[2015.02.27-2015.03.10]
インドを周るのでなく、バングラにゆこう。
コルカタでマザーハウスのボランティアを続けながら、
そう決めた。
理由は3つだ。(フランス人風に)
・インドの都市開発に萎える。
・インド普通な割に不便だし安くない。
・ベンガルという単位でエリアを捉える。
・日本人バックパッカー不在の生活を欲す。
あ、4つもある。
ま、兎にも角にも、移動の準備をしよう。
ビザ申請の前に、すべきことは2つだ。
(実際は3つおこなう)
ガイドブックのバングラデシュ編を入手せねば。
宿にある本、借りて持って行き、
何食わぬ顔で戻って来て、本棚に差し戻す。
という荒業を考えないではなかったが、
ダッカからバンコクに飛ぶ可能性を排除したくなかった。
が、
サダルストリートの古本屋とか、露天では、思うもの手に入らず、
パークストリートを北上した通りの本屋に向かう。
新品のロンプラが20%オフなら、無理に古本でなくても、
いや、新品を買う程度には情報価値はあるだろう。
情報は鮮度が命。
そう思い直し、
「地球の歩き方」に優るとも劣らない薄さのガイドブックを1400rsで買う。
両替して宿代清算しなきゃ。
その為には、円をルピーに替えねばならぬ。
サダルストリートは消防署入ってすぐのところに、3軒ばかり両替屋が並んでいる。
一番小さい真ん中が、高レイトだと聞いた。
51で替えることが出来た。円安の昨今、上出来の結果だった。
これで宿代も清算できる。
バングラ入国した際は、国境でルピーをタカに替えれば、
ダッカまでは行ける。
あとはダッカで手当すれば、現地通貨の調達はなんとかなる。
コルカタ滞在おつかれさん、オレ。ちょっと乾杯しよう。
ボランティアが意外とハードワークだったこともあるし、
過ごすのに、そんなに便利でも快適でもない街で、
確認すべきものは出来たのだし、
お祝いくらいしてもいいじゃない。
で、宿の人がビール買うの従いていって、
お洒落な酒屋(サダルでないが)でワインを買う。
470rsだった。(ソーヴィニヨンブランなら510だった)
暑いから白。効かない宿の冷蔵庫の冷凍庫で冷やしてから飲んだ。
昼間っから、冷やして飲む白ワインは最高である。
日本で千円だして飲むワインよりはコスパ勝る。
テーブルワインには充分ちゃんとしてる。
日本のような混ぜ物感は感じない。
インドはぶどうが旨い、山あいの適したエリアあるんだろう。
ワインの輸出はこれからもっと頑張るはず、チリや南アのようになるかな。
インドのビールは基本不味いので、尚更旨い。
インドで為すべきことは全てコンプリートした気になってしまった。
多分、酔いのせい。
あとは往くだけ。
(ビザ申請のくだりは記事を改めよう)
あ、ところで、4つの理由を補足。
インドの都市開発に萎える。
1400万都市で、7%の成長率の割には、デベロップメントにグッと来ない。
これは、コルカタ以外の都市でも似たようなもんじゃないのかなぁ。
自国完結というか、
コルカタ固有というより、インド全体が、開放政策に後ろ向き。
モディ政権が今後、外資歓迎に舵を切る可能性は期待できるが、
まだ時間かかろう。反発も多かろう。
勢いにエキサイティングは感じないが、
この安定した成長は、逆に東側、バングラが安定したからこそであろう。
難民がいつ迄も増えるのでは、こうはならない。
ならむしろ、6%の成長というバングラに魅力感じるべきではないか。
ダッカは、800万都市らしい。
首都や新興都市バンガロールに行けば、違う感想を抱くかもしれないが、
より近くに可能性あるなら、そっち優先しようよ。
イヤイヤ行くことない。
インド普通な割に不便だし安くない。
チャイは5rs前後。
この魚カレーが50rs。
なら、
大学新卒の初任給は1.6万rs。インフレ考えれば2万までいくだろうか。
オフィス街、ワンコイン500円の弁当でランチな日本をイメージすれば、
そんなもんだと想像した。比率的には。
「平均」は意味ないインドだと思うが、相場感は分かる。
空港から300rsあればタクシーでサダルへゆける。
バスや地下鉄の初乗りは6rsくらいから。
重宝しました。
なかなか掲示どおりに来ない。
公共の交通機関が安く抑えれているのは、
インド(orコルカタ)の政策が社会主義寄りなのと、
インフレの進行が激しすぎるからか。
宿はシングル、ファン、水シャワー、WIFIナシで300rsくらいから。
WIFIありは高級で、700rsくらいイッちゃうか。
このコスパなら、東南アジアに比べれば、
安くも、快適でもない。好んで居たい理由がなく。
うるさいクラクションの音もイヤだし。
他の都市行けば違うかもしれないが、
特にインドだからという興味は無かったな。
21世紀型の近代化がこれから訪れる普通の大きな国。
他は違うかもとイヤイヤながら往くよりは、
日本の投資家注目のダッカ目指すべきだろう。
ベンガルという単位でエリアを捉える。
コルカタ擁する西ベンガル州が特に特殊という事情もあろうが、
インドは州の自治が強いように見受けられる。
更に、多民族国家で、州ごとに文化も違うよう。
人為的な国境ラインではなく、
ベンガルという地域を周る、
という発想に切り替えた方がまとまるんじゃないの、今回は。
広いインド、ポンポンとガイドブック通りに移動して、
オレ、溌剌としていられるだろうか。
戦線拡大しすぎじゃないかな。
ベンガルの歴史とこんにちまでの発展を一貫して見たほうが、
興味も持続しそうだし、イヤイヤやることじゃない。
独立に至る経緯は確かに、グッと来たんだし。
日本人バックパッカー不在の生活を欲す。
インドのバックパッカーはよりバックパッカー的で、
思考様式は一様である。(日本以外の国の人のことはしらんが)
ボランティアして、旅人の立ち位置との類似を考えていた。
他者に対してコミットメントは不要。というか不在。
長期の関係はありえず、その場しのぎのカリソメの関係。
その環境でふれあいに価値見出すのも、
観光とはだた、見たままで見聞広がらないのも、
どうも、潔しとは出来ない。
その後、コルカタに戻って、
バックパッカー的価値感に対して、雪だるま式に疑念が膨らむのだが、
表面至上主義的な存在から、エスケイプしたくなっていた。
会話のための会話を耳に入れたくなかった。
宿移るだけでも、実現できることだけど、
バングラは旅行者ほぼ居ないというので、出会うことも無いだろう。
本来の自分が取り戻せる気がした。
インドではそうは行かない。
兎にも角にもにも、バングラ行き決定。
ちょっと、ワクワクしていた。
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