午後6時を過ぎた、お腹もそこそこ空いている。出掛けよう。
昨日目星をつけておいた、要塞に近いところのホテル街。
その周辺のレストランを目指した。
迷ったがいろんな料理がありそうでそこに決めた。
席に着いて、「ケバブ」と言ったら、
何か、それっぽいこと言われて、それっぽいものが出てきた。
今まで食べたことのない、串に刺したものでない。
練り物に例えれるなら、さつま揚げが一番近いか。
粗挽きにチョップした肉に薬味を混ぜて、塩胡椒で味を整えて、
小判型に形を整えて、揚げ焼きにしたもの。
ヨーグルトソースに付けて、ナンと一緒に食す。旨し。
肉の香ばしさと薬味とタレとナンの食感が絶妙である。
ビール代わりにペプシも頼んだので、一緒に食べていると、
何かアメリカンなテイストを思い出す。
ああ、これハンバーガーじゃん。
西に行けばハンバーグになり、北東に行けばタルタルステーキになる。
そういう種類の料理だと気付いた。
ハンバーグほど重くなく、サクサクしてて、薬味の主張も程よい。
ただ、ナン一枚分で、完食し満腹になってしまった。
まだ食べてない料理も沢山あって、試したかったのだが、断念。
チャイで締めて、150ルピー。
ごちそうさま。
明日はもうピンディに戻るだけ、名残惜しいが、
ペシャワールともこれでお別れ、
いつもおごってもらっていたけど、
私を客人としてもてなしてくれた街であった。
宿探しは大変だったが、旅の最後に、楽しい思い出ができたよ。
まあ、いろんなパキスタン人が居るってことも分かった。
バックグラウンドを拠り所に信用するのがダメとなれば、
ウルドゥ語でコミュニュケーション出来ないと難しいね。
ただ、
古い人は優秀というと、ずるい人になる可能性が高くとも、
若い世代は、真面目で優秀で、近代的な考え方が増えてる気がする。
そういう意味では、やはり有望な国で、ブレイクは政治状況次第だと思う。
アフガンの安定と、なんといってもアメリカ、そして中国とのバランス。
それからインドの為に使ってる軍事費がインフラ整備に使えると、
例え、労働力が男子校でも、全く状況は一変するだろう。
イスラムと資本主義との対立は、もう皆んなコカ・コーラ飲んでるんだから、
どっかで折り合いつけると思うんだよ。
でも、まだ時間は掛かるかな。
また、
国境に近い街は元気だというのも、象徴的で、
そういう都市の人の方が新しくて柔軟な印象を受ける。
首都の方にはあまり可能性を感じない。
内需中心でも、発展の余地はあるけれど。
カラチは中東とインドの中間地点で、海運需要がもっと来れば。
そのときは、大阪に神戸のような関係で、近くに別の港新設するかな。
今中国がグワダル開発しているが、もう少しカラチ寄りに。
ミャンマーに行ったときは、若い世代の方が人が悪いと感じた。
それでも、
教養高いお武家様の層が厚いことと、
独裁的に開放へ方針転換できたこと、
が大きくて、状況は一変した。
まあ、大きいだけに、それはそれで複雑で難しいけど、
まずはやっぱり、アメリカだな。
オバマ大統領がアフガンに飛んだそうだし。
なんて、考えながら、帰路を歩いた。
道端で寝てる人もいる。
ああ、この街は道端で寝ても死なない街なんだ。
でも、埃っぽいから、東南アジアの方がいいな。
警備はモノモノしいけど、街に安心感はあるのだろう。
聞くと見るとでは大違いの街だった。
皆んな明るくて、他の街のように喧嘩は見掛けなかったし。
外国人にはパンジャブの人の方が難しい気がするよ。
最後がこの街で本当に良かった。
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