東京から、一旦金沢に戻る。
バングラとパキ、この頃には比重はすっかりパキスタンに傾いていた。
またバングラデッシュのツテは広がらなかった。
大学の同級生で、旅行好きでバングラにもよく行く友人もいるのだが、
さすがに、現地の不動産屋さん紹介してもらって、
物件案内してもらえるところまでは、繋がらなかった。
ま、とにかく日本でパキスタンの情報収集に努めよう。
そこで、友人ともう一度富山のカレー屋「カシミール」に行く。
逆方向の道路には、簡易モスクがある。
まあ、この通りの建物はほぼ全て簡易なのだが、
本格的なモスクの建設はそれなりに地元の反対もあったらしい。
モスクから出てくる老人と若者。
老人の衣装はイスラムっぽい。
「パキスタンの方ですか」人見知りの私に代わって友人が尋ねる。
ビンゴ! 日本語の達者なパキスタン人だった。
パキスタンに行くのでパキスタンのこと教えてくださいと問うと、
目的を訊かれる。正直に不動産を見にゆくと答える。
幾らぐらいのモノか訊かれる。
他の投資家に紹介して手頃なレベルで、と考えると、
「1千万円弱くらいで」と答えると、
今度は、
パキスタンには騙す人が沢山居る。
警察は居るが、部族の力の方が強くて法律は役に立たないという。
パキスタンに投資するなら日本で投資した方がいいという。
パキスタンに行くなら勉強した方がいいという。
あ、これはヤバいパターンだ。
私の経験上、騙す人が居るって言い出す人は騙す人だ。
ホントに親身になって諭すなら、最初から金額は尋ねない。
それと、勉強が必要だから、こうして聞いて周っているのに、
「勉強しろ」というのは、根本が矛盾している。
悪さする人と言う訳じゃないけど、
状況によって言うことが変わる人かもしれない。
若干警戒は必要だけど、何か有力な情報は引き出せるかもしれない。
ここで撤退すべきか、した手に出ながら情報収集に努めるべきか、
微妙だなぁとは思った。
もう少しだけ、様子見よう。
そう思い、友人に情報収集役を頼んだ。
理由は、
友人はキレイなカッコして、キチンとした名刺も出せる。
また日本で情報聞くだけなら、危険はそうない。
そう判断したからである。
が、ここで誤算でもあり、
いいタイミングでの判断でもあり、
一人旅を決断する転機が訪れる。
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。