インド映画の王道青春モノ見ながら、思惑優先は消費が弱い日本ということか。

ども、生きて還ってきました。
昨晩は爆睡しました。

パヤタイ駅で降りたら、渋滞凄くて、バスもすし詰めで、結局バイタク奮発してしまいました。
交渉する気力もなく、80バーツも払ってしまった。
だって、もう眠いし、それで時間が買えるなら、
タクシーじゃあ渋滞抜けてくんないし。バイタクの方が価値高い。
 
 
滞在中は皆様お世話になりました。
また、よろしくおねがいします。
 
寒いだけでも、生きるコスト高いです。
どこ行っても混雑してるし、スタバですら窮屈。
人混みの中、上手く歩けないし、
行列に並ぶと、イライラしてしまう。
命の安い国に戻って、生きるコストを実感してます。
 
ああ、もう上着来なくてよい、そう思ったら途端に脱力してしまいました。
生きるって難しいなぁ。
バンコクだって混雑するのに。 
 
 
 
ま、機内で観た映画の話でもさせてください。
今回、日本に滞在して、人質事件の記事、新聞で読むことができた。
相手不在。うちわが世界の全てだと思ってるのか。
世界が内に内にと、閉じて行く。
 
まあ、衰退期ってそういうものだけど、
テロリストがyoutubeで身代金要求して、
日本人は同朋の命を何だと思ってるんだとtwitterで説教する時代に。
 
日本に行かなきゃ、クソコラUPしてる方が平均的日本人で、
それはそれで、ある意味健全なバランス感覚とも思う。
日本にマスコミ村っていう、別のバーチャルな世界があること、
気付かないままだったろうな。
 
 
と、最初にそれ感知したのは、香港トランジットで朝日新聞のダイジェスト読んだとき。
その浮世離れした感覚に驚きましたが、
それから殺害で終わるまで、日本に居ました。
 
現実とは別に、自分達に都合いい物語作ろうとしすぎ。
思惑が先行しすぎ。
もう、正常な感覚失っているのではなかろうか、
ま、衰退ってそういうものだけど。
 
西原理恵子曰く、

生前の鴨ちゃんが言ってた。ミャンマーで後ろから銃撃されて日本大使館に逃げ込もうとしたら日本人だと確認した上でドアを閉められた。命からがら師匠の橋田さんに報告したら「バカヤロー常識を知らんのか!迷わずアメリカ大使館に逃げるんだよ!あそこはとりあえず助ける!」

マスコミの人って、そういう現実を生きてるもんじゃないの。 
 
 
 
という前振りで、
行きは、機内で「蜩の記」「ルパン三世」を見ようとして、途中で断念。
辛くてギブアップしてしまった。
 
まずは、「蜩の記」。
江戸時代の話で、主演は役所広司とV6岡田。
役者もセットも衣装もいいのになぁ。多分演出も頑張ってる。
だけど、脚本、いや原作が悪いんじゃないかなぁ。
 
「〇〇の落ち度ではない」みたいなセリフがやたら出てくんだよ。萎えた。
物語に入って行けない。バーチャル感が。。
現代人が江戸時代の恰好して演技してるみたいで。
 
封建社会の人がそういう組み立てで考えるものか、
「オレのセイか」とかより、もっと別のことを大事に生きてたんじゃないの、アノ時代。
 
「もしも、現代人がアノ当時のお家騒動に関与したら」って、
SFとかコントなら、違和感ないんだけどさ。
 
いちいち、言い訳がましい感じに、なんかついていけない。
感情移入できない。
 
逆の成功が、ちょっと昔の「仁」だね。
現代人と幕末の人の感覚の差も描こうとするから、
リアリティ感じて、感情移入できた。
 
感情移入出来ない、無理やりな物語は自己満足。

 
で、更に実写版の「ルパン三世」見てしまった。
当たり屋(by宇多丸)かよ、そのチョイス。
 
でも、小栗旬がこれで興行的に成功するなら、
彼、プロデューサーとして、大成する可能性感じて。
 
役者さんはみんな頑張っているのに、演出と脚本が、余計すぎ。
これ、アニメ参考に、普通に、泥棒一味の冒険活劇2時間の話にして、
アクションの演出テンポよく、普通に演出すれば、
普通に楽しめた映画になったはず。
 
ムダに、ストーリーこねくって、
ギャングの抗争ものなら、ルパンって設定いらねぇし。
 
演出もムダに説明過多で、ハラハラ感殺すし、
 
物語に製作者の思惑の無理矢理感が漂いすぎ。 
素材の味を殺さない、よりも自分の満足優先なんだろうな。
娯楽として不健全。 
 
 
 
で、帰りはインド映画を見ることにした。

インドの風景見ておきたくて。
 
貧しい農村の聾?の青年が困難を乗り越え、クリケットのナショナルチームで活躍するまでを描く。
まあ、王道の物語。
 
インドの農村風景が見れて、
インド人の感情表現って、こんな風なのかって若干予習。
  
丹下段平な呑んだくれが、酒止めて、
お父さんに会いにいって、息子にクリケットやらせて欲しいと説得するとこは、
ああ、ムスリムな農民もインドには居るし、
インドで普通に酒飲めるのかって、知識を得る。
 
 
それはさておき、物語は王道で、
脚本も演出もムダな悪あがきをしない。
それがイイ。
 
ありきたりな、物語を健全に楽しむの日本じゃもう無理なのかな。
いつも、変な思惑が優先するってことは、
マスな消費の力が弱いってことなんだろうなぁ。
景気は悪くなさそうだけど、インフレは難しく物価はマダラ化。だもの。
 
 
で更に、「ビフォーアフター」観た。
佐世保高専ラクビー部の部室100万円でリフォーム。
お金無いけど、みんなで労働力投入でカバー。
普通に青春ものでした。
やれば出来るじゃん。って感じ。
 
まあ、そういう意匠込みじゃないと、無理なのかなぁ。
 
 
 
同じウソなら人を騙さないウソをつけば良いのに。
何より、自分を騙さないウソを。
物語が強いっていのは、万国共通で、シンプルでウソに破綻がない。
 
大人の事情なウソを生きるのは、コスト高くてツライね。
 
 
一生幸せで居たかったら、正直でいよ。
て、誰の言葉だったけ。
 
「正直ものはバカを見る」んだけど、
本物の正直ものは、そのバカを悔やまない。折込済みだ。
聡い人とは違う、収支決算がある。
 
だから、
「正直ものはバカを見る」という格言は格言として成立してない。
それは異教徒の考え方。
OSが違うと共有できないこともある。
 
 
ああ、簡単にシアワセになりたい。
 
二週間もバーチャル感に包まれていると、
どこか遠くに、お伽話の国があるような気がしてしまう。
 

 
 
 
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