福島の汚染について、安全派の意見を危険派にぶつける。リスクを扱わず不安と戦っていると知る

誰かリスクコントロールの視点で、説明して貰えないだろうか。
福島第一原発事故から3年経って、リスクに見合う対処の考え方を。
リスクに対する基本スタンスと、これからのビジョンが見えない。
 
専門家の「意見」の引用だけされても、安全と危険両方並ぶだけでは、
結局何を信用するか、という精神的な問題になってしまう。
オレには、科学的「真実」は判定できないよ。
 
リスクをリスクのまま扱う。
というのが、
ワタクシ今日まで生きてきて、学んだことの一つではあるんだけど。
 
ただ、それが出来れば、
美味しんぼの鼻血の件で感じる、扇情的な反応の消費からは、
解放されるとは思うんだげどね。日本は。 
もう三年だし、そろそろ不安の消費でない、建設的な何かがある頃なんだけどなあ。

ま、オレ当事者じゃないから、心が揺れないって、ことはある。
(それでも、仙台と柏に生活の基板は負っているけど)
 
 
ども、カオサンは降ったり、止んだりです。過ごしやすいっす。
ほっと、しますねバンコクは。カンボジアに比べて、
バンコクが安全って訳じゃないけど、
なんか全てが想定の範囲内なので、カウンタブル(計算可能)だからでしょうか。

今日は中国東方のやろうに、勝手に帰りの便キャンセルされたので、
代理店の対応にもちょっとムカつきましたが、それはさておき、
改めて、ネットでブッキングしました。
7/24からニ週間日本に居ます。どぞよろしく。
 
 
で、
ベクトルは関係ないんだよ。どっち向いてても同じ。
リスクというものの扱い方、態度というか、ビヘイビアの問題。
 
 
まずは、ちょと引用します。
「平和のために戦いに行く」こと
http://blogos.com/article/90578/
 
オレが左翼嫌いだから言うんじゃないんだ。
右を向こうが、左を向こうが関係無い。

沖縄の6歳の子供の詩「へいわってすてきだね」
これ、洗脳だろ。さすがに。

別に、
「将軍様ってすてきだね」でも、
「1億火の玉すてきだね」でも、
「尊師すてきだね」でも構わない。

正しくても、間違っていても、構わない。
洗脳というのは、精神のあり方の問題。
 
 
洗脳されて正しいより、自力で間違う方をチョイスするのが、
魂の自由だとオレは思う。

リバタリアンなオレは、ベクトルの方向については、神の如くあまねく平等だ。
だから、ネトウヨも左翼も等しく嫌い。
 
 
うーん、安全派も危険派もねぇ。まだ出会えない。
 

人間は確率というものを脳が認識しないように出来てる。
神様はサイコロ遊びをしないもの。
 
同じく、有限ではゼロに出来ない漸近線を扱うのも苦手だ。
この世に絶対なんてない。絶対安全も、絶対危険も無い。
 
  
リスクとは、被害の深刻さ×可能性 のこと。
って、考え方に到達してくんない。

彼が、その専門家の説を信じたプロセスの説明されても、
それ、引用に終始されてもなぁ、、

貴方が信じたのと逆の専門的意見も必ず見つかるよ。

どちらがより科学的で、精度高く、正しさに近かろうと、
それでは、リスクを扱う態度を前進させない。
 
 
50%の正しい+50%の間違い という状態を把握することは、
人の脳には向かない。
 
 
コインの表が出たら100円貰えて、裏なら100円失う。
コインが空中にあるときは、
100*1/2 + (-100)*1/2 という状態にあるって、捉えるのは苦手だヒトは。
 
 
その期待値(リスク)に基づいて、手当を区別するのが、実際のリスクコントロールだ。
可能性自体は、常にゼロにすることは出来ない。
 
 
汚染の度合いごとに、エリアをレベル分けして、
エリアごとにリスク判定をする。

そのリスク判定に基づいて、隔離なのか、除染なのか、平常の生活なのか、
対処を分けて、で、リスクに応じての賠償金。
 
リスク判定が不服な人はその度合に応じて、自腹を足して、
移住とかで、対処するしかないだろう。
現実には。
 
その合意に向けて働きかけてくしかないと思うんだが、
三年経っても、正しさの轍から抜けないのか、
 
一律な安全や危険は無いのに。
デジタルに割り切るしかないことと、
割り切る対応ではマズイところが逆じゃん。
 
 
それが出来てれば、
美味しんぼの鼻血で、感情の消費に終始することは無かっただろう。

安全派であろうと、危険派であろうと、
不安は何一つ解消されていないという、現実をちょっと思い知る。

安心と安全が他人の空似なように、不安と危険は別人なんだけど。
 
 
当事者でないオレという批判は受けるだろうけど、
この件でもやはり、
感情の消費に終始してしまうというビヘイビアの方が、
危険に見える。放射線よりも。


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