フェイスブックが三色なことへの態度表明

黙ってないで態度ぐらいは表明しておこう。まっすぐに書きます。
 
1.哀悼の意を示す時は本件に関わらず、ワンクリックで済ますやり方はせず、
 きちんとブログ等に書く。私ならそうする。

2.フランスにだけ哀悼するのは公平でないのでこれまでと同じ対応をとる。
 ISに関しては、これまでどおり折にふれ言及し、立場を表明する。

3.断固空爆を決定したフランスの国旗を掲げることは、
 それへの賛成も含むとみなされるものと考える。
 空爆を否定する立場ではないけれど、
 それを考慮せず無邪気にクリックする人の情報リテラシーは信じない。
 
3に付随して、追加すれば、
 
ただし、安易でない人も中にはいるかもしれない。
私が見つけられないだけかもしれない、その可能性は排除しない。
侮らないが信用はしない。むしろ警戒する。
内容の方向性に依らず、イナゴはイナゴの性質を持つもの。
 
Facebook、プロフィール写真のフランス国旗化機能に「パリだけではない」の声も

流石に、この笑顔は軽薄に感じる。
本当に心痛めているなら、これに便乗する気には私にはなれない。
 
が、ビジネスとしての視点では、
安い共感こそがフェイスブックの優位性、そう言われたら、
ごもっともでございます。ただ同心するのみである。
 
 
機を見るに敏なザッカーバーグ氏にむしろ感心してる。のだけど、
さっすがに、それだけじゃイカンよな、内容が内容だけに、チャントしとこう。

で、ブログで態度表明してる。
それだけっちゃ、それだけなんだが、 
 
 
 
警戒している理由は書いておこう。
これまでフェイスブックでシリア情勢に言及したの見たことない人が、
三色に変わってるの見て、
気味悪いと思ったよ、新たなメディア操作的な意味で。
 
で、警戒レベル上げようって、再認識した、
批判に対して、
「ワンクリックで哀悼の意を表すのは自由」という反論が散見される。

これ、レトリックだよね。
態度表明をする自由とは、批判を受けない安全がタダで付いて来るわけではない。
当然、反対意見も自由でしょ。
ならば、堂々と反論すればいいのに、

私はアノ笑顔はキツイが、このやり方が適切かどうか?
ロシアへもシリアへも追悼してた人以外は何故フランスだけ特別扱いなのか?
断固空爆、戦争と明言してるフランスの国旗を掲げることに覚悟あるのか?
 
これらの疑問に、正面切って答えてくれるものに、
未だにお目にかかれていない。私の努力不足か?
 
 
ま、それはさておき、
「自由だから」を批判から逃れる為の便法として使っているなら、
蝕まれることへの警戒は必要。
悪貨が良貨を駆逐する。
 
態度表明をする自由とは、批判を受けない安全がタダで付いて来るわけではない。
大抵の場合、安全と自由は相性が悪い。両方得るには二重の対価が必要だ。
 
 
で、フランスが狙われた理由考える。
風刺しておいて、法律で認められた範囲だから、は無いよな。
命がけで表現の自由を追求するって、何で言わないのだろう。
 
フランスの風刺画は支持しない、反テロの美名の下であろうとも。
http://sanpome.net/?p=2398

って、かつて書いたの思い出したので、敢えてフランスな理由考える。
 
ロシアは直接的に介入表明していたのだから、狙われるの分かる。
有志連合の中で何故フランスなのか、他の国でなく。
 
無理やり3つ考えてみた。

a.イランとの距離感
 サウジはスンニ派、イランはシーア派、
 ロシア程じゃないにせよ、フランスはイラン寄りか、他の国に比べて。
 フランスは他のヨーロッパ諸国と比べて、イランへの距離感違う印象はある。
 
b.ゆるくてやりやすかった
 イスラム過激派のリクルーターのドキュメント、秋田に居る時見た。
 ヨーロッパに移民を中心とするそういうネットワークあるはず、
 ドイツでもイギリスでもなくフランスな理由はなんだろう。
 単に、警備が緩かっただけということもありえるだろうか、
 まあ、特別にフランスが反感買ってりゃ別だけど、
 
c.イスラムを冒涜したから
 フランスがイスラム過激派に憎まれてる固有の理由は、
 ある。
 大規模なデモをやったけど、
 アレはアレである意味戦う意思表明だから。
 
 
オレ、キリスト教徒じゃないし、
「いいね」って躊躇なくトリコロール掲げる気にはならない。
そこ自分の中でクリアしないで、クリックするのは安易過ぎないか。
 
 
断固戦う、フランスも支持する。
そう言って、あの三色やるなら、オレとは結論は違うけど、
その意思決定プロセスは納得できる。

が、
日本が戦争に与したら海外の邦人が狙われる的なこと言う人が、
三色には出来ないはずなんだが、
どうも、安易にクリックされたような気がしてならない。
 
 
 
安全に対するセンサーが壊れそうで、
日本に居ると。

いつもだったら、あれが自分であっても不思議ではない。
そういう風にニュースに接しているのに、
 
今は何処か遠い国の事のように聞こえる。
 
確かに、共感も安いけど、安全も安いよね日本。
もしかしたら、タダかもしれない。
信じられないコストパフォーマンス。

危機に対してリアリティ無い人に囲まれてたら、センサー狂うと気付く。
 
 
戦争が始まったら、ぼくは日本を、高知を捨てるでしょう
http://www.ikedahayato.com/2015117/42439544.html

候補の国は…特にイメージはありませんが、英語圏以外が面白い気がしています。なんとなくですけどね。ドイツとかオーストリアとかが素敵な気がします。まぁ、正直どこでも大丈夫です。そのとき行きたいところに行く、という流れになるでしょう。

 
すげえな、このバーチャル感。シアワセなんでしょうね。
 
日本が戦時下な時には、ドイツやオーストリアは安全なの?
当然事前にお金は逃がしてあるんだよね、
戦時下の国に向けてブログで収入得るのはキビシイでしょうから。
 
テロは戦争じゃないの?
内戦は戦争じゃないの?
日本人の戦争のイメージは先の大戦から止まっている。
「やあやあ我こそは」って、国と国同士が「これから戦争しましょう」と言うの?
 
のんきにサッカー観戦してるときに爆弾投げ込まれる現代に生きて。
それは突然やって来るし、始まってから逃げる準備したって遅い。
 
それと、残念なお知らせなんだが、
日本より、安全そうな国なかなか見つからない。

バンコクあたりじゃウイグル人の爆弾が破裂するかもしれないし、
バングラの田舎でも善良な日本のおじいちゃん殺される。
 
震災があろうと原発が壊れようとも、
安全に対してこんなにコスパ高いとこ、オレは見つけられていない。
それが心地良いかどうかは別にして。
 
だからさ、オレのセンサー壊れそう。この国に居ると。
 
 
 
やっぱ、日本で死にたくはない。
旅人でもね、最後は日本で死にたいって人多いの。
オレ、その感覚全然分かんなくって、
 
ま、何処でもいいけどさ、願わくば、、
自由に呼吸出来る場所で死にたい。最後くらいは。
 
安全にしか行使出来ない自由って息苦しいもの。
 
 
今日は、オフな日で、11月でも汗ばむ陽気。
気晴らしに海風に吹かれてみた。
[2015.11.17]

山口誓子の句碑があった。
 

皆田海岸というところ。
 
 
ああ、行ってみたいな他所の国。

11月でこの陽気なら、越冬出来るかもしれない。
 
 
海に出て、木枯らし帰るところなし。
 
 
 
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