二大政党制の周辺に誤解がある気がする

自民党はリベラルだし、
小選挙区制は悪いことばかりじゃない。
実体とは違うイメージばかり先行してる気がするので、
二大政党制の周辺のこと若干書いてみました。
 
 
ども、
ビエンチャンのことも、それ以外のことも、
移動して、落ち着いてから書きます。
 
この街は何かと快適でないので、とにかく移動します。
 
 
その前に、軽るめ時事ネタを。
皆んなあまり言わないけど、留意しといていいこと。
 
この記事にいんすぱいあされて書きます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41433
 
ワタクシ、
リフレが万病に効くクスリだとは全く思いません。
株価と景気はあんまり関係ないです。買われ方の状況考えれば。
ま、
その是非はひとまず置いておいて、
上記の記事には、傾聴すべきこと多くありました。
 
皆んな、あんまり言わないけども、
リフレって、リベラル的な政策で、 
弱者救済寄り、大きな政府寄りです。
 
安全保障や外交政策と切り離して考えると、
経済政策だけなら、安倍政権は左寄りです。

右寄りなら、小さな政府で、市場原理主義なはずです。本来。
市場のことは市場に任せ、強い円を防衛する白川前総裁的な態度の方がタカ派です。

だって、お金の価値下げるんですよ。積極的に、
資産家にとって嬉しい話じゃありません。
「金持ちに優しい」と言いますが、
お金の知性があって、このトレンドに乗じることのできる人にとってプラスなだけで、
株持ってる資産家だって、ドル建てで考えたら、資産増やしたかどうか。
 
非正規であれ、雇用が増えているのであれば、それは弱者に優しい。
正規に非ずば雇用に非ずというのは、労働組合の理屈です。
 
で、リフレで一番割をくうのはむしろ中間層で、
賃金上昇に結びつかないことが懸念されてます。
 
 
弱者保護の福祉政策しか言えないの左派な野党はあまりにダメダメで、
 
リフレして、企業に賃金引き上げ要請をして、
あとは、トヨタあたりに、下請けに円安のコストアップの価格転嫁を認めさせれば、
 
非常に、リベラル的な、大きな政府的な政策です。
 
 
まあ、内政に関しては、自民党は大きな政府寄りで、リベラルなので、
野党はリベラルで結集することは不可能ですし、勝てません。
 
 
で、次に、
高橋センセイに同意なのは、
小選挙区制は、二大政党制を目指したということ。
 
死に票は多いし、多様性は失われるし、争点は単純化されます。
でも、それでも二大政党制志向したことを忘れるべきじゃありません。
 
国政でそんなに多様性重視しても、何も決まりません。
対立軸を作って、YesNoで決着つけて、方向性明らかにしてく、
そっちに舵を切ろうと小選挙区制にしたのです。
 
で、政権取った民主党がダメダメで、
今は、対立軸作れる野党の出現も期待薄ですが、
日本全体で、コスト払いつつ、
二大政党制を目指すという路線はまだ頑張るべきではないでしょうか。
日本では無理と諦めるには早過ぎると思います。
 
 
で、
リベラルの集結では自民党の対抗勢力は難しい。

外交面では自民党は保守に見えますが、
現実問題として、
 平和維持活動への参加、
 海外在住邦人の保護、
 朝鮮半島、中台海峡など直接でない周辺有事の想定、
 尖閣など直接の軍事衝突の想定、
 
これらについて、
経済政策ほど、大きな違いを打ち出すのは難しい。
非武装中立は9条額面どおりだと思います。が、
それで、政権を任せたいと国民は思わないでしょう。
「戦争の出来る国」に反対してるだけで、具体性ナシでは政権は任せられない。
 
で、
対立軸を作るなら経済政策で、安全保障は幅が無い。 
経済政策では自民党はリベラルです。
 
コンクリートから人へというフレーズがありましたが、
市場原理に任せ、セーフティネットの分だけ直接給付というのは、
どちらかと言えば、保守でしょう。
 
維新のような、
市場原理と規制緩和、
行政改革と小さな政府、 
の方向性の方が、対立軸になりやすいはずです。
実際、成長戦略はなかなか進みません。
 
 
ただ、
市場原理vs政府の介入、を軸として二大政党になるには、
自民党が分裂するときな気がします。
 
今の民主党より左派は福祉政策でない経済政策は何も言えないに等しいですから、
1割も居れば充分じゃねぇのって、思います。
で、その他諸派が1割で、4割づつくらいで拮抗してるのが、
二大政党制の目指す姿ではないでしょうか。
 
 
民主党始め左派の人達が、反自民の名の下に維新とくっついても上手くいきません。
基本軸となる、市場原理vs政府の介入、が逆なんですから。
上手く行くくらいなら、もうとっくにまとまってます。

民主党が分裂して、労働組合系じゃない人が、維新とくっついて、
かつ維新が地方で行政改革の実績を積んで、
かつ、自民党が分裂して合流したら、
二大政党制の目があるんじゃないかと思います。
 
 
ただ、そこにゆくには、今の憲法じゃダメそうです。
解釈でやってるようじゃ、
政権交代のような変化に耐えられない基礎だと思います。

 平和維持活動への参加、
 海外在住邦人の保護、
 直接でない周辺有事の想定、
 直接の軍事衝突の想定、
 
法的に対応を再定義しとかないと、二大政党制は無理でしょう。
で、
自民党の対立軸になれるのは、小さな政府を志向するもので、
アベノミクスで成長戦略次第で、ニーズが高まる可能性はあります。
 
リフレやって、増税やむなしで、マイナス成長では、
行き詰まりますから、
ここ2年の結果は大きく影響しそうです。
 
 
軽い目の話題を、傍観者然と言っただけなので、
だからなんだと言われたら、返す言葉もないのですが、
 
 
経済政策のイメージがねじれてるのと、
小選挙区制が悪く言われすぎなのと、
ちょっと、違うんじゃないかと、言っておきたくて書いてみました。

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