ども、パクセはスコール豪快に降ってます。
ああ、雨季らしい天気だ。移動には困るが、暑いよりラクだよ。
雨の日の読書もいいよね。電子書籍はがさばらない。
レポートってどう書くんだろう。
参考がてら読む。
BGMは、
高野秀行って、いつも軽やかだよなぁ。
墜ちるスベなら心得てる。ピンチに強い人は羨ましい。
国際情勢もドラッグも雪男も、あまねく平等に扱える精神が闊達。
明るいということは、英明ということだろう。
まあ、もうちょっと西の方にいってみたいという、オレ個人の憧れもあるんだろうが、
それはさておき、
書評も収録されている。
薦められるがままに読んだ。
電子書籍という制約があるんだが、
ああ、話題になった「弱くても勝てます」の人か。
あ、こんな人だったのか。。
書店でドラマ化される本平積みのとき、パラパラ立ち読みしたけど、
なるほど、
高橋秀実という卓越したオリジナリティをそのときは見落とした。
高野秀行はシニカルな文体と評したが、自虐のくせに乾いている。
それがまた、
桂先生というエキセントリックなキャラクターのツッコミに毎度笑ってしまう。
主観と客観の振れ幅がすげえ。ディテールへのコダワリと俯瞰。
すっとぼけた自虐。ヒロシをのいるこいるが演ったらこんな感じかな。
自分の不器用をとても器用にハンドリングする人だ。
教える方はイライラするだろうな。
逆に咀嚼に時間かかるってことは、
牛は人間の4倍楽しめるって意味でもある。
しかし、どうやったらこんな乾いた自虐ができるのだろう。
「なんにもしていません」ととぼけるのが、きれいの基本なのである。
というフレーズが文中にあるんだが、
その辺に極意がある気がする。ダンディーな除湿。
BGMは当然。
で、薦められるまま、更にもう一冊。
こ、これは、凄い。
ディズニーランドとはちょっとテーマが違うテーマパークの滞在記。
まあ、美しい嘘という点では似たようなもんだろうけど。
どっちもパラダイスだし。
ところで北朝鮮は、出入国にあたって、
日本人のパスポートにスタンプを押さない。
これは手抜きではなく、
北朝鮮の入管事務所が我々日本人に提供する最大のサービスだ。
–中略–
自国の国際的にネガティブな評判を考慮しつつ、
旅行者のプライバシーを守ろうとして考え出されたそのサービスの、
うう、なんという後ろ向きおもてなし精神だろうか。
と書いてある。
なるほど、TDLのソレとはちょっと違う。らしい。
高野秀行は勤勉と評し、本人は誠実な文章が書きたいとあるが、
まさに。一行一行勤勉なので、読んでてコッチが疲れる。ときがある。
もうちょっとヌイた方が、サクサク進むし、ラクじゃね？
ま、映像は、ある旅人の記事で補完するとして。
http://sekaishinbun.net/2014/06/05/north-korea-tour/
破天荒はノブコブ吉村じゃなくて、
芸人じゃない人がやって、それを見て芸人が笑うって、
西村賢太がテレビでシモネタ飛ばしてたけど。
浅草キッドでもまだ抑揚効いてるし。
BGMは、ドラッギーなセンスで。
セメント感がないと破天荒は無理だよね。
一歩間違うとブックじゃねぇの？ って白けちゃところ、誠実さで絨毯爆撃するよに埋めてく。
ここまで、自分に正直であろうとすると、
クスリでもやんなきゃ、精神のバランスとれなくなっちゃうんだろうなぁ。
ある意味、高橋秀実の真逆なんだね。韜晦とヤる気満々。
そのセメント精神はカッコイイし、それでよく日本で生きていけるよなぁ。
たとえ塀の向こう側であろうとも。
身を滅ぼす前に、一遍でも多く、著作を残して欲しいと切に願う。
あ、オレはクスリなんてヤラないよ。大体飲酒より体に良いんだから。
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