日本化する世界から逃避できるかな

フェイスブックが三色なことへの態度表明は本題じゃなくて、
本当に関心あることはメルマガに書こうかなと思ってましたが、
ログに残しといた方がいいと思い直して、書きます。

まずは、おさらい
こんな記事も見かけたのですが、

パリとベイルート、2つのテロが浮き彫りにした偏向に失望感
http://www.cnn.co.jp/world/35073624.html

あるレバノン人医師はブログにこう記す。「私たちの国民が死亡した時は、どこの国も私たちの国旗の色のライトアップはしなかった。世界中が追悼の意を示すこともなかった。その死は国際ニュースの中のどうでもいい1つの断片にすぎず、世界のどこかで起きた出来事にすぎなかった」

SNSという繋がり空間で欲されるのは、たぶんそんなリアルとは別の何かだと思うよ。

ま、それはさておき、

1.哀悼の意を表現するに適切か?
2.フランスだけ特別扱いな理由はあるのか?
3.戦争を明言するフランス国旗を掲げる覚悟あるのか?

この3つの疑問をクリアして、あれやってる人に出会えてはいません。
論点が外れたトンチンカンなのしか見かけていません。

ですが、
私の本当の興味は、
「フェイスブックに丁度いい安い共感」の方にあります。
ワタクシだって、人間だもの。
世界中の酷たらしい死を全て見つめているほど愚かじゃありませんよ。
もうちょっと賢く振る舞わなければ時間が足りません。

ああ、また脱線。
本題に戻ると、
これが発起人が居て、SNS上でこのような運動を展開しているのであれば、
逆にワタクシの関心は薄かった。

SNSの胴元、それも世界共通のインフラになる可能性高いSNSの、
その胴元自ら仕掛けたこと。
そして、SNSの機能として提供したこと。

これは画期的なんじゃないでしょうか。
 
 
 
丁度良さとSNSの可能性 
SNSによって世界が日本化してゆく、
日本化というか、イワシ化というか、イナゴ化というか、
まあ、イワシ化とここではしておきましょうか、

「善良だけど、イワシ化しやすいリテラシーの人」
ココがマスで狙うに最適、という計算もフェイスブックにあったのではないか。

1.哀悼の意を表現するに適切か?
 この異様なまでの敷居の低さ、
 テロ事件のニュースをシェアして犠牲者への哀悼をコメントすればいいのに、
 と思いますが、それは能動的興味関心を必要とし、ハードルが上がります。
 また自分が多数派であるという安心感は積極的な情報発信では得られない。
 
2.フランスだけ特別扱いな理由はあるのか?
 他の事件なんて、知らない人達だと、教えて貰いましたが、
 その情報リテラシーが狙い目ではないでしょうか。
 (報じられないとウソつく人もいるけれど、
  
  関心が無いのと、マスコミのセイは別のこと。)
 全体像を自分で掴もうとはせず、与えられた範囲だけで判断する怠惰さ。
 伝えることと、伝えないことを選別して、いかに見せるか、
 演出次第で、いかようにも操作可能になるのではないか。
 
3.戦争を明言するフランス国旗を掲げる覚悟あるのか?
 喪章にあたるような表現でなく、国旗であること。
 本当の意図は支持であっても、哀悼といってクリックさせることも可能。
 ザッカーバーグ氏にその意図があったかは別に、
 そんなことだって出来ると、使い方の可能性を示した。
 
 
三権分立の後、マスコミは第四の権力と言われています。
世論を動かすことが出来るからですね。
 
昔新聞で、ちょっと前までテレビ、
SNSにその権力が移った、画期的な出来事かと眺めています。
 
 
たぶん、以下のような安心感を提供出来れば、いろんなこと出来そうな気がする。
 善良な内容であると自分が安心出来ること。
 多数派であると安心出来ること。
 
ちょっと前に流行った、氷水かぶるヤツに似た雰囲気あります。
 
 
で、今回、SNSの胴元が直接的に動いた。
ザッカーバーグ氏個人が呼びかけたのではなくて、SNSの機能として。
ここ、画期的なポイント。
 
 
フェイスブックはテロ被害者の安否確認などでも積極的に機能提供したとのコメントも見かけました。
それと三色に塗りつぶすやり方の是非はまた別だが、そんな理路整然は不要。
逆に絡め手を使えば、共感クリック得やすいという示唆に富む指摘だ。
 
胴元のイワシ漁にはどんな網の仕掛けが必要なのか、
擁護派のコメント拾ってゆけば、解析出来るかもしれない。
 
 
頭のイイ人は、きっといろんなこと考えるでしょうね。
安心感を与えること、適切に恐怖を知らせること。
ボクには具体的な計画出来ないけど、きっと上手にやるでしょうね。
 
 
 
SNSによって世界が日本化してゆく
フェイスブックに限らずかもしれませんが、
SNS息苦しいです。まるで日本に居るみたいに。
 
繋がりという機能の提供は、
多数派であることの重要性、孤立の恐怖をより強化した。
 
評価経済社会の元の名は相互洗脳社会。
 
 
そして今は、SNSの胴元に中立性がどう求められるのかって、
あんまり議論されてる気がしません。
 
 
テロの危険からは、日本脱出しても、どこへ行っても逃れられないように、
ネットの無い世界では生きて行けない。
私の場合は少なくとも完全自給自足が実現できない限り。
 
朝日新聞でも、産経新聞でも読みたい人は読めばいいし、
テレビはそもそも受像機持たなきゃ害は少ない。
 
ネットの場合、テレビほどの受動性は弱いけど、
SNSの類、全く使わず、メールだけでのやり取りとなると、
ちょっと不便。
 
 
日本化する世界で、どう繋がらないを選択するか、
今回の件はそれが改めて問われている。オレに。
 
和をもって尊しとなす世界がやって来て、
私は精神の健全を保てるだろうか、
逃れることが出来るのだろうか、
 
 
今仮に、
評価経済、貨幣経済、現物経済、と分類しましょうか、

全てを並列で見てないとイカン。
 
マレーシアへの移住を機に、フェイスブックを辞めた方がいる。
見事な引き際だと思った。
 
 
 日本ほど安全な場所を探すのは難しく、
 どうやら世界は日本化してゆく、
大変残念なお知らせを今回受け取った。
 
イワシは集まってもサメにはならないが、
イナゴは緊急時にはモード変える。
形勢悪くなれば、「騙された」と言いそうで恐ろしい。 
 
日本が戦争になったら、此処ではない何処かに逃げる人が居るように、
評価経済から現物経済へ私は逃避出来るだろうか。
 
ダイコンの種を蒔いてみたけれど、
それが此処ではない何処かなのかどうか分からない。

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