コルカタこの辺は何故、キリスト教の教会ばかり多いの?

[2015.02.27-2015.03.25]
 
コルカタのマザーハウス周辺は、もともとイスラム居住区で、
モスクはそこかしこに見かけるのは当然。
 
が、
散歩してると、
モスクだけでなく、
クリスチャンチャーチが、石を投げれば当たるほど目につく。
イギリスの置き土産と言うだけでは、
これだけ教会が多いことの説明がつかない。
 
 
マザーハウス関連の施設だけでなく、
詳しくは分からんけど、いろんな宗派があるみたい。

 

 

 
 
だって、街角の教会がアクティブなのだもの。
絶対的な檀家数が無ければ維持できまい。

内部を撮るのは憚られたので外から、金曜のお昼ミサの最中でした。信者さん多数。
 
コルカタのキリスト教徒の割合は0.9%弱だというのに。
盛況ぶりに驚いた。
 
 
 
まあ、ムスリムはもともと20%近いし、ここはそういうエリアなので、
沢山のモスクがあり、

 
毎日(一日5回だっけ)礼拝に足繁く通うのは分かる。

 
 
路地裏でも、信徒さんを沢山見かける。
  
拡張器から、アザーン(読経? 呼びかけ?)が流れる。
 
 
 
それ以外なマイノリティは、ジャイナ教が0.5%くらいで、あとはシーク教、仏教など。

これは、ジャイナ教の寺院なのかなぁ。(中には入れず)
 
 
 
もちろん、ここコルカタはインドなので、マジョリティな宗教はヒンズーで、78%程度。
ただ、イスラム教やキリスト教、その他の宗教とは、若干ニュアンスが違う。気がする。
 
もちろん、カーリー寺院のように、

立派な施設もあるけど、
 
よく見かけるのは、辻辻の祠。

リンガなシバ神。ボクはこういうデフォルメなデザインが好きだ。
 

パールヴァティー(?)とカーリーか。
 
如何にも、民俗信仰っぽい感じ。
教会の活動をお布施で支えるというのとは、別の信心ぽいというか。
日本でいうと、お地蔵さんにおにぎりお供えするような。
 
この土着感は、バングラではマイノリティになるヒンズー教とはまた雰囲気が違う。
 
 
 
で、なんでこんなにキリスト教の教会多いのだろうか。
しつこいけど、イギリスの植民地だったからというだけでは、説明がつかない。
マレーでもミャンマーでもこんな状況は見たことがない。
もちろんバングラとも違う。
 
由緒ある大教会は残るけど、こんなに街角、街角に教会はない。 
 
幾つか、仮説を立てた。要因を考えてみた。 
 
 
 マイナーゆえ、
  マイナーな方が、寺院守って熱心に参拝してる気がする。
  逆にそうじゃないと、マイナーな信仰は出来ない。
  マイナーだから熱心だという意味がある。
 
  信仰とアイデンティティが近しいと、熱心でない訳にはいかない。
  マイナーな教えの教徒を名乗るのは、メジャーな場合よりも重い。
 
 
 一神教の教え上、
  イスラムでもそうだけど、
  礼拝への参加、
  収入の一定額をお布施など、
  信じた以上行うべきことがある。
  幽霊信者は信者じゃないんだろう。
 
  やる以上は熱心に教会を支える。
 
 
 
 欧米行きのチケットが手に入る、
  ミッション系のスクールもいくつか目にした。
  
 
  教育という需要があることも、大きいのではなかろうか。
  運営も安定するし、檀家の数も継続的に増えるし。
  
  英語も学びながら、チケットを手に入れる。
 
 
ああ、これだけじゃ、コルカタ特有の理由にはならないなぁ。。
 
 
 迫害を逃れて、
  インド独立からバングラ独立に至り、
  多数の難民がコルカタに押し寄せたとき、
  宗教的にも、迫害を恐れてここに集まったのではないだろうか。
  イスラムの国よりは、キリスト教にも寛容。なのかな。
  
 有名店が出て、激戦区に、
  マザーテレサの活動が世界的に脚光浴びて、
  コルカタといえばキリスト教という認知ができて、
  キリスト教が(比較的)やりやすい地域になった。
  
 イギリスは当時頑張った?
  コルカタに東インド会社を設立したイギリスは、
  ヒンズー教とイスラム教を分断統治しようとして、大失敗した。
  が、その時は、キリスト教の布教もことさら頑張った。
  
  
そんなこと、あるかな。
 
8%で、この盛況ぶり。その説明になるだろうか、
 
 
救いって、どこかにあるんだろう。
   
 
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