「パキスタン紀行2014春」#27 20140513 教訓をまとめる

その夜、部屋で考えました。今回の教訓をまとめます。
  
  
Ⅰ.旅行業者に対して 
 1.個人的に業務外のことは頼まない
 個人的な付き合いがある人物が旅行業者に勤務していて、便宜を依頼する。
 これはままあることと思います。他にも日本の友人に頼んだことがあります。
 
 今回のポイントは、ビザ代行依頼で、
 会社経由でやると高いので、個人的に便宜を図ってもらったこと。
 これをやってしまった為、公私の別が曖昧になり後に禍根を残してしまった。
 
 正解は、「公」の部分で利用するサービスとそうでない部分を分けること。
 
 自分で申請します。
 宿泊先やパキスタン人の紹介など申請事項について協力してください。
 とこのケースでは言うべきでした。
 それを個人的親切と言われたら、仕方ないと割り切るしかない。
 
 またホテル予約も、旅行業者へ支払いなのか不明で、
 曖昧さを残してしまいました。
 ビザを自分で申請すれば、宿の明記が必要でこれも避けられました。
 
 
 2.メリットが無ければ頼まない
 後で便宜を図った、親切にしたと言われても困るので、
 メリットが無いと思ったら断るのが正解。
 それでも、向こうからやらせてくれと言われれば、立場が違う。
 メリットだと思ってないなら、そう伝えた方がよい。
 そこで齟齬があると必ずこじれる。
 
 今回は旅については基本自力で、個人的に不動産だけ頼むべきでした。
 結果論ではあるのですが。
 
 
 3.組織を見る
 今回のように、そこまで個人的に何でも出来てしまうということは、
 組織としてはガバナンスが効かない証拠であり、
 問題が起きたときに組織として対応できるようには、なっていない。
  
 その場合、旅行業者として選ぶべきではない。
 今回のケースでは個人としてのみ付き合うべきで、
 たまたま旅行業者でしたが、会社とは付き合うべきではありませんでした。
  
 問題が起きたとき責任ある対応が出来ないなら、旅行業者として選ぶ価値はない。
 旅行の初級者なら、名実ある会社を選び、上級者なら、そもそも使わない。
 
 一事が万事と考え、小さなことでも疑問あれば、利用を取りやめる。
 
 
Ⅱ取引について 
 1.(プロ)職業意識の高い人とだけ付き合う
 身内意識だけで仕事してる人というのは、日本の職場でもよく見かける風景です。
 これは国境がありません。特に海外の場合、「習慣文化が違うから」を許してはいけない。
 お金が動く取引では、失敗の元ですね。
 
 むしろ、そういう相手なら、お金を払う前に破談になるようにすべきで、
 この意味では、今回は正解を選んだと言えます。
 
 文化が違ったとしても、
 中間に入る人物、こちらの窓口になる人物がそれではダメです。
 他を当たる。業者は他にもいるでしょうから。
 
 また国として法律はあるが、
 取引や契約の概念が社会として未発達過ぎる場合も、
 リスクに見合うだけの価値があるのか吟味が必要ですね。
 
 
 2.親切、仲間を強調する人物を避ける
 身内意識を強調するということは職業意識が低いということ。
 仕事だから全うするのではなく、身内だから親切にするのです。
 もちろん、ここで言う親切は無償の親切とは性質が違います。
  
 職業意識の低い人は、約束を守れません。守れないのです。
 仲間、ファミリー、ブラザー、アミーゴ、etc,
 そういうことを軽々しく口に出す人は避ける。
 
 外見が立派かどうかでなく、精神がプロ的かどうか、
 一歩づつ確認しながら進むことが肝心ですね。
 その結果、破談になるなら、恐れるのでなく歓迎です。
 壊れるのが正しい関係ですから。
 
 
 3.第三者への配慮を忘れずに
 私の好きな格言に「ルクセンブルグに爆弾を落とすな」というのがあります。
 当人同士が揉めたとしても、それに関係無い第三者が被害を被ってはならない。
 自分の被害の前に配慮できる人間でありたいものです。
  
 身内意識だけで生きてる人はそれが出来ません。
 第三者は身内じゃないからです。
  
 全体の構造を常に頭に入れて、
 トラブル時には、必ず被害が及ぶ第三者のケアを。
 
 
 
上記は、今回の件だけでなく、
私の様々な経験上、一般性のあることと思い至りました。
教訓を役立てて、前に進みます。

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