「ラオス南部行き 2014.07」#5 他の麺も旨し、遠い国境の味 20140628

ついで、他の麺もご紹介。
 
メインストリートから一本北側の通りに、食堂が何軒かある。
屋台と大差ないレベルである。一本裏手の方が屋台感は高い。
朝飯は、10時過ぎなのに、まだやってないとか何軒かに言われた。

そんな一軒で、麺屋さんを見つけた。冷やし麺で、カオソイっぽいタレ。
ああ、確か昔似たようなのカンボジアでも食べたな。
カレー味のタレの冷や麦みたいなやつ。
麺に薬味の野菜を乗せ、さらにタレを掛ける。
ここでは、更に具材が、血の固めたやつとか、ホルモンとか。
どことなく、ベトナムを思い出す具材である。

おお、タレは、カオソイより、担々麺に近い。
クリーミーな中に、ラー油的な辛さが広がる。
冷やし麺とも、具材とも絶妙に絡む。旨し。
タイの味ばかりだったので、その微妙な違いがまた嬉しい。

勘定を済まそうとすると、何か言われたが良くわからなかった。
この札?って選んでもらった。
ああ、シップソン(12)って言ったのか、後から分かった。
ラオ語がタイ語と同じなのか、タイ語で言ってくれたのかは分からないが、
この麺の料金が12000だということは、理解した。
料理の名は知らない。
 
 
実は、その一本北の通りには、ベトナム領事館もある。
もし、15日以上ベトナムに滞在したくなったら、ここでビザ取れるはず。(未確認)
パクセは何かと便利な気がする。
 
ベトナム人も多いんじゃないか。タイ人よりもむしろ。
タイ国境に近いのに。
 
 
で、さらに先にも、麺屋っぽいところが、
ミーと言って座る。これか?とおばちゃんが麺を示すので頷く。
豚肉入りの。米の麺と思われるが、歯ごたえがある。
味は、まんま、フォーとかわらない。ベトナムの味だ。

客の話声を聞くと、抑揚がタイやラオぽくない。
たまに、聞き取れる単語があるような気がする。
顔つきも、丸い。目が特に。

美味しゅうございました。
え、幾らっていってんの、客の一人が説明してくれた。
「ムイラム(15)」私の音調を訂正されてしまった。
「ぬォイヴィえ(と)」と言うと頷く。
どうやら、全員ベトナム人、家のインテリアもまんまベトナムだ。

仏教が一番わかりやすいけど、
インドからタイ、ラオス、カンボジアはインド方面の影響が強く、字もそうだ。
山と森に阻まれ、また大外を南下してきた民族でもあり、ベトナムは中国の影響が強い。
で、挟まれたラオス、カンボジア両方を比べると、
カンボジアの方がベトナムに近いかもしれない。

ラオスもカンボジアも、政治的にも中国の影響大きいけど。
ラオとベトナムの方が、カンボジアとベトナムより遠い。
と、言ったらカンボジア人は怒るかもしれんが、そう感じるものは仕方ない。

ホーチミン行きのバスは過酷そうなので、一旦中部に出るか。
ああ、このままフエあたりに移動してのんびりしようかな。
そういえば、ココの味付けも、中部っぽいかもしれない。
 
 
鴨面は中華だし、遠い国境の味がするとは意外。
侮れない街である。

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