#3「バンコク滞在2014.06」クーデター後のバンコク総括 0612

特に何するというわけでもなく、カオサンで休憩していた。
外出禁止令が出てるので、夜12時になると大抵の店は閉まる。
警察の見回りも出て、客に宿に帰るよう促していた。
 
暮らす上では、静かな方がありがたい。
民主記念塔の周りからデモ隊居なくなって、交通も正常に回復。
 
著名な言論人や、赤組のリーダーなどは、
行方不明なこともあるそうだが、
一般市民の言論統制までは無い。らしい。
 
 
政治的な主張よりも、現政権は、とにかく、混乱の収束第一。
そう見ておくのが適切ではないか。
ステレオタイプに軍事政権だから弾圧と、
西側らしい、とおり一遍のイメージで解釈すべきではないね。
 
 
王制の行方とワンセットで考えるべきで、
これまでも、クーデターは何度もあったけど、
王様の鶴の一声で、治まってきた。
 
法治が効かなくても、徳治が機能するのである。
 
徳治も法治もダブルで効けば素晴らしいが、
人生よいことばかりはそうないもの。
 
前政権のとき、今後は民主的手続きで政権が交代するなら、
将来は法治でやってゆくのかと、想像した。
しかし、今となっては、徳治の継続なければ、治まらないのではないか。
 
で、次も徳治が効くのかどうかと、
民主的な手続きで、政権交代が実現できるような法治のシステムと、
その組み合わせで、タイの行く末は考えるべきであろう。
 
クーデターが平和裏に成功しするなら、
相変わらず、法治は難しいのかもしれない。
なら、これまでどおり、徳治だけは死守しなければ、ならないだろう。
 
工業や経済は近代化しても、政治システムの本質は近代化をスキップした。
ズルとも言えるし、効率的とも言える。
それをどう考えるかだね。 
 
現政権下において、人徳あるお方が継ぐのかどうか、最初のチェックポイントで、
仮に徳治の維持に成功しても、
今までどおりのタイで、何も変わらなくていいのか、が次のチェックポイント。
 
軍政のあと、民政に早急に移行すればイイ、というもんでもない。
今回のクーデター一点だけで考えるべきではない。
タクシン退陣以来、あるいはその前から、混乱は続いてきた。
いつもその度に大規模なデモがあって、首都バンコクは麻痺した。
 
 
多くの人は、いつものことかと思いつつも、混乱には疲れている。
残念ながら、いつものやり方で収束を図り、この国には徳治が必要。
そういう空気が多数派なのではないか。
 
日本では、都市と農村の対立とか、中興国の罠とかで解釈する向きが多そうだが、
国家のガバナンスは如何に維持されているのか、
その視点が欠落してる方が奇異に感じる。
日本は天下泰平とも言える。
 
 
生活する上では、混乱が平定される方がプラスだし、
ビジネス上もメリットの方が大きいだろう。
 
ただ、投資の流入という点では、どうか。
アメリカは軍事政権下のタイは支持できないだろうし、
資本の流れはこれまでとは変わるかもしれない。
 
 
とりあえず、チェンマイ行こう。
公共投資はさすがに、白紙か。
だとすると、トレンドは変わっているはず。

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