今、この記事はラオスのパクセで書いている。
スワンナプーム空港でホッとしたのも、早いもので1ヶ月前のこと。
パクセに行くにも、ウボンラチャタニで一泊しそうなものだが、
その余裕は無く、急いで出国。
それは、引き続き、「ラオス南下2014.07」として記録して行きます。
で、今回の滞在の感想を。
クーデターのニュースを知ったのも、ラワルピンディだったから、
政変から、ほぼ一ヶ月が経過ということだ。
タイは平穏です。
赤組だろうと、黄色組だろうと、暴れることを軍は許さないだろう。
主義主張とは別に、
とりあえずの平穏と混乱収束を歓迎する向きと、
相変わらずのタイであることを憂慮する人、
世論も二分するのではないだろうか。
片方が政権獲得すると、反対勢力が首都機能を麻痺させる。
この繰り返しには辟易したよ。個人的には。
平穏を望むのが人情ではないか。
法に基づいた手続きで収束させることは、結局出来なかった。
ここはタイの民主主義の敗北と素直に認めよう。
無血で速やかに秩序回復した現政権に正当性は無いかもしれない。
が、ステレオタイプな軍事独裁という批判に与する気にはなれない。
著名な言論人や政治指導者は、監視下に置かれたりするだろう。
その程度の規制は今後も続くだろう。
現政権は、混乱を収束させることが最優先で、
それを邪魔する者は許さないだろう。
そうでなければ、クーデターの理由を失う。
政治的主張の無い人間であれば、
生活上、不便を感じることは無い。むしろ秩序回復はありがたい。
手続き上の停滞などは、あまり考えれないが、
経済政策は期待できまい。軍人はソロバンが苦手だ。
タイ全体でも投資は停滞するかもしれない。
得にチェンマイでは、影響が大きいはずだ。
白紙に戻る計画もあろう。
数年前の落ち着いた観光地に戻ったよう。
ロングステイヤーには静かでよいかもしれないが。
シラチャーは日帰りしただけなので、影響は分からない。
1月のタイ自動車販売台数は前年比‐45.5%=タイ工業連盟
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0LP1LE20140220
今後、補助金的な景気浮揚策を現政権が取るとは想像しずらい。
これじゃ、影響でかいかな。城下町だけに。
それから、外国人には入国規制が強化された。
タイのカンボジア人労働者が大量帰国、企業に打撃か
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPL4N0OY3IA20140617
外国人労働者無しで、タイ経済はやってゆけるのだろうか。
落ち着けば、戻ってくるだけのことなのか、まだ分からない。
日本人には影響顕著なのは、
ミャンマーへの日帰りビザランが禁止されたことだろう。
これも、状況はまちまちで、
今までどうり可能だったケースもあるという。
次期王位継承が落ち着くまでは、軍は統治を続ける。はず。
クーデターをやって、人望ない人が継ぐのでは、
国が治まらないと思われる。
次の王様の代で、国のガバナンスのあり方、再トライ。だろうなぁ。
あるいは、その次か。
いずれにせよ、数年は経緯を見守るしかない。
悪性インフレさえ起こさなければ、
まあ、何とかなるとは思うんだけど、、
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。