新刊イケダハヤト氏の認識を新たにした件

ども、カオサンは曇天気味ですが、涼しくはないです。
 
 
え、もう終わり、これで450円は高くね?
最初はそう思いました。
 
今日は読んだ本のレビューです。

 
ですが、一服置いて、認識を新たにしました。
ああそういうことか。ちょっと分かった。
彼は「プロ」のブロガーなんだ。
 
 
概要、炎上記録、嫌われる理由、と3つの章で構成されるのですが、
そのあと、著者の主張が続くものだと思って、読み進めていたところ。
あっというまに巻末。物足りない。
 
と思ったんですけど、
「プロ」のブロガーとは何か、を考えるには、良い教材です。
 
 
実はしばらく、敬遠してました。イケダハヤト氏。
 それは、あまりに炎上狙い、あざとくないか?
 言う事がいっくらなんでも、稚拙過ぎる。
そう思うことも増えて。
 
で、最近、
高知に移住と聞いて、改めて興味を持った。 
 
住むところと、収入の得方を分離できるなら、
何処に住んでも可能。制限はネットに繋がることくらい。
だったら、もっと最適な選択が出来るはず。
それはワタクシ何年も前から知っていたこと。
 
で、プロブロガーが、奥さんの実家の地方に移住するのは、当然ありだろうと。
反面、
均質でクローズドな社会で生きることと、折り合いつくのだろうか。
最初は、地方の特色とか、地域振興とか、皆んな言うんだけどねぇ。
何処に着地出来るだろうか、非常に興味深い。
 
住民票は高知だけど、半分くらいは東京で活動とかになりそうな予感もする。
 
もう、家賃安い地方なら、日本の方がコスパ良いかもしんない。
為替次第だけど。
もし、日本で暮らすのなら、どうすべきだろうボクは。
考えない訳でもなくて、非常に興味深い。
こういう人が、田舎でやってゆけるのだろうか。 
 
 
で、新刊、電子出版するというので、読んでみた。
認識を新たにした。
(ああ、前振り長くて、すまん)
 
かつて、ボクが敬遠したのは、狙いすぎであざとくて嫌。だけでなく。
そんなことはどうでもよい。という理由もあり。

台風のときに、出社するかどうかなんて、
オトナなんだから、逐次自分で状況判断しろよ。
生きてりゃ、不測の事態で、
ケースバイケースな判断要求されることなんて幾らでもあるだろ。
テメエの責任で自分の危機管理くらいしろよ。
 
炎上する方も、される方もくだらな過ぎる。
 
って、思ってましたが、世の中的にはそうでもないみたい。
それが、ツボを刺激して、炎上するなら、大したモンだな。

 
ああ、彼はプロなんだ。
 
と、ちょっと分かった。
彼を嫌う代表例として、広告業界のオジサン達というのがある。
対比させてみるとよく分かる。

嫌ってるように見えて不安なんでしょ。得体が知れないから。
 
彼ら、クライアントから仕事請けるやり方でしか仕事したことないし。
自分でメディアとコンテンツお膳立てして、
ダイレクトに受け手に提供して、広告収入で生計立てる。
 
それが成立したら、彼ら立場ないんだよ。
で、さらに過去の成果に全然、リスペクトしてくんない若造だし。
 
昔、徳力という人が、討論会企画して、
全然MCしなくて、自分語りばかりしてた。
ニコ生のコメントでも、「テメエのプロ観はどうでもいいよ」て流れた。
 
いや、オジサン達、彼の方がプロでしょ。
プロなら実績で勝負しなよ。
自分のコンテンツで、彼よりPVや収益上げられてないで、
揶揄するようなことしか出来ないのは、アマチュアだよ。精神も結果も。
 
 
言動が無責任という指摘もあるけど、
前から、そこはプロとして留まってると見てた。
 
ダメなのは、昨日も紹介したけど、
言い出しといて、へっぴり腰や腑抜け。反論すると言って逃げた雁屋哲。
そういう連中もっと批判されるべきだろう。
 
彼はそこは逃げてない。
逆にハメルーンの笛吹き的な批判は、オレも受け手が甘えすぎだと思うよ。
 
テレビのようなマスでは、成り立つ論調かもしれないけど、
自分のコンテンツで勝負してる場合はそれを当てはめないオレは。
言ってることと、自分がやってることが違う場合は倫理的に問題だけど、
実践と外れてはいないし。
それ批判するなら、「簡単に稼げます」的な貧者の税金に対して、
もっと本気で対峙すべきだとも思う。
 
 
彼自身による、嫌われてる理由の分析、
読む前は独りよがりかとも想像してたんだけど、
そうでもないみたい。アンチな論調検索してみたら、該当すんだよね。
まあ、正しい分析がなければ、プロとして成立していないだろう。
 
 
凄いなと思ったのは、
お前らアマチュアで、オレプロだから、
文句あるなら、オレと同じだけの数字残してみろ。(By落合博満)
 
って、言わないとこ。
身も蓋もないこと言って、消火しちゃうの実は簡単なのに。
(山本七平はこれを空気と水と呼んでいた)
 
彼はそれはしない。
 
多分そんなところにも、プロとしてアベレージ残せる秘訣があるのだろう。
義経は平家滅ぼして、自分も滅んだ。
仲達は蜀を倒せたのに、引き分けしか狙わなかった。
 
なんかちょっと似てる。
 
 
本当は、文句言ってるアマチュアなオジサン達の方がミットモナイ。
って気付いちゃう方が、健全だと思うんだけど。
魔法が解けたら、彼のPVも減っちゃうんだろうな。
 
 
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