アスファルトを破って咲く花と清流@福島への旅#19

ウグイス鳴き、ツバメ滑り、蝶が舞い、トンボ飛ぶ、
山百合や桔梗咲き、水清き、夏休みの田園風景。
全て休耕田なこと、花はアスファルトを破って咲くこと、川は遊猟禁止なこと。
そして人がいないこと、以外は、ただ自然豊かな地域である。
　
　
遠目に川が見える。そちらに向って駅前通りを歩いてみることにする。
　

雑草は伸びている。
しかし、信号は生きている。クルマの往来も無くはない。
　

交差点では、信号脇に瓦の残骸が捨てられていた。
震災の際に、落ちたものだろう。
遠くに見える家屋の屋根も、一部ブルーシートだ。
　

ただ、家はやはり整然と戸締まりされている。
　

傾いた電柱も見かけた。
しかし、それほど、震災の影響が深刻とは言いがたい。
頭の中で当時の仙台と比較していた。
　　
　
山林に目を向ければ、ツバメが滑り、ウグイスが鳴く。
蝶も舞い、トンボが横切り、清流走る田園風景である。

道端には山百合や桔梗がアスファルトを突き破って咲いている。
　

学校も見かけた、子供いる地域らしい。
　
　

休耕田ばかりで、人が住んでないこと以外は、
自然豊かな田舎町である。
　
　
　
立派な日本家屋が多かった。代々この地で農業されてるのだろう。
　
　

神社も閉鎖中。かつては、収穫を祝うこともあったのだろう。
　
　
信号を確認したかったので交差点まで行き、それから、川に向った。
それは、田んぼの現状を確認したかったから、
そして、
川の除染はどうなのだろう、空間線量では測れない。
　
帰還の許可が出るときには、水質と川底の土壌は検査されるはず、なのだろうけど、、
現状はどうなのだろう。　
　

清流流る。
　

見た目では、危険かどうか分からない。
　

川に遊猟禁止と書いていなければ、体に害があるとは想像もできない。
　　
2014.08.01 竜田駅周辺　
　