問題にしてない。

高級料亭で、丹波産の松茸って、輸入モノが出てきたら、
そりゃ、海原雄山のように怒る方が普通だろう。

通称をどこまで容認するかということと、
味覚が鋭敏かということは、あんまり関係がない。
 
シャケ弁をトラウト弁当と言って欲しいか?
ことの本質はそこにあるか?

安全性以外の点で、偽装が問題になるのは、
不当に高級と偽る場合であろう。
 
本件でいえば、

通称と原材料表記との関係、
許容できない不当さとは何か、
個人の嗜好や価値観と公的な担保の違い、

これらを整理出来ない人が、法規制について係ると、
こうなるって、分かりやすい例。

人を憎んで罪を憎まずだよねって言うけど、
ルールでやるべきこと、の特定に対して実に雑。
 
 
ワタクシ、改憲には否定的ではない。

ただ、解釈論ばかり積み上げるのでは、
「普通の国」になる能力も問われる。
 
無能の自覚が賢いのか、
訓練しなきゃ能力は身につかないが正論なのか、
どちらが正解なのかは、よく分かんないけど、
トラウト弁当の件は、能力を自覚するいい事例だと思った次第。

  
 
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html

質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。



メルマガ登録三歩目の不動産投資で海外移住。



無料メルマガ インフォマグ


社会・経済ニュース ブログランキングへ

 

カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク