ベンガル地方にて、女性の社会進出

[2015.02.28-2015.03.22]
コルカタとバングラでは、働く女性を見かけただろうか?
もしコルカタで見かけ、ハングラで見かけないなら、
イスラム教に因るものだと、言っていいだろう。
 
はたしてそうなのか?
来る前から、その疑問は持っていた。
 
 
去年5月パキスタンを旅したとき、働く女性を見かけたのは確か3回ほど、
 ラフォール行きのバスのガイドさんと、
 ラワルピンディの空港の両替所と、
 カラチのKFCの店員さん。
 
それ以外はホテルの受付も、食堂でも、全て男性だった。
 
女の人の方がよく働く、東南アジアから来ると、ちょっと不思議な感覚である。
 
 
 
コルカタでは、
当然、ヒンズー教の人が多数で、多くの人は顔出してる。
イスラムの女性でも、真っ黒なの頭から被ってる人はそう多くない。

 
で、働く女性見かけたの、一度きり。
QUESTというショッピングモールの地下のスーパーで、
女性スタップを見かけた。

英語の受け答えの感触では、アッパークラス気味な人かもしれない。 
 
お父さんと息子で、ファミリービジネス頑張ってる姿は。 
定食屋さんとかで良く見かける光景だけど。

 
女学校などは普通にある。
ま、パキスタンだってそうだったけど。

(特殊な例しか、写真に撮ってなかった。)
 
 
女性は社会で働く存在でなく、家庭に居るもの。
と言う通念が生きてるのは、
宗教の差じゃなくて、
インド亜大陸、南アジア周辺の文化圏の特徴ではないか。
(近代化が進めば、変わると思うけど)
 
その代わり、女性に席譲るし、女性専用車両もある。
その辺の感覚は、パキスタンとあまり変わらない。気がする。
 
 
 
バングラの場合も、ほぼ見かけなかった。(ゼロではない)
学校に通う女子生徒は普通に居たけど、

チッタゴンの小学校。
 
 
イスラム圏だけど、顔を隠してる人は多数派とまでは言えず、

クルナのダウンタウンにて。
 
インドネシアやマレーシアに近い、ユルさを感じる。
 
でも、
ダッカとチッタゴンでは、働く女性は見かけなかったが、
宿で掃除に来るのは、おばちゃんだった。
 
ハッキリした例外は第三の都市クルナにて、
屋台のチャイ屋さんを、普通におばちゃんが切り盛りしてる。

 
これは一体、どういうことなのだろう。
田舎の方がむしろ、「女性は家庭」という縛りはユルいのか、
 
意味をどう解釈するのが正解なのか、分からないけど、
東に行くほど、東南アジアっぽくなってくることは確かみたい。
 
 
 
日本では去年、主婦のパートに対する所得税控除、
103万円の壁をとっぱらうかどうか、
そんな話題があった。
 
単純に考えれば、倍働く人いれば、倍経済成長する。
そう単純じゃないとは思うが、
そう目論む人もいる。
 
それより、人口増えてるってことの方が、決定的なのかな。
と考えてしまう。
 
 
確かに女性の社会進出があたり前になるころに、
少子化も始まりそうな気もする。
 
そういう風に世界はフラット化してくもんなのだろう。
  
ああ、
暫く人口ボーナスは見込めるという、
当たり前過ぎる結論に到達してしまった。
 
宗教はあまり関係なく、
地域と近代化の進行のなんだろうな、
 
イスラムが男尊女卑で無いとは言わないが、
ちょっと、日本じゃ偏見が酷すぎるよねってのは、

それはまた別のお話。

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