「2015.03.06-2015.03.26」
ボランティアに行ったプレムダン「愛の贈り物」から建設中の高架が見える。
「愛の贈り物」はコルカタ最貧地区の駅にほど近い。
南千住の駅前再開発を思い出したと言っては、怒られるだろうか。
正直、コルカタでは、ディベロップメントの活況はさほど感じられず、、
貧困地区にも、ハイウェイが拡充し、交通に伴って開発が進む。
一等地の開発は済んで、今はそういう2巡目の段階かと、想像した。
AJC Bose通りを北上してみても、エストラネード周辺を歩いても、
裕福な地域に出ることは出来るが、活況な開発は見つけられず。
高度成長中という活力はあまり、、
(私が新興地域を見ていないだけの可能性も高いが)
エストラネードや、サダル周辺の歩くと、新築物件も見かけたが、
キレイだが元気は感じない。
宿の周辺では最も品揃えのよい、Questというショッピングモールにも行った。
オートリキシャを乗り継いで。
高級ブランドも並び、吹き抜けな作り、地下に品揃えよいスーパー。
しかし、
これだけ中間層が居れば、そりゃ当然あって然るべきで。
むしろもっと、大掛かりなのが、何故無いのだろう。
なんか、ダイナミズムというか、活力を感じない。この街には。
コルカタのある西ベンガル州の直近の成長率は7%を越えるという。
(それでも、インドでは劣等生の方らしい。)
それなら、発展はもっと凄くていいはず。
イオンも来て、WIFIFreeの店も多い、地元のコンビニも増えつつあるプノンペンの方が、
よっぽど便利で、発展中の実感がある。
この規模で、この成長率で、遅れてる。もっとやれるはずなのに。
物事が固定化して動かない、
滞在中、日々それを実感していた。
そんな中、唯一、開発を実感出来たのが、鉄道周りの地域、
バングラからの帰り、DumMDum駅から終着駅Sealdahに近づくにつれ、
建物の様子が変わりはじめる。
建築中の高層物件も見かけた。
最貧地区も高架建設中で、ハイウェイは更に伸びるのだろう。
おかげでその周辺に高層建築が建ち始める。
東南アジアより、鉄筋は密な様子。
西成から見上げる、阿倍野ハルカスといったら怒られるだろうか。
こういう貧困地区で、交通が整備され、開発が及ぶということは、
都市としては、2巡目なのだろう。
こういう地域の地上げは進むのだろうか。
高度成長期の実感というのは、
中間層の拡充という意味があって、
需要が需要を呼んで、インフレしながら、階段を駆け上って行くイメージがある。
コルカタでは、私にはそれが今ひとつ感じられない。7%強にも関わらず。
「昔はひどかった。」
かつてのコルカタを知る人は口を揃えてそう言う。
今は赤ん坊がそこら辺に捨てられるという街じゃない。
こちらの勝手なイメージと違うだけで、
これはこれで、順調な発展には違いないのかもしれない。
中国にセブン-イレブンが出来たのは2004年。
貧困地区の再開発眺めながら、あと5年のうちには出来るだろうかと想像した。
爆発の実感は成長率より、外資への開放度に因るものかな。
中国から遅れること、10年から15年と言われる国の、
2巡目再開発を見ながら、
確かに、そのくらいが、妥当な時差かと思った。
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