女神カーリーの街コルカタ。昔は人の生贄も行われていた。

[2015.03.02]
コルカタはもともと、カーリカタと発音し、カーリーの街という意味らしい。
 
ところで、ヒンズーの女神カーリーとは、どんな神様なのだろう?
戦いの神には、そんなに生贄捧げない気もする。
戦勝祈願のときだけ、頑張ってお祈りすればいいんじゃない。
 
もっと他の理由があるのではなかろうか?
  
  
ボランティアでカーリーガート(カーリー寺院)には何回も通った。

 
門前の先の大通りから、

 
45Bのバスで帰った。地下鉄の駅も近い。

WIKIPEDIA曰く、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC

シバ神にはパールバーティというヒマラヤ生まれの温厚な性格の奥さんが居る。
(夢をかなえるゾウはその子供だ。)
が、
ひとたび戦闘となると、ドゥルガーという戦いの神に変身する。
 
で、
戦いの最中に怒りが頂点に達すると、カーリーという残虐な神に更に変態する。らしい。
 
サナギマンからイナズマンなact-3。

 
 
他民族な阿修羅の首を刈っては、生き血をすする。
戦いに勝利し狂喜乱舞してたところ、大地が砕けてしまうので、
「何とか止めてくれ、あんたの嫁だろ」とシバ神に周りの神々が要請したところ、
シバ自ら横たわりクッションになった。
カーリー神が舌を出しているのは、「あ、やり過ぎた、テへ。」という意味だそうだ。
 
基本的に皆さん黒いので、アーリアンより古くから居た民族の信仰かと思う。
 
 
どうでもいいが、
カーリー寺院のご神体は、意匠が効いている。
デフォルメと省略。 

 
額の真ん中にも目があるから、三つ目。
金色の幅広で長い舌。
わさわさした花は、カーリーヘアを表す。
肌は真っ黒で描く。
 
神聖さとオドロオドロしさと、よく表現されていると思った。 
 
ここでは毎日、やぎを生贄に捧げる儀式が行われる。
コルカタの観光名物の一つである。
 
100年ほど前あたりでは、少年もスケープゴートの対象だったらしい。
 
 
 
カーリーは戦いの神様であると同時に、地震の神ではなかろうか?
大地を踏み壊すという逸話は、地震を連想させる。
人柱を必要とするところは、天変地異と関係ある地域が多い。

インド亜大陸はもともと独立した島で、ユーラシア大陸にグイグイ押し込んで、
現在の姿になったという、ヒマラヤの隆起はその影響だと聞いた。
なら、地震があっても不思議ではないけれど、、
 
ここベンガルは、デルタ地帯。
その肥沃さゆえ、東インド会社も拠点に定めた。
 
河口で地震って、ありえるのだろうか?
 
 
 
はたして、1897年と1934年にコルカタで大地震があったと。
グーグル先生は答える。
 
60年周期でやって来るとは、まるで日本みたい。
 
 
天災は忘れた頃にやって来る。 
怒りを鎮めるため、毎日生贄を捧げているのだろう。
 
実際、ベンガル地方の鉄筋は、東南アジアに比べ密である。
(コルカタでも、バングラでも)

もっと姉歯仕様かと、想像していた。
 
 
 
震災と戦争の神。
あと戦勝祈願も含むのだろうか、
 
阿修羅征伐とは、
イギリスの撤退のことだろうか、
あるいは、
第三次印パ戦争の勝利だろうか、
 
 
震災と戦争が幾度も訪れる街、
「昔はひどかった」とこの街を知る人は口を揃えていう。
肥沃な河口エリアでもあるのに。

河を挟んで、確かに軍事的にも要所である。
 
バングラに行く気になったのは、
インド全体よりも、ベンガル地方という括りで、
見て回るべきじゃないかと、思ったから。

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