ども、
先日、仮想通貨について若干書きました。
その続きです。
世界最大のビットコイン取引所のMt.Goxが消滅か?
http://gigazine.net/news/20140225-mtgox-shut-down/
状況の解説は、↓の記事が詳しいでしょうか。
Mt.Goxという信用リスク
http://blogos.com/article/81184/
私は、仮想通貨が、お金(既存マネー)と交換してる時点で負けだと思ってますが、
気になるのは、
「Mt.Goxの信頼が大きく損なわれていることについては、
Mt.Goxによる経営上の問題であって、
ビットコインの価値や仮想通貨全体の真価とはまったく無関係である」
という類の論調。
いや、起るべくして、起こったことじゃん。
たまたまMtGoxっていう交換所がダメなだけで、仮想通貨は万全なの?
仮想通貨を通貨として有効たらしめる、信用を担保するシステムが、仮想通貨にはあるのか?
っていう、本質的な問題提起が含まれる。
信用するのは各人の勝手だけど、そのリスクを負ってる自覚がない。
その結果であって、似たようなことは、他でも同じように起こりうるでしょ。
十羽一絡げに、信用リスクっていうのは、雑だね。
今回は、通貨自体の暴落って話じゃなくて
銀行に強盗が入ったら、もう預けてたお金は保証されませんって、類のリスク。
ああ、昔銀行の三大業務って習いました?
預金、貸付、決済ですよね。で、これお金の特徴ですよね。
貯められる、運用できる、交換できる。
この3つの機能があってこそのマネーです。
で、今回は、貯められるって機能に問題ありって話。
これが、たまたまこの銀行だけダメで、他の銀行はダイジョブだから、お金に罪はないって。
ホント?
銀行強盗に遭わないよに、どれだけセキュアにするかってことより、
預金はどこまで保護されるのか、って方がポイントでしょ。
他の銀行は保護してくれんの?
日本円を日本の銀行に預けると、1千万円までは保護されるよね。
そのお金が通貨として機能するように、信用の担保ってシステムに組み込まれてるの?
それ、お金というものの本質的な問題。
ま、とりあえずいっとく、
本件は、仮想通貨の信用リスクという本質的な問題提起を含む。
いまんとこ、仮想通貨はマネーの基本を無視したお金。
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