書評 小林史憲「テレビに映る中国の97%は嘘である」

中国の実態はそりゃそうだろうと、しかし言うは易し行うは難し。
男前な取材力に感嘆する。信じることと行動することの関係に思い馳せる。
でも、毒ギョーザの件では、感想はちょっと違うんだが。

ども、曇り空のカオサンは涼しめ。相変わらずウダウダしてます。
特に書くべきこともないんですが、

お洒落カフェでソムタム食べてます。旨し。
テレビのニュースで、代理出産の件、日本人が取材されてるの観てます。

 
また、古本屋で中国関連の本、買って読んでしまった。
たまたまだけど、今年2月出版の本だから、お得な気がして。

 
チベットで逮捕されたことがある。大学四年の夏、一人で旅をしていたときのことだ。
で始まる「まえがき」を読んで購入を決めた。

強制的に家を立ち退きさせらた農民へのインタビュー中に拘束される。
北京に陳情に来た人が、木の上からビラをばらまいてる様子を撮影して拘束される。
出稼ぎ労働者の家を取材中に拘束される。
四川大地震で倒壊し、「手抜き工事」が問題とされた小学校を撮影して拘束される。
警察がウイグル族の若者達に殴る蹴るの暴行を加えてる場面を撮影して拘束される。

そんなこんなで、当局に21回拘束されたことがあるという。
なかなか、男前なプロデューサーである。
  
オレはチキンだし、絶対ヤダ。そんなの。
 
 
で、内容であるが、
 反日暴動、金持ち村、マオタイ酒偽装、
 チベット族の村、毒ギョーザ犯の故郷、北朝鮮国境、
の取材記録である。
 
それぞれに、ドキュメンタリとして面白い。
こういうジャーナリストもいるんだから、全然捨てたもんじゃないとも思うよ。

少なくとも、「マスコミは信用できない」っていう連中よりは信用できる。
 
ま、反日暴動取材中に、日本人とバレて、袋叩きに遭うとこ、
逆に、バンキシャに報道されたクダリは、ちょっと笑ってしまったが。
 
 
タイトルは常に、出版社のマーケティングなので、
そこ目くじら立てても意味ないけど、、
実際は、ストレイトな取材記録。
 
 
ま、一箇所だけ、ちょっと違うんじゃねえの。
って思ったけどね。
 
 正社員になれず、待遇に不満が募ったため、
 冷凍食品に毒を入れた。
 
って、聞けば、別にどの国の事件でもあり得る話。
何も、中国だけが格差社会ってことでもないだろう。
 
ただまあ、そこから見える、中国のメンツに対するこだわりは、
あー、中国人だなぁって、実感が迫る。
 
 
ま、報道が嘘だと思うなら、自分で確かめたら。
なんかそう言われてる気がした。
 
 
フト、面白い説を発見した。

知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、
低い人はあまり人を信じない傾向にあることが判明(英オックスフォード研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52156809.html
 
まあねぇ。「政府は信用できない」「マスコミが報道しない」
って、文言見ると、実は同じ感想が湧くの、禁じ得ない。
正直に言う。
 
 
だって、信じるって能力だもん。
いや、オレなんか、人見る目ないからさ、
それ相当にイタイ目見ることもあるよ。多い方だと思う。
 
だけど、「信じる」って、能動だし。
オレが能力無いのはオレのセイだもん。
毎度、「騙された」って受動態に変換することじゃないだろう。
もう何年アンビリバボーって言ってんの、っていつも思う。
  
 
信じられない人は沢山いた。
だから必ず、自分で現地調査する。
投資家たるもの、当たり前のことだと思う。
 
 
まあ、いろんなことあったよ。
バカは生まれつきだから仕方ないけど、怠惰は自己責任。

毎度そう思う。
チャント調べれば、稚拙な嘘くらい誰でも見抜ける。

いつまで、信じられないって言いながら、信じ続けるつもりなんだろう。
 
 
ああ、本から離れちゃったね。
まあ、信じるなら、一人称で行動伴う人に限定してたら。

それだけでも、いちいち「騙された」って言わなくて済むでしょ。
  
  
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書評 小林史憲「テレビに映る中国の97%は嘘である」 への2件のフィードバック

  1. 小林史憲 のコメント:

    著者です。読んで頂きありがとうございました。中国を好き嫌いではなく、自分が体験したままに描いたつもりです。実はこのたび、第2弾として「騒乱、混乱、波乱!ありえない中国」(集英社新書)を出版しました。よりディープに中国が抱えている問題に迫ったつもりです。よかったら、ぜひこれも読んでみて下さい。

    • sanpome sanpome のコメント:

      あ、すみません、コメント見落とし遅くなりました。
      ご丁寧に痛み入ります。読みましたら、また感想書きます。

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